少し話は逸れますが、「学校」と言えば、山田洋次監督の「学校シリーズ」が思い浮かぶ。夜間学校で様々な歳や性格の人がクラスに集まる。そこから生まれるハプニングや出来事が、心を強く動かす。とてもおすすめの映画なので気になる方はレンタルして見てください。
この映画も似たような響きでとても気になる。予告編を見てみると似たような空気があるが、もっとリアルな印象を受ける。何か新しい気づきをくれるような雰囲気が漂っている。いつでも上映されるわけではないので、この機会にぜひ見たい!
学校について思うこと
「学校」って、今思うとすごい空間だ。
例えば小学校では、その校下に住む同い年の子供たちがほぼ強制的に通うことになる。男も女も大きい子も小さい子も変わった子も優秀な子も全てごちゃまぜで、クラスに入れられる。
そこから、ケンカや友情や恋愛やイジメや強調や破壊や逃走、様々なものが生まれる。いい思い出も悪い思い出もたくさん生まれる。
大人になってしまうと基本的には好きな人や合う人だけを選べるので、そのようなカオスな状況は起こらない。もちろん楽でいいのだが、学校に通っていたときのようには、多くのものは生まれにくい。その原因は、学校が期限つきだからだという理由もあるかもしれない。期限を設ければ、何かしらの成果が生まれるからだ。
しかし、それだけの理由ではない気がしている。やっぱり学校というものは、きっと何か特別な空間なのだ。
木村泰子さん(大空小学校初代校長)の講演会も
富山の上映会では、この映画のモデルとなった大空小学校初代校長の木村泰子さんの講演会も開かれる。
先ほど書いたように、学校は半分強制的に行かされるためにいい面もあるが、もちろんそれが合わなくて不登校になる子供も当然いる。しかし大空小学校へは、全国各地から支援を必要とする子どもたちが数多く引っ越してくる。それはなぜなのか?実際の現場ではどのようなことが行われているのか、どのような思いで学校をまとめていたのか、聞いてみたいことは山ほどある。
講演会は13時から(映画鑑賞の方は無料)。ぜひこの貴重な機会を見逃さないでほしい。
「みんなの学校」公式サイト