富山県で開催される「第68回全国植樹祭とやま2017 かがやいて 水・空・緑のハーモニー」。
これは一体どんなイベントなのだろうか?なぜここまで騒がれているのだろうか?
全国植樹祭について、ちょっと調べてまとめてみた。
全国植樹祭とは
全国植樹祭とは、森林や緑化に対する国民の理解を深めるために、毎年春に開催される国土緑化運動の中心的行事だ。
天皇皇后両陛下のほか、県内外から多くの方々が参加し、式典行事や記念植樹が行われる。
富山県では昭和44年5月に砺波市の頼成(県民公園頼成の森)で開催された第20回大会以来で、48年ぶり2回目の開催だ。
富山でこれだけ騒がれるのは、天皇皇后両陛下が来るからだ。ヘリが飛んでたり、警察が隣県から召集されたり、交通規制がしかれたりと、富山県内はかなり慌ただしくなっている。
第68回全国植樹祭の概要
全国植樹祭とやまの内容は、大きく分けて「式典行事」と「植樹行事」の2つだ。
式典行事
全国植樹祭の式典は、魚津桃山運動公園で行われる。
植樹会場
植樹行事は参加者による記念植樹で、次の7つの会場で行われる。
・魚津桃山運動公園
・朝日赤川(朝日町)
・入善五十里(入善町)
・黒部田籾(黒部市)
・魚津三ケ(魚津市)
・滑川運動公園(滑川市)
・丸山総合公園(上市町)
全国植樹祭の開催規模
7500人程度
天皇皇后両陛下は何を植樹するのか?
植樹と一言で言っても、お手植え・お手播きとがあって、天皇陛下と皇后陛下で内容がそれぞれ違うようだ。
天皇陛下
お手植え樹種
・タテヤマスギ
・コシノヒガン
・ヒメコマツ
お手播き
・エドヒガン
・タブノキ
皇后陛下
お手植え樹種
・コシノフユザクラ
・キタコブシ
・ホオノキ
お手播き
・ヤマザクラ
・マルバマンサク
全国植樹祭とやまは誰でも参加できるの?
全国植樹祭とやまには、基本的に一般人は参加できない。
ただ2016年の10/1〜11/20まで約800名の応募者を募っていたので、そこに応募した人は参加することができる。
参加者は、式典行事に参加できるほか、記念植樹を行うこともできるようだ。また富山県産の食材を盛り込んだ「大会オリジナル弁当」と「大会記念品」も貰えるらしい。
だが、もう応募はとっくに締め切られているので、そのときに応募しなかった人はテレビなどで見るしかない。
関連イベント
2016年の応募期間に応募しなかった人や、抽選に漏れた人は、直接イベントに参加することはできないが、サテライト会場で全国植樹祭を体感することができる。
サテライト会場の場所
全国植樹祭とやまのサテライト会場は、魚津市の「海の駅 蜃気楼」だ。
魚津の朝市や、苗木の無料配布、魚津湾クルーズやグルメコーナーなどのイベントが開催される。
個人的は、人数限定だが無料で体験できる「魚津湾クルーズ」がちょっと気になる。
交通規制
天皇皇后両陛下が富山に来るということは、かなりの警備がされる。そして当然のように交通規制もある。
しかも天皇皇后両陛下が富山に来るのは前日の5/27(土)からなので、全国植樹祭が開催される5/28だけでなく、5/27~29は富山県内の各地で交通規制がある。
どこかへ出かける予定のある人は、交通規制の範囲を一応頭に入れておいた方がいい。
高岡市・射水市内の交通規制
5/27(土)13:00~15:30
富山市内の交通規制
5/27(土)15:00~16:00
5/28(日)9:30~10:30、16:30~17:30
5/29(月)10:00~14:30
魚津市・黒部市内の交通規制
5/28(日)10:00~16:30
高速道路の交通規制
5/27(土)
北陸自動車道(下り)
小矢部砺波JCT〜富山IC
14:30~16:00
5/28(日)
北陸自動車道(下り)
高岡砺波スマートIC〜魚津IC
9:30~10:30
北陸自動車道(上り)
朝日IC〜富山IC
15:30~17:00
5/29(月)
北陸自動車道(上り・下り)
富山ICから一般道の流出規制
13:00~14:00(時間内の約10分間)
まとめ
ニュースなどを見ていると、天皇皇后陛下は富山市中心部のANAホテルに泊まって、富山県美術館などにも行くようだ。
28日の魚津方面だけではなく、27日の富山市内もできれば近づきたくないところだ。
犯罪者もこの日は富山では何も起こさない方がいいだろう。
家で『アマゾンプライムビデオ』でも見ながら、のんびりしていようかなぁ。