富山の日本酒好きにはたまらないイベント!
日本酒の造り手から直接話を聞きながら、その方が造った日本酒を呑む。
日本酒のことを知りたいなら自分で調べるのもいいですが、実際に造っている人に聞くのが一番早くて確実!
いつも呑んでいる日本酒の先には、心を込めて日本酒を造った人がいる。ただの日本酒から顔の見える日本酒になる瞬間。
知ってるだけで日本酒の味わいも変わってくるのでおすすめ☆
どうせならもっと楽しんでほしいので、日本酒についての予備知識などをまとめてみたので参考にしてほしい。
TOYAMA TABLE
今回の企画の主催は、TOYAMA TABLE。
TOYAMA TABLE
富山に根付き、受け継がれてきた「食」や「ものづくり」の歴史・文化を、作り手から直に学べる場。
今回の企画は第4弾なのだが、僕は第3弾の「能作」さんの会に参加させてもらったのだが、とにかく面白かった。
富山について知らないことっていっぱいあって、知ってるようでも実際に現場に行ってみると勉強になることばかり。百聞は一見に如かずってのを実感する。
その時に実際にTOYAMA TABLEの企画者とお話をする機会があったのだが、県外から来た若者。
その行動力、正直すごい。
そしてやっぱり富山の良さを敏感に感じられるのは、県外の人なんだなぁとも思わされた。
僕も富山のことを調べ出して、初めて知ることだらけ。
今回のようなイベントはずっと富山に住んでいる人にも、改めて富山を知るいいきっかけになる。
より今回の日本酒イベントを楽しむために
今回のイベント、いきなり参加するよりもちょっと知識を入れておいた方が楽しめる。
実は僕は、酒の仕込みをしたことがあるw 冬に冷やで呑む日本酒が好きで、「じゃあ実際に体験すれば、日本酒のことを一番知れるな」みたいなノリでw
だから今回のイベントのメイン写真のような作業をしたこともある。
かじっただけなので詳しくは分からないが、日本酒についての表面をさらっと説明。
杜氏について
僕は最初この文字すら読めなかった・・・杜氏(とうじ)。すごくざっくり言うと、日本酒造りの責任者。
その責任者の元で働くのが蔵人(くらびと)。
意外とごっちゃになっている人が多くて、日本酒を造っているというと「杜氏すごいじゃん!」みたいに言われることが多かった。
日本酒の原材料
日本酒はざっくりと、水と米と麹と酵母でできている。
麹は、米に麹菌をつけて作る。これがメイン写真の作業だ。
蒸した米に麹菌をふりかけるのだが、写真の作業は米を広げて冷ましているところだ。
麹菌は「もやし」と呼ばれる。
「もやしもん」が流行ったがあれは、スーパーで売っているもやしの話ではなくて、菌の話。
酵母は、蔵の方針次第だが大体は買っていると思う(多分)。
日本酒の造り方
ここでもあくまでざっくりと概要だけ。
日本酒は、米のデンプンを麹が糖に変える。その糖を酵母がアルコールに変える。
すごくざっくり言うと簡単そうなのだが、そう簡単ではない。
工程の中で例えばどんな米を使うかとか、米を蒸すときにどれだけ水を浸透させるかとか、何日発酵させるかとかいろんな細かい部分が詰め込まれる。
そして菌を扱う仕事なので、温度管理とかが超大変。タンクにマットを巻いたり、お湯で温めたり、自然に対しての仕事なので下手すると仕込みにかけたお金が全部飛ぶ・・・。
だから杜氏は、仕込みの時期になると泊りがけになったりかなりのプレッシャーがある。
僕は、何にも知らなくて昼ごはんに「みかん」や「納豆」を食べてブチ切れられた…。どうやらそれらの菌は、麹菌を殺してしまったりするらしい。
日本酒造りといえば、「夏子の酒」がおすすめw
富山の日本酒蔵元の数
日本酒を作るところを蔵元(くらもと)と言う。
僕が調べた限りでは、富山県内には21の蔵元(活動中)があった。もしかしたら知らないだけでもっとあるかもしれない。
富山には、富山県酒造協同組合という組織がありそれに属していないと、全くその存在を知られないこともある。
実は、富山県の超有名なあの蔵元も、組合には参加していない。
まとめ
今回のイベントは、試飲と軽食あるし、日本酒にちょっとでも興味がある人にとっては参加して何の損もない。
実際の造り方や造り手を知っていると、不思議と今まで呑んでいた日本酒の味も変わってくる。
背景にあるストーリーも味に影響する。