どんな転職サイトを利用するのが一番いいのでしょうか?
転職をするときに必ずといっていいほど利用するのが転職サイト。
しかし同じ「転職サイト」と言われていても、大きく分けて次の2種類のタイプがあります。
- 通常タイプの転職サイト
- エージェントタイプの転職サイト
この2つの転職サイトのタイプは、キチンと理解しておかないとかなり損です!
転職活動前に、両者の違いと特徴、メリット・デメリットをしっかり把握しておきましょう。
転職サイトの種類と特徴
- 通常タイプの転職サイト
- エージェントタイプの転職サイト
転職サイトはこのような2タイプに大きく分けられます。
例えば大手でいうと「リクナビNEXTとリクルートエージェント」「マイナビ転職とマイナビ転職エージェント」などがあります。
黄色マーカーがいわゆる通常の転職サイト、赤マーカーが転職エージェントサイトと呼ばれる転職サイトです。それぞれにどのような特徴があるのでしょうか?
その違いや特徴を比較してみましょう!
通常タイプの転職サイト
- 応募できる企業や仕事は多い
- 多くの仕事の選択肢から自分で選ぶ判断力が必要
- 自分自身で動かないと何も進まない
通常タイプの転職サイトは就活サイトと同じで、自分の情報を登録してからみずから気になる企業や仕事を探して申し込むサイトです。
職種や業界、給料や待遇、転勤の可能性、残業時間など様々な検索項目を利用して、気にいる仕事や企業を探していきます。職種や勤務地などによって数は変わりますが、かなり多くの企業や仕事を見ることができます。
ただし、自分自身で能動的に就職先を探さなければなりません。誰かが探してくれるわけではないので、自分が動かないと何も進みません。
また仕事や企業の選択肢が多いので、自分の中で仕事探しの軸をしっかり決めておかないと色々とブレてしまう恐れもあります。
自分が何を大切にして仕事を探すのか、自分の何を活かせるのかなどしっかりと分析しておく必要があります。
代表的な転職サイト
- [st_af name=”r-navi”]
- マイナビ転職
- [st_af name=”doda”]
エージェントタイプの転職サイト
- 面談や面接が必要
- エージェントが就職先を提案してくれる
- 給料が高めの仕事が多い
- 登録されている求人は通常タイプの数倍多い(非公開求人が大半)
エージェントタイプの転職サイトは通常タイプとは違い、自分の情報を登録すると担当者が自分に合いそうな就職先を見つけて提案してくれます。
そのため、登録時に担当の転職代理人と直接または電話などで面談をして自分の希望を伝えておく必要があります。
ここの話し合いをしっかりしておけば、あなたが動けない時もエージェントが代わりに動いてくれます。在職中に自分一人で転職先を探すのはかなり大変なので、エージェントが代わりに色々動いて段取りしてくれるのはかなり助かります。
また担当エージェントはかなりの数の企業の内情を知っているので、あなた自身では調べられないような知識や情報を与えてくれます。自分では絶対探し出せないような仕事や企業を提案してくれたりします。
代表的なエージェントサイト
- [st_af name=”r-agent”]
- [st_af name=”m-agent”]
- [st_af name=”doda”]
求人を出す企業側からみた転職サイト
今までは、転職希望者の目線で通常の転職サイトとエージェントタイプの転職サイトの違いを説明しました。
求人を出す企業側の目線に立って考えるとより理解が深まります。
通常タイプの転職サイト
通常タイプの転職サイトは、求人情報を載せただけで費用が発生することがほとんどです。
応募があるかないかに関係なく、求人を出した企業側に費用が発生します。
エージェントタイプの転職サイトに比べると1回の掲載料金は格安ですが、全然応募者が来ないということもあります。
企業の採用担当者は「予算いくら以内に◯人採用できればよい」という思考です。
そして通常の転職サイトは不特定多数に情報を公開するので、採用する人材に対して特別大きな期待はかけていないことが多いです。
あなたがもし社長だったら、自分の会社の大事なポジションを担う人材を不特定多数から選びますか? ある程度の実績と人柄が分かっている人を採用した方が採用にかける時間も費用もかからないので、会社にとってもプラスだとお思いませんか?
つまり全てではないですが、
通常の転職サイトでは給料が高くて重要なポジションの募集は少ないです。
エージェントタイプの転職サイト
エージェントタイプの転職サイトは、企業側は求人情報を載せる際に費用は発生しません。いい転職者が採用できたときに、その転職者の年収の30%ほどを成功報酬として支払うという契約です。
例えば年収1000万円の人を採用した場合は、約300万円をエージェント会社に支払います。通常の転職サイトへの掲載は数万円からできるのに対して、転職エージェントへの成功報酬はかなり高いです。
そして転職エージェントサイトの求人の7~8割が非公開求人。
重要なポジションの採用を公開してしまうと、同業他社などに戦略がバレてしまうリスクがあるので非公開にします。
つまり企業が転職エージェントを利用するのは、
適当な人が欲しいときではなく、高い成功報酬を支払ってでも重要なポジションの人が欲しいときです。
裏返すと、転職エージェントサイトに出てくる求人は給料が高い重要なポジションの仕事だということになります。
どっちのタイプの転職サイトを使えばいいのか?
ここまで通常タイプの転職サイトとエージェントタイプの転職サイトの違いや特徴について説明してきました。
では、
どっちのタイプの転職サイトを利用すればいいのでしょうか?
答えは両方です!
どちらかに偏って転職先を探すと仕事や企業の可能性が狭まってしまいます。
エージェントタイプの転職サイトに登録しながら、時間のあるときには通常の転職サイトに載っている求人を自分でもチェックする。
傾向としてエージェントサイトには、給料の高い求人が多く出ます。しかし実際は企業の資金力などにより、エージェントタイプの転職サイトを使えない企業、あえて通常の転職サイトで募集をかける企業など、様々あります。
転職サイトには、登録したキーワードで新しい求人が出たときに知らせてくれる機能もあります。うまく利用していい求人情報を逃さないようにしましょう!
まとめ
通常の転職サイトと、エージェントタイプの転職サイトの違い。
ざっくりいうと、
転職代理人のサポートがつくかどうか、給料の高い仕事が多いかどうか、非公開求人があるかどうか。
求人を出す企業側の視点に立って考えても、それぞれのサイトがどのように使われて、どのような求人が集まりやすいかが分かりました。
中でも転職代理人にサポートしてもらえるかどうかは、条件のよい転職先を探すために必須といえます!
転職希望者は、エージェントタイプの転職サイトを利用しつつ通常の転職サイトで自分でもいい求人募集がないかを探すのが、もっとも効率的で成功率が高い転職方法です。
可能性が高い方法で、転職の成功を目指しましょう☆
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