子供たちがあるがままでいられる地域をつくりたい!!
ふじのキッズシアター未来への種まきプロジェクトの「未来の種」が富山へも飛んできた。
未来への種まきプロジェクト
子どもたちの表現活動を通した「居場所」づくり。相模原市緑区藤野地区を拠点に活動。さまざまな表現活動を通して、子どもたちひとりひとりがありのままでいられる「心の居場所」をつくることがミッション
富山県魚津市で、プロデューサーの柳田ありすさんが「あるがままでいいんだよ」お話会を開催。子育て中の母親、保育園の先生方が参加し、共感を得たことで、実行委員会が結成されて富山で上映されることとなった。
東京以外での上映は初とのことで、富山の子供への想いの強さがわかって嬉しい。
そして富山には、みんなを巻き込んで上映会を企画してしまうパワフルな人材がまだまだいる。それもまた個人的に嬉しい。
人と人が繋がって、多くのプラスの連鎖が生まれるこの流れを繋げて富山がもっといいところになるといい。
藍色少年少女
「保養活動」として福島の子供を招致する町で暮らす少年と福島から来た少女は、舞台『幸せの青い鳥』の主役に抜擢された事から実際に「青い鳥」を探し始める。旅の途中で人生の綻びを抱えた者達に出逢っていく二人は、ありったけの力を使って全ての人々の心を救済しようと疾走していく。そして少年少女は自分達だけの「青い鳥」を手に入れる…。
サンダンス NHK 国際映像作家賞グランプリ受賞監督、倉田健次が自然豊かな山里を舞台に撮った作品。「子どもたちから大人へのメッセージ」を実話を背景に鮮烈に描き出した。また子どもたちの演技もあるがままで素人とは思えないほど素晴らしく、魂を揺さぶる感動の作品に仕上がったようだ。
監督からのメッセージ
今、日本に住む我々が学ぶべきは、姿なき絶望よりも、 曇りない子どもの心が描く未来の姿だと私は思っております。
初めて藤野の地に降り立った時、私は豊かな自然に囲まれた藤野の大地を、誰かの為に命を掛けて疾走する少年の姿を夢想しました。
この「藍色少年少女」では、芸術家が多く在住し福島の子どもたちと「保養活動」を通して触れ合う藤野町を舞台に、純真な少年少女が幸せの象徴である「青い鳥」を探して周囲に働きかけ、かつて子どもであったはずの大人たちの心を揺り動かしていきながら、「ほんとうの幸い」とはなんたるかを追い求める姿を描いていきます。これは未来の子どもたちへの応援メッセージというだけでなく、大人たちへの再びの目覚めともなると信じております。
人と人が出会い、そこから人を巻き込むエネルギーが生まれて決まった今回の上映会。
そこには、人の心を動かす強い力がある。それを感じとって周りの人に繋げていってほしい。
この時代にモノクロの映画というのも珍しく、雰囲気がある。とても気になる映画だ。
DVDにもなっていないので、簡単には見られない。
少しでも興味を持った方はこの機会にぜひ見に行こう!