着物って聞くと、なんだか高いイメージがないだろうか?
「呉服屋」って響きがもう高そうだよね?
でも
今回の着物の蚤の市は、すべて500円のワンコイン!
めちゃめちゃお買い得!
僕も昨年行ってきたので、その時の様子も含めて情報をちょっとまとめてみた。
2016年の1コイン着物市
One-Coin-Kimono市は、2016年から始まった。
これは昨年の1コイン着物市のイベントページのバナーだ。「1枚の硬貨が、僕たちの運命を変えたんだ」のキャッチコピーに、主催者の想いがしっかりと見てとれる。
早めに行った方がいい
僕が行ったのは、確か昼頃だったはず。
昨年は9/10(土)の11:00~15:00と、今年と曜日も日にちも一緒だったのだが、昼頃にはほとんど着物はなくなっていた。
大きいサイズはもともと少ないので、着られるサイズの着物は1〜2点しかなかった。しかも帯も合うやつがほぼなかった。
安くても色々選びたい人は、絶対に早めに行った方がいい。
ただ、今年は去年以上に種類はたくさんあるんじゃないかなぁと勝手に予想している。
なぜなら、1コイン着物市の会場の越中八尾ベースおやつさんが、鶴瓶の家族に乾杯に出たから。
ゴールデンウィークに八尾に遊びに行った時に、八尾ベースおやつの女将の原井さんに話を聞いていたら、あのテレビ出演後に全国からたくさん着物が届いたと言っていた。実際に見せてもらったが、かなりの量の着物があった。
あの量は結構どうしようもないと思うので、多分今回の着物市に出品されるんじゃないかなぁ?たぶん…、知らんけど….。
越中八尾ベースおやつの美人女将と濃厚富山観光!県外の友達の案内に困ったら八尾!
着物初心者でも色々教えてくれる
着物初心者は、帯の結び方なんか分からない。
ネットで調べることもできるんだけど、やはり目の前で直接教えてもらった方が安心。
1コイン着物市で着物を購入した場合、接客に余裕があるときには色々と教えてくれる。全身のコーディネートをしてもらっている人もいた。
教えてくれる人の着物は、いいヤツなので、実際に見るとその良さがよく分かるはずだ。
なぜ着物が500円と破格なのか?
着物や小物類が全部500円のワンコインなんて、ちょっと安すぎる、そんな風に思った方もいるかもしれない。
すごい汚いんじゃないか?遺品?もしかしたら、そんな風に思った人もいるかもしれない。
でも安いことには、もちろん理由がある。
『今後着る予定はないけど、ただ捨てる のは寂しいし、なんかもったいない』『リサイクルショップに持っていくことも できるけど、少しでも着物好きな人に譲りたい』 そんな方達から受け取った着物という名のバトンを繋ぐために、KIMONO市を行います。
もう着なくなった着物、だけど捨てるのは忍びない。このまま自分が持っていても誰にも着られないのは着物がかわいそう。かといってリサイクルショップに売ったり、捨てたりするのはなぜか心が傷む。
自分が大事にしてきた着物は、着物好きの人のところに届いてまた着てほしい。
One-Coin-Kimono市にあるのは、そんないろんな人の想いが詰まった着物だ。
そんな所有者の想いを主催者が受け継いて生まれた着物の蚤の市。だからすべての着物が500円という破格の値段なのだ。
着物に込められた想い
モノには想いが詰まっていく。
例えば小学生の期末テスト前に母親と一緒に買いに行った鉛筆。
それで期末テストを受けたらいつもより良い点数が取れてご褒美に家族で中華料理を食べに行った。そのゲンを担いで大学受験もその鉛筆で受けた。
ずいぶん短くなったけど、その鉛筆を見ると当時のいろんな思い出がよみがえって捨てられない。
他の人から見たらただの安い鉛筆だけど、本人にとってはかけがえのないもの。
このように他人には分からないけど、自分なりの想いがどんどんモノに詰まっていく。あなたもそんな経験をしたことあるはずだ。
ただタンスに眠って死んでいくのではなく、誰かに着て生きて欲しい。そんな想いが入った着物だということを理解して、購入した着物はぜひ大切にして欲しい。
まとめ
着物との出逢いは、一期一会。
気に入った柄でもサイズがちょっと合わなかったり、一足お先に買われてしまったり、ちょっと噛み合わないことも起こるかもしれない。
しかし、これは!と思える一着に出逢えるかもしれない!
見に来ないとどんな出逢いも起こらない。人と人の出逢いと同じ。
気が向いた方は、ぜひお気軽に足を運んで見てはどうだろう。
おわら風の盆だけじゃない越中八尾を体験できるかもしれない。
不要な着物の寄付も受けつけているようです。タンスに眠っている着物がある方は着物の普及にどうぞご協力ください。