このポスターの写真、絶対合成だと思ったのですがジオラマなのですね!写真でこのクオリティなら実際はどんなものなのかすごく気になります。
ところでジオラマや箱庭ってご存知でしょうか?今時の子は知っているのですかね?私自身は、ドラえもんの中でのび太が作っているか、スネ夫が自慢をしている印象しかありません…。もちろん実物も見たことがありません。
ジオラマ
展示物とその周辺環境・背景を立体的に表現する方法で、縮尺模型での作品展示方法の一つ
箱庭
浅い箱に土砂を入れ、家・橋などの模型を置いたり小さい木を植えたりして、山水の景色や庭園をかたどったもの。
細かい定義などを調べるときっと違いはあるのでしょうが、ようするに「現実の世界を小さい模型で表現した模型」というような理解で大丈夫でしょう。
ところでこの展示会のタイトルで、もう一つどうしてもきになることがありますよね?
アラーキー???
情景師アラーキーとは
1969年東京生まれ、東京都在住。幼少の頃教わった「箱庭づくり」と、特撮映画の影響で模型に興味を持ち、プラモデル三昧の少年時代を過ごす。中学生時代に本格的に始めたジオラマづくりにハマり、各種模型コンテストに出品し腕を磨く。ものづくりの楽しさを生業とすることを決心し、大学では工業デザインを学び、家電メーカーにプロダクトデザイナーとして入社。サラリーマンをしながら、ジオラマ作家として活動を続ける。30代前半でのコンテスト受賞をきっかけに、各種模型雑誌からの依頼を受けジオラマ作品を多数発表。2014年にネットで拡散した作品が、「リアルすぎるジオラマ」としてメディアで大きな反響を呼ぶ。2015年には、初の著書『すごい!ジオラマ』が話題に。同年にフリーとなり、ジオラマの世界で幅広く活躍中。
ざっと読んだ印象では、すごく細かい作業が好きで凝り性なのだろうなと(勝手に想像…)。
話はちょっと変わりますが、あなたはプラモデルを作ったことがありますか?有名なところでいうとガンプラ。城や戦車、戦艦、戦闘機など豊富な種類のプラモデルがあります。この記事を書いていて思い出したのですが、私は中学時代プラモデルクラブでしたw
既製品は型があってそれを綺麗に切って作っていくのですが、それでも完成までに簡単なものでも数時間かかるのですよ。色まで塗ると完全に数日作業になるのです。
アラーキーさんの場合、何を作るか自分で考えて、それに必要なパーツを全部自分で作って、さらにめちゃくちゃリアルに色まで塗ります。
これは想像しただけで、相当な時間と手間がかかるわけで、一作品作るのに確実に数ヶ月はかかっているでしょう。下手したら年単位かかっていたりするのでは…?
それがこの展示会ではなんと過去最大規模の50作品!!
このような細かい作品に興味がある人は必見。元プラモデルクラブの人も、子供が細かいもの好きって人も楽しめるのではないでしょうか?