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富山県の商店街でインターン募集!面白い試みだけど不安も...

富山県の商店街でインターン募集!

8/10の中日新聞WEBに、「商店街再生に若い力 県、インターン募集へ」というタイトルで記事が載っていた。

富山県が商店街の活性化のために、首都圏の若者を中心に、県内の商店街で職業体験をする「商店街活性化インターン」を9月上旬から募集するというものだ。

県商業まちづくり課(そんな課があるんやね...)によると、富山県内には156の商店街があるそうだ。そのうち100の商店街を対象にした調査では、約半数が「後継者不足」を問題として挙げられたよう。それをなんとか解消したいという目的の元にこのようなインターンが行われるのだろう。

記事によると、
『インターンの募集と企画は、社会人向けの企業インターンなどを手掛ける「仕事旅行社」(東京)に委託して実施する。対象は大学生、職業体験や移住などに興味がある若者。後継者がいない銭湯、文房具屋、居酒屋の各店舗で実際の仕事を体験する短期(一日間)と、町商工会でイベントなどを企画・運営する長期(2カ月間)の2コースを用意する。』とある。

実際にインターンを受け入れるのは、入善町商店街。

結構面白そうな試みだけど、偏見を持った僕個人としては不安要素がいくつかあるので整理してみた。

なぜ県外の人を中心にするのか?

中日新聞の記事だけでは詳しいところはよく分からないが、確かに「首都圏の若者を中心に」とある。

今回の目的が、「商店街の後継者不足の解消」なのであれば、首都圏の若者を中心にする理由がない。そんな垣根をなしに募集した方が筋が通っている。富山県内でも、商店街の活動に興味を持っていて体験したいという若者は少なからずいるはずだ。

「どうせならUターン、Iターンに絡めてやろう」的な思惑を感じてしまうのは、僕だけだろうか...?

なぜ東京の企業に委託するのか?

山崎亮(コミュニティデザイン)講演会で感じた「まちづくりの11個のポイント」』など、地域おこしや地方創生の話を聞きに行くとよく出てくるのが、「首都圏のコンサル」という言葉だ。

このワードは失敗例として出てくることが多いのだが、富山のことをやろうというのに、なぜ「首都圏の企業」なのだろうか?

失敗例として僕が聞いているのは、富山のことや地元の人のことが全然分かってない状態での企画で、契約期間が終われば成果がどうあれお金をもらってそのまま首都圏へ帰ってしまって終わりというもの。もちろんそのお金は、税金で誰かが直接的に痛手を負うわけではなく、誰の責任かも分からずそのまま消えていく。

どこかに委託してしまって「あとはよろしく」が楽なのは分かるが、そもそも地域おこしについての成功事例って、首都圏にそんなにあるのだろうか?もしあったとしても、主体である自分達自身が覚悟を持って行わないと、本当の意味での成功はありえない。

取り越し苦労で終わって欲しいが、「町おこし」+「東京の企業」は、失敗のフラグとして思えない...。

インターンの内容はどのようなものなのか?

この商店街活性化インターンの企画は、インターンの内容が鍵を握るといっても過言ではない。

実際の作業も大切だが、ただの商店街のお手伝いだけだったらわざわざインターンをする必要がない。そんなのそこらでバイトをすればいいだけだ。

1店舗だけでなく商店街全体や富山の街中の流れを体験して、若者の視点から「どんな解決策があるか」というアイデア出しから、その実践にまでいかないとほとんど意味はないだろう。

でも記事を読む限りコースは2通りで、短期(1日)と長期(2ヶ月)だけらしい。そもそも短期の1日の人の交通費までこちらで負担するのだろうか?北陸新幹線の東京往復で一人当たり約25000円。もしそれも税金負担なら、そのお金はもっと別のことに使った方がいいように思う。

受け入れる商店街への教育は?

このようなインターンは、受け入れる側の姿勢がめちゃくちゃ大事だと思う。募集と企画を手がける東京の企業は、そこまで出来ているのだろうか?

そもそも自分達でどうにもならなかった問題が、東京の企業の企画と税金ですぐにどうにかなるってことは、ほぼないだろう。

受け入れる商店街の人々は、若者が出す意見や、そもそも若者に意見を出させるような工夫や体勢をこの短期間に作れるのだろうか?

今の若者の意見や行動は、ハッキリいって今の年配の人には理解しがたい部分が多い。僕も正直、時代の流れの早さにビックリすることが多い。

そんな理解しがたい若者を上手く受け入れられるかどうかが、この企画のかなり重要なポイントになることは間違いない。

今までずっとやってきてダメだった行動や思考を、このインターンですんなりと変えられるほど、切羽詰まった状況なのだろうか?

まとめ

今まで街づくりの話を何度か聞いてきたが、役所のやることに僕はかなり偏見がある。

本気で何かに挑戦することに対しては、失敗しても全然OKだと思う。

でも今回の商店街活性化インターンは、記事だけの情報ではどこまで本気か分からない。東京の企業にお任せしている感じがちょっと嫌な予感しかしない...。

大成功して、「俺の意見なんて単なる偏見だったぁ」で終わって欲しい。

そもそもこの企画にどれくらいの応募があるか、どんなHPが出来上がってきて、どんな風に進行していくのかにも興味がある。少し注視してみたい。

アドセンス

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