毎年恒例のイベント、富山デザインフェア2018が9/28(金)〜9/30(日)の期間で開催される。
僕は昨年その存在を知ったんだけど、今年でもう22回目の長期的に続いているイベントだ。
2018年度の富山デザインフェアのキャッチコピーは「ハズレなし。」
毎年結構斬新なキャッチコピーにしてくるなぁと思っていたが、今年はその中でも結構思い切った感じがするw
そのコピーと共に描かれるビジュアルは、食べかけのアイスから顔を出す「アタリ」のアイス棒。小さい頃に食べたダブルソーダの当たり棒が思い浮かんだ。
どこに委託して作ってもらってんのか、気になるなぁ…。
富山デザインフェア2018のイベント内容について、ちょっとまとめてみた。
▼過去の富山デザインフェアの情報
富山デザインフェアの目的
デザインの多様化・高度化傾向にある今日、商業デザインジャンルを中心とした創造性豊かな国内作品や県内作品を一堂に展示し、広く一般や企業の方にデザインについての理解を深めてもらい、デザインの振興を図るものです。
富山市のHPには、このように記されている。
富山デザインフェア2018の会場と内容
会場は大きく分けて次の2つ。
- 富山市民プラザ
- デザインサロン富山
富山市民プラザ内では、2つの展示室を利用して展示が行われる形。
それぞれの会場についてイベント内容をまとめてみた。
富山デザインフェア(富山市民プラザ会場)
2つの展示室を利用して多くのイベントが開催されることから、富山市民プラザの会場がメインと考えておいて間違いはない。
2Fの「アトリウム」「アートギャラリー」で、次のようにイベント内容が異なる。
(第1会場)市民プラザ アトリウム
【2018 TOYAMA ADC展】
富山県内の広告デザイン制作に携わるクリエイターによる今年度の入賞・入選作品の展示。
ADCはアートディレクターズクラブの略。
富山のアートディレクターズクラブが主催するデザインコンペの受賞者の作品が展示される。
つまり、富山で「この広告のデザインすごいじゃん」って評価された広告がたくさん見れるってことだ。
どんな広告が評価されているのか気になるところ。人や企業の想いが詰まった優秀な広告を一度にたくさん見られるのは、結構ありがたい。
(第2会場)市民プラザ アートギャラリー
この会場では多くの作品展が開催される。
日常生活ではなかなか実感できないけど、富山だけでもこれだけ多くのデザイン広告が作られているということだ。改めて実感…。
日本パッケージデザイン展2018とやま
・(公社)日本パッケージデザイン協会北陸地区会員作品展
・パッケージデザインコンペティション作品展
・富山県内パッケージデザイン作品展
【ICHIMATSU BINARY展】
平和紙業株式会社のファンシーペーパー「ICIMATSU」を中心に展示。
【第40回北日本新聞広告賞入賞作品展】
北日本新聞紙上に掲載された広告の中から審査によって選ばれた入賞作品を展示。
【第12回全広連鈴木三郎助地域キャンペーン大賞・クリエイティブ大賞入賞作品展】
全国各地の広告協会から推薦され入賞した作品の展示。
【第25回とやまクリエーター大賞作品展】
新聞広告やテレビCM、屋外広告物など各メディアを活用し、地域社会に貢献したクリエーターの作品展示。
【ディスプレイデザイン賞2018作品展】
全国から公募されたイベントや店舗ディスプレイデザインの入賞作品の展示。
【第71回広告電通賞入賞作品展】
全国から公募されたポスター、新聞広告、雑誌広告、テレビコマーシャル等の入賞作品を展示。
【景観広告とやま賞入選作品展】
周辺景観に調和・配慮された屋外広告物の写真展示。
富山デザインフェア(デザインサロン富山会場)
世界ポスタートリエンナーレトヤマ ポスターコレクション展
富山ポスタートリエンナーレトヤマのコマーシャルポスターの展示
富山県美術館では、チームラボが手がけたデジタルインフォメーションウォールで、タッチパネルでデジタル化されたポスターを見ることができる。富山デザインフェアでは、実物のポスターを見ることができる。
富山県美術館オープン!総工費、施設、駐車場、アクセス情報などまとめ
デザインサロン富山の場所
デザインサロン富山って、いまだにどこにあるのか聞いただけではパッと思いつかない施設…w
どこにあるんだ??って思った人は、僕だけではないはず!
富山市のサイトに地図が載っていた。これを参考にしてほしい。
デザインサロン富山
住所:富山市中央通り2丁目3-22 中教院モルティ1階
開館時間:10:00~18:00
定休日:日曜、月曜、年末年始(12/28~1/3)
電話番号:076-422-6078
デザインスクール2018
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デザインスクールとは?
デザイナーを志望する学生を対象に、1日限りの特別授業が行われる。
講師を勤めるのは、グラフィック・パッケージデザイン界の第一線で活躍するクリエイター。テーマを通じて、参加者と講師が互いに意見をかわしながら、デザインについて実践的に学ぶ。
1日限定のデザインスクールだが、参加無料で一線で活躍しているデザイナーの話が聞けて実践的に学べるのはありがたい!
事前に申し込みが必要だが、デザイナー志望の人やスキルアップを目指す人にとっては貴重な機会だ。
デザインスクールの講師
TOYAMA ADC
羽田純氏(ROLE/アートディレクター)
越川広喜氏(株式会社バランス/アートディレクター・グラフィックデザイナー)
JPDA
原井繁氏(朝日印刷株式会社 製品企画部部長/JPDA個人会員)
川淵満氏(富山スガキ株式会社 企画制作部企画デザイン課長・デザインプロデューサー/JPDA法人会員)
デザインセミナー2018
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昨年は「楽しいアートディレクション」というテーマのセミナーだったんだけど、今年は特にテーマなどは記載されていない。
どんな内容になるのか分からないけど、この謎のチラシのデザインからして結構面白い内容なんじゃないかと期待が湧き上がる。
入場無料・予約不要なので、興味本位で覗いてみるのもありなのでは!?
まとめ
富山県は全国的にも誇れるような富山県美術館ができたり、「美術」や「デザイン」に力を入れている。
デザインというのは一部の特別な人にしか関係がないようなイメージが少なからずある。しかし意識していないだけで、デザインは日常にあふれている。チラシ一つとっても、「見にくい」とか、「分かりやすい」とか、そのデザインによって伝わってくる印象が全然違う。
「作り手は何を考えてこうしたのか?」というように、視点を変えて見ると気づきがあって面白い。
年に一回のせっかくの機会。デザインに触れ合えるイベント、気軽に覗いてみてはどうだろうか?
2017年の富山デザインフェアについては、「次のページへ」から。