富山デザインフェア2017が9/29〜10/1の期間で開催される。
僕は昨年その存在を知ったんだけど、今年でもう21回目の長期的に続いているイベントだ。
2017年度、富山デザインフェアのキャッチコピーは「いいデザインは、いい景色だ」
勢いと迫力のある「富山」の文字に、山から景色を眺める人とこのキャッチコピー。なかなかにおもしろい。
昨年のブリのポスターと「大人になりました。脂ものりました。」のキャッチコピーも結構好き。
どこに委託して作ってもらってんのか、気になるなぁ…。
富山デザインフェア2017のイベント内容について、ちょっとまとめてみた。
富山デザインフェアの目的
デザインの多様化・高度化傾向にある今日、商業デザインジャンルを中心とした創造性豊かな国内作品や県内作品を一堂に展示し、広く一般や企業の方にデザインについての理解を深めてもらい、デザインの振興を図るものです。
富山市のHPには、このように書かれている。
富山デザインフェア2017の会場と内容
会場は、大きく分けて2つ。富山市民プラザとデザインサロン富山。
さらに富山市民プラザ内では、2つの展示室で展示が行われる形だ。それぞれの会場について、イベント内容をまとめてみた。
富山デザインフェア(富山市民プラザ会場)
富山市民プラザの会場がメインといって間違いない。
2Fのアトリウムとアートギャラリーで、イベント内容が異なるのでチェックしておこう。
市民プラザ2階 アトリウム
【2017 TOYAMA ADC展】
富山県内の広告デザイン制作に携わるクリエイターによる今年度の入賞・入選作品の展示。
ADCとは、アートディレクターズクラブの略。富山のアートディレクターズクラブが主催するデザインコンペの受賞者の作品が展示される。
つまり富山で「この広告のデザインすごいじゃん」って評価された広告が、たくさん見れるってことだ。
どんな広告が評価されているのか、気になるところだ。人や企業の想いが詰まった優秀な広告を、一度にたくさん見られるのは結構ありがたい。
市民プラザ2階 アートギャラリー
この会場では作品展がめっちゃいっぱいw
なかなか気づきにくいけど、富山だけでもこれだけ沢山のデザインされた広告などが作られているということだ。改めて実感。
日本パッケージデザイン展
・日本パッケージデザイン大賞2017入賞作品展
・パッケージデザインコンペティション作品展
・富山県内パッケージデザイン作品展
【PAPERVISION Headwaters展】
様々な視点でデザイン・展示されてきたファンシーペーパーの源流とこれからの可能性を展示。
【第39回北日本新聞広告賞入賞作品展】
北日本新聞紙上に掲載された広告の中から審査によって選ばれた入賞作品を展示。
【第11回全広連鈴木三郎助地域キャンペーン大賞・クリエイティブ大賞入賞作品展】
全国各地の広告協会から推薦され入賞した作品の展示。
【第24回とやまクリエーター大賞作品展】
新聞広告やテレビCM、屋外広告物などを対象に、大賞に選ばれた創作活動の展示。
【ディスプレイデザイン賞2017作品展】
全国から公募されたイベントや店舗ディスプレイデザインの入賞作品の展示。
【第70回広告電通賞入賞作品展】
全国から公募されたポスター、新聞広告、雑誌広告、テレビコマーシャル等の入賞作品を展示。
【景観広告とやま賞入選作品展】
周辺景観に調和・配慮された屋外広告物の写真展示。
富山デザインフェア(デザインサロン富山会場)
富山県美術館ポスターコレクション展
富山県美術館所蔵のポスターコレクションの一部を展示
富山県美術館では、チームラボが手がけたデジタルインフォメーションウォールで、タッチパネルでデジタル化されたポスターを見ることができる。富山デザインフェアでは、実物のポスターを見ることができる。
富山県美術館オープン!総工費、施設、駐車場、アクセス情報などまとめ
デザインサロン富山の場所
デザインサロン富山って初めて聞いたような施設…どこにあるんだ??って思った人は、僕だけではないと思う。
富山市のサイトに地図が載っていた。これを参考にしてほしい。
デザインサロン富山
住所:富山市中央通り2丁目3-22 中教院モルティ1階
開館時間:10:00~18:00
定休日:日曜、月曜、年末年始(12/28~1/3)
電話番号:076-422-6078
デザインスクール
若手デザイナー等を対象に、対話型の実践的な講座が実施される。
1日限定のデザインスクールだが、参加無料で一線で活躍しているデザイナーの話が聞けるのはありがたい。
事前に申し込みが必要だが、デザイナー志望の人やスキルアップを目指す人にとっては、貴重な機会だ。
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デザインセミナー
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楽しいアートディレクションというテーマのセミナー。
ディレクションというのは、指導や指揮という意味。人に伝えるという作業は、とても難しい。それを楽しんでやるということの中に、一般的な仕事の中でも活かせる何かを学べるんじゃないかという期待感がある。
まとめ
富山県は全国的にも誇れるような富山県美術館ができたりと、「デザイン」に力を入れているように感じる。
デザインというのは、一部の特別な人にしか関係がないようなイメージが少なからずある。しかし意識していないだけで、デザインは日常にあふれている。チラシ一つとっても、見にくいなぁとか、分かりやすいとか、視点を変えると楽しく見ることができる。
せっかくの機会なのでみんなで楽しくこの機会を活かすと楽しいんじゃないかと思う。
2016年の富山デザインフェアについては、「次のページ」から。