ココに注意
▶︎けんかやま
毎年5月15日(14日宵山ライトアップ)に開催される伏木曳山祭のことがバッチリ分かる!
曳山と曳山をなんども激しくぶつけ合うことからケンカ山と呼ばれる伏木曳山祭!
富山生まれ富山育ちなのに、2017年初めて生で見ることができた☆
実際に見てきた経験も含め、伏木曳山祭2019の日程や駐車場、見どころや交通規制などについてまとめてみた!
伏木けんか山とは
「けんかやま」は、富山県高岡市伏木で開催される「伏木神社例大祭、伏木曳山祭」の別称。
毎年5/15に行われる祭りで、「かっちゃ」と呼ばれる曳山と曳山の激しいぶつかり合いから「けんかやま」と呼ばれるようになった。
掛け声は「イヤサー、イヤサー」。
祖父母の家がある「新湊の曳山祭」と同じ。伏木も新湊もさすが隣の地区同士なだけあって似た部分を持っている。
富山の曳山のルーツは「高岡御車山祭」といわれているが、高岡御車山祭は上品なイメージなので新湊と伏木の曳山祭はちょっと毛色が違う。
高校時代に対戦した伏木高校のサッカーの応援幕に「やっさくれ!はっさくれ!」(富山弁でやりまくれ!走りまくれ!的な意味)と書かれていたのは、なぜかずっと心に残っているw
伏木曳山祭の山車
伏木曳山祭の構造はこの通り。
かっちゃでぶつかる部分のは「付長手(つけながて)」の部分。ぶつかって衝撃がモロにくる部分はかなりガッチリとした構造で作られている!
伏木けんか山の曳山
伏木曳山祭では、次の7つの町内から山車が出される。
- 上町(ささ山車)
- 中町(ひょうたん山車)
- 湊町(ちょうちょう山車)
- 石坂町(字山車)
- 寶路町(せんまい山車)
- 本町(がんがら山車)
- 十七軒町(ほら貝山車)
伏木曳山祭の山車は1820年代や40年代、文政や天保という時代に製作されているとても歴史のあるもの。
伏木けんか山2019のスケジュール
伏木曳山祭、けんか山の日程は大きく分けて次の2つ。
- 宵山ライトアップ
- 本祭の花山車と提灯山車
宵山ライトアップ
5/14(火)19:00~21:00
場所:山倉前(伏木本町)
交通規制:17:00~22:00
本祭を翌日に控えた前夜。
綺麗に装飾された7基の花山車をライトアップして、それをバックに様々なイベントが開催される。
伏木曳山祭りの本祭
5/15のけんか山の本祭のスケジュールはざっと次の通り。
日中は花山車の巡行、夜は提灯山の巡行が行われる。
御幸行列
9:30~15:00
伏木神社の春季例大祭の神輿の巡行に、子供たちの母衣武者行列や花傘、太鼓が随行する。
花山車集合
10:30~
本町広場に7つすべての花山車が勢揃いし、その後、町を練り歩く。
餅まき
12:00~
十七軒町山宿付近。
花山車から提灯山車へ
16:00~18:30
伏木本町の山倉で、花山車から提灯車への付け替え作業が行われる。
提灯山車巡行(奉曳)
18:40~24:00
提灯に付け替えられた山車が、町を練り歩く。
かっちゃ
19:30頃と22:30頃の2回。
法輪寺前と本町広場で、曳山同士をぶつけ合う「かっちゃ」が開始される。
パンフレットに載っている花山車や提灯山車の写真を見ると、伏木曳山祭の昼と夜のイメージがわきやすい。
伏木曳山祭2019のルートマップ
伏木曳山祭2019の曳山ルートマップ。
全部把握するのは無理だけど、現地にいく前に大まかな流れだけでも把握しておくとスムースに行動できる。
伏木曳山祭2018のルートマップ
伏木けんか山のダイジェスト動画
伏木曳山祭公式HPに、伏木けんかやま祭の全体の流れをまとめた4分半ほどのダイジェスト動画が載っていた。
とても分かりやすくまとめられていて「伏木けんか山」のイメージや雰囲気を掴めるので、行く前に一度目を通しておくことをオススメする☆
かっちゃの様子は、次の動画でも!
伏木けんか山の見どころは、かっちゃ!
伏木曳山祭の見どころは、曳山同士を激しくぶつけ合う大迫力の「かっちゃ」だ!
「かっちゃ」は「かちあう」からきた名前。
かっちゃには勝ち負けはなく、それぞれの町内が納得行くまでぶつかり合う。数回ぶつかった後に話し合いが始まり、あと何回ぶつけあうか決めるのだがそれも面白い。
今回調べていて初めて知ったのだが、山車の引き手は安全のために一切お酒を呑まないらしい!
安全を考えると酔っ払わないほうがいいのは確かなんだけど、この手の祭りでお酒が入ってないのは珍しい。
伏木けんか山祭|かっちゃの様子
僕が見たのは、本町広場でのかっちゃ。
まっすぐな通りで開けているので、遠くの山車も視認しやすい。
かっちゃでぶつかりあう前の緊張感はなんとも言えない。
ぶつかる瞬間の迫力と音は、結構くせになる!
お互いの引き棒の当たり方によって、遠目でぶつかったり近距離でぶつかったりと、曳山同士の距離感が変わるのも面白い。
伏木けんか山祭|かっちゃの場所
このマップは2018年度に掲載されていたものだが、かっちゃの場所は基本的に毎年同じ。
提灯山車同士を激しくぶつけ合う「かっちゃ」のスケジュール、時間と場所は次の2通りだ。
時間
19:30頃/22:30頃
場所
本町広場/法輪寺前
19:30と22:30頃、2会場で「かっちゃ」が行われる。
「本町広場」は広いので山車と山車がぶつかるところを見られる場所が多くある(有料のさじき席もあり)。「法輪寺前」は本当に街中なのでその雰囲気がイイ。
時間が許すなら、19:30と22:30でそれぞれ違う場所で「かっちゃ」を見るのが理想!
22:30からのかっちゃの方が、観光客が少なく空いているのでオススメ☆
多少の混雑はもちろんあるが、ぎゅうぎゅうで全然見られないってことはない。
まぁ、早く会場に来て見やすい場所を取るにこしたことはないが、参考までに。
桟敷席で見る
伏木曳山祭でも2016年から、よさこい祭や新湊曳山祭でもお馴染みの桟敷席が設けられた。
お金を払えば、伏木けんか山の「かっちゃ」をいい席で座って見ることができる。もちろん空きがあればだが…。
さじき席の料金は次の通り。
時間帯 | S席 | A席 |
---|---|---|
19:30頃 | 4000円 | 3000円 |
22:30頃 | 3000円 | 2000円 |
さじき席の料金は、遅い時間のかっちゃの方が1000円安くなる。
このことからも、22:30からのかっちゃの方が空いているのがわかる。僕が行ってみた限りでは、22:30の桟敷席はまだまだ空きがあった。
桟敷席は多少高い気もするけど、ずっと座って待ってられるし、ぶつかる瞬間が目の前で見られるのがいい。
伏木けんか山2019の交通規制情報
伏木曳山祭2019に関わる交通規制は次の通り。
【交通規制の時間帯】
宵山ライトアップ
5/14(火)17:00~22:00
伏木曳山祭本祭
5/15(水)11:00~25:00
交通規制が敷かれる場所については上記の地図を確認しておこう!
2018年度の伏木曳山祭の交通規制マップ
伏木けんか山の駐車場マップ
伏木けんか山祭の地図と見どころが、グーグルマップにまとめられていた。
伏木の町が初めてで土地勘などがない方は、この地図を活用するのが便利だ☆
過去の伏木けんか山のポスター
伏木曳山祭のポスターは毎年デザインが変わるのだが、躍動感があって「ケンカ山!」って感じがして好き。
2018年の伏木神社例大祭・伏木けんか山のポスター
2017年の伏木神社例大祭・伏木けんか山のポスター
まとめ
毎年5月15日に開催される富山県高岡市伏木の「けんか山祭」。
人と山車でやりあう「福野夜高祭」と違って、伏木曳山祭は山車同士のガチンコのぶつかりあい。同じ「ケンカ山」と呼ばれるけど、見どころと迫力が違う。
富山県民にも県外からの観光客にも、ぜひ一度は見てもらいたいお祭り。
2019年5月15日は水曜日でド平日w 頑張らないと行けないんだけど、その分多少空いているはず☆
祭り好きやちょっとでも興味を持った人は、是非とも足を運んでみてね☆
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