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映画「真白の恋」の初日舞台挨拶と感想レビュー!ネタバレほぼなし。

2017/05/05

映画「真白の恋」初日舞台あいさつと感想

2017年2月11日、TOHOシネマズ ファボーレ富山で行われた、映画「真白の恋」の初日舞台挨拶に行ってきた。

舞台挨拶を見たのは人生初!

映画「真白の恋」を100倍楽しむための、監督・俳優・ロケ地・脚本など完全まとめ』の記事を書いてたら、見たくなったw

正直なところ「富山全面推しのクソ映画だったらどうしよ?」なんて思いもあって、全く期待せずに行ったんやけど、しっかりした話で「富山オールロケ」ってことを抜きにしてもかなり良かった☆

「真白の恋」はクラウドファンディングを利用したりして、ちょっと特殊な作られかたをしている映画だ。

映画「真白の恋」を100倍楽しむための、監督・俳優・ロケ地・脚本など完全まとめ』には、その制作背景や、登場人物、ロケ地などがまとめられている。これを読んでから映画を見た方が絶対に楽しめるはずだ。

とりあえず、人生初の舞台挨拶と、実際に映画「真白の恋」を見た感想をまとめてみた。

北川亜矢子さんの脚本が素晴らしい

昨今リスクの関係からか、原作が漫画や小説の映画が多いが「真白の恋」は、オリジナル原作だ。

北川亜矢子さんには、軽度の知的障害をもった弟がおられるようだ。

真白の恋の中で出てくる描写やセリフに、その経験が細かく描かれている。

北川さんは「障害者の話としてではなく、家族の話として見てほしい。」と話していたが、僕もマスコミによって変に「障害者の映画」にならないでほしいなと思った。

障害者を脚色していない

物語的に考えると、「障害者」をより「障害者っぽく」した方が「健常者」との違いがはっきり出てわかりやすくなるのに、真白の恋ではそれをしていない。

軽度の知的障害のある真白の、ありのままの姿が繊細にしっかりと描かれている。

「障害者」を前面に出してしまえば「障害者映画」として見られてしまうので、そうしたくなかったのかもしれない。

作品を見ているときから、それがこの映画の肝のような気がしていた。

そしたら「障害者の話ではなく、家族の話をして見てほしい」と、北川さんが舞台挨拶で話していたので妙に納得できた。

派手な脚色で障害者を描いていたら、少なくとも僕は「真白の恋」に好感を持たなかっただろう。

そこらへんのさじ加減としっかりした話の筋が、「さすがだなぁ」と思ってしまった。

親が子を想う気持ち

真白の恋は、「真白は障害者だから」と保護しようとする親に、僕ら視聴者がちょっとイラッとするように構成されている。

でもそれは「ただただ嫌な親」という描写ではなく、「親の愛情からそのような行動になっている」というのが、しっかりと伝わってくるから面白い。

タモリさんが「戦争がなくならないのは、愛があるからだ」と言っていたのを思い出した。

真白の恋で描かれる親子の関係から

「親は絶対に、子供が死ぬまでずっと守ることはできない」
「箱の中に入れて守ってるだけではダメ」
「魚を与えるより、釣り方を教える」

というようなことを考えさせられた。

年配の方、子供がおられる方は、何かしら考えさせられたのではないだろうか?

この引き込みかたが、巧みだ。

障害者が近くにいると刺激を受ける

北川亜矢子さんが舞台あいさつで、「今までの人生で一番影響を受けたのは、軽度の知的障害のある弟です」と話していた。

この言葉を聞いて、「みんなの学校」の木村泰子さんが以前話していたことを思い出した。

みんなの学校とは、障害のある人もみんなごちゃ混ぜの学校で、映画化もされている。

以前富山で『「みんなの学校」の上映と講演会』があり、その中で次のような話を聞いた。

障害者のいるクラスにいる生徒って、他の健常者ばかりのクラスと比べて成績が悪いと思いますか?

実は学力テストなどでは、健常者ばかりのクラスよりも成績がいいんです。

いきなり何かを大声で話して出て行ったりする子がクラスにいると、どうしても成績が落ちると思われるが、実はその逆なのだ。

この理由は、集中力がつくからなのか、様々な気配りができるようになるからなのか、詳しいことはよく分からない。

でも障害者が、周りの人に何かしらの大きな影響を与えている証拠にはなる。

僕たちは一人では生きていない、お互いに影響しあって生きているのだ。

「みんなの学校」上映会in富山に行ってきた

「みんなの学校」木村泰子さんの講演会in富山に行ってきた

障害者とは何なのか?

障害者って一体何なのだろうか?

障害者
身体障害、知的障害、精神障害(発達障害を含む)、その他の心身の機能の障害(以下「障害」と総称する) がある者であって、障害及び社会的障壁により継続的に日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける状態にあるもの。(Wikipedia)

一応このような定義があるようだが、私たちの心の中には、「障害者」ってレッテルだけで何かしらの特別視が入ってくるのではないだろうか?

それは「障害者だから優しくしよう」というプラスよりのものも、「障害者だから近づかんとこう」というマイナスなものもどちらもだ。

映画の中で次のような場面があった。

「何を持って障害というんですか?社会に適応できないというのなら、自分も障害者だ!」

個人的に結構刺さったセリフだ。

僕は社会不適合者なので、「その意味では、自分は障害者だな」なんてよく思っている。

「コミュニケーション能力の低い人」や「自己中な人」「わがままな人」「こだわりの強い人」とかだと「個性」となりうる。

しかし「障害」だけはどこまでいっても「障害」なのだ

これは人類の歴史からくるものなのだろうが、「障害」というものは根強い。

真白の恋は「障害」について、改めて考えさせてくれる。

オール富山ロケの良さ

富山が関連する番組や映画は、結構ある。

富山関連作品(映画・漫画等)一覧

でも全て富山で撮られた映画というのは、ほとんどないのではないだろうか?

今回の真白の恋を見ていて、いくつか感じたことがあった。

土地勘があるからのツっこめる

東京やその他都道府県、もしくはフィクションの映画では、土地勘がない。

地名が出てきても、それはあくまで自分には関係のないどこか遠く、作品の中だけのものとしか感じない。

でもオール富山ロケの映画「真白の恋」では、実名で富山の地名が出てくる。

新湊の内川周辺がメインのロケ地なのだが、作品の中で「呉羽山まで自転車の二人乗りで行く」という場面がある。

「いや、それ絶対無理だから!」
と心で思ったら、映画館内のみんなもそう思ったのだろう、ざわついていた。

僕の場合は、宮崎あおいを乗せていくのなら頑張れるかもしれないが、一般人をそこまでニケツで連れて行く気はさわさら起きない。

でもこの感覚って初めて感じたもので、個人的に面白かった。

富山という土地勘がある場所で、実名で地名が出るからこそ、作品の中にダイレクトで入り込める。

しかし、映画の中の話なのでリアルに考えすぎるのも考えもの。そこは臨機応変に作品の世界に入り込もう。

ロケ地を聖地巡礼する人に、チャリで新湊→呉羽山はおすすめしない。20kmくらいあるからw

立山を含め、景色が綺麗

大山町から見た立山連峰

真白の恋のロケ地は、基本的に射水市新湊の内川べりなのだが、呉羽山や立山も出てくる。

その景色がいちいちすごく綺麗。

ロケハンして綺麗な景色を使っているからと言ってしまえばそれまでなのだが、本当に綺麗なのだ。

四季があって雪が降るからこそ、4種類の景色が楽しめる。こんな贅沢なことは都会では味わえない。

真白の恋の中で、次のような場面があった。

「色んなことがどうでもよくなって、色んなことがどうでもよくなくなった。全部受け入れてもらった気がした。」

僕も最近になってよく山に登るのだが、よく考えると受け入れてもらいに行っているのかもしれない。社会不適合者だから...w

上の写真は、映画は関係なく僕がたまたま大山町で撮影したものだが、iPhone5Sの撮影でこれだけ綺麗なので、実際の綺麗さは想像で補ってほしい。

主題歌「真白の恋」が心にくる

映画「真白の恋」の劇音楽は、未知瑠さんが手がけている。スタジオジブリなどの音楽も担当している方だ。

主題歌の題名は映画と同じ「真白の恋」。
歌っているのは、山形麻美さん。

映画の途中でこの曲が流れてくると、一気に引き込まれる。

あまり多くの言葉を発しない真白の心を、この曲が代弁しているような錯覚におちいるのだ。

音楽の影響力はやはり大きい。ぜひ劇場の迫力のある音響で聞いてほしい。

未知瑠 -MICHIRU-

真白の恋の舞台挨拶の様子

映画「真白の恋」の監督と俳優

映画の舞台あいさつを見たのは、人生で初。

映画「真白の恋」の中にいた人物が、目の前にいるので新鮮な感覚。監督や出演した俳優から、リアルな話を聞けるのは貴重な体験だ。

ただ、MCは大変そうだった。

なんかちぐはぐな感じになったり、うまく話を引き出せなかったりだったけど、アドリブであれをやるにはかなりの経験を積む必要があるだろうなぁ。

出演者の初恋の話

舞台挨拶の最後にいきなりアドリブで出てきたのが、出演者の初恋の話。

主演の佐藤みゆき(真白役)さん、福地祐介(油井景一役)さん、岩井堂聖子(ゆきな役)のリアルな話を聞くことができた。

出演者はみんな仲が良いのが伝わってきて、話を聞いてる限りいい人ばかりだった。

あれが演技だったら怖いけどw

このようなリアルの空気を感じられるところは、舞台挨拶ならではだろう。

自主映画は想いが深く入る

監督の坂本欣弘さんの話を聞いていて、この「真白の恋」への想いが強く感じられた。

映画「真白の恋」は、最初は自主映画として撮影が始まった。つまり坂本欣弘監督が自分のポケットマネーで、撮りたいものを撮り始めたのだ。

クラウドファンディングでの資金調達など、様々な苦労を乗り越えてきた。

人に言われて撮っている作品ではなく、自分が撮りたいから撮っている映画。自分の本当にやりたいことに込められる想いは、かなり強い。

その想いが周りの人を巻き込む。その関係を見た気がした。

写真撮影、SNS拡散OK!

普通このような場での撮影はNGなようなのだが、今回は全面OKが出た。

そこらへんはさすがだなと思った。

SNSでここにいる観客に広告マンになってもらった方が、絶対的に映画が広まりやすい。

しかも普通は高い広告費を払って広めてもらうところを、みんな自ら無料で広めてくれるのだから使わない手はない。

クラウドファンディングで資金調達をして制作している映画だけあって、ここら辺は柔軟さがある。

「映画を広めてください」って言うだけいっといて、「撮影禁止」だったらちょっと興ざめするところだった。

まとめ

映画「真白の恋」は、オール富山ロケというだけでなく、作品として十分楽しめる。

真白の恋のいいところを色々とまとめてきたが、今回初めて映画を見て思ったのは、「岩井堂聖子さん好きかも!」だったw

マジで顔が小さくて綺麗なの。上の写真も岩井堂聖子さんが一番いい顔をしているのを選んだのは、ここだけの秘密だ。

というか、
佐藤みゆきさんも可愛らしいし、福地祐介さんも杉浦文紀さんもイケメン、原作の北川亜矢子さんも可愛らしい。

障害者とか健常者とか全て抜きにしても、「可愛いか」「綺麗か」「イケメンか」という見た目の影響はデカいよなぁ。

なんて、根も葉もないこともしみじみ思ったのでしたw

フルスクリーンで、ゆきな役の岩井堂聖子さんを見に行こう!僕は結構タイプです☆

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