なくてもいいけど、あったらいいもの。

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えんとつ町のプペル展をPRしようとすると意外と難しい。

展示会やトークショーというものは、旅行と同じで、確実に必要なものではない。

人がお金や時間を使うこととは?

僕たちは、生命の維持には確実にお金を使う。

例えば食べ物や医療、住居といったものだ。これらのものは、ないと命に関わってくるので最優先事項だ。

マズローの欲求5段階説でいえば、低次の欲求とされる「生理的欲求」「安全欲求」といったものだ。

これは「ないといけないもの」なので、お金を使う理由としてとても分かりやすい。

では、一方で展示会やトークショー、旅行といったものは、どうなのだろうか?

なくてもいいけど、あったらいいもの

今回僕たちが企画している「えんとつ町のプペル展」や「西野亮廣トークショー」は、それがなかったからといって、生命に危機が及ぶ類のものではない。

旅行なんかもそうで、旅行に行かなかったら死ぬなんてことはありえない。

マズローの欲求5段階説でいえば、最上級に位置される「自己実現欲求」にあたる。

これは金銭的な余裕がなければ、一番に削られる予算だろう。借金をしてまで旅行に行く人はほとんどいないはずだ。

そして、お金に余裕があっても精神的な余裕がなければ、実現しないものでもある。どんなにお金持ちでも老後が不安でなかなかお金を使えないのは、精神的な理由だと言える。

楽しく生きるためには、余分なものが必要

家計簿をつけていると、その大半は食費や家賃などだという人は結構多いと思う。

最低限の食費などの生活費があれば生きていける。でも、やっぱり「それじゃあつまらん」って瞬間がおとずれる。

友達と酒を飲みながら話をしたいし、生活圏から離れた土地を旅行したいし、ファッションにもお金を使いたいし、綺麗なものや素晴らしいものを直に見てみたい。そんな欲求は確実にある。

まとめ

旅をするとき、目的地に最短距離で着くのもいいが、道に迷ったときに見た景色や出会った人がすごく印象に残ることが多い。

これは旅や旅行だけじゃなくて、人生に置き換えても同じことが言えるのではないかと思っている。

生きていくための最低限は守りつつ、その他のお金や時間を何に使うか?

人生の楽しさって、最低限の部分の上にある余分な装飾といえるものの影響力がすごく強いのではないだろうか?

富山県内各地で開催する、えんとつ町のプペル展は人生に必須のものではないけども、各土地で出会う人や風景、西野亮廣さんの話す言葉が、人生に何かしらの装飾を施してくれる気がする。

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