画像引用:Webun
この作品展は、細田作品を見たことがある人であれば絶対的におすすめ!その理由は、次の3つです。
1.作品展なのに写真が撮れる
2.すごい数のカットや絵コンテ
3.面白法人カヤックとのコラボ
4.半券持って街なか再発見
見に行く前に細田監督について少しだけ復習。
細田守監督
富山出身の映画監督。長編映画では、『ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』を生み出す。
富山出身の映画監督に、富山県民として勝手にとても親近感を抱いています。私は大ファンです。その細田監督の作品展が富山であるのであれば、行かないわけにはいかない!そして行ってきました。
市民プラザ2F。正面から入ってすぐの階段を上ぼって左手。エレベーターをご利用の方は、降りてすぐです。
作品展なのに写真が撮れる
今回の作品展では、部屋ごとに「写真撮影OK」「写真撮影NG」がわかれています。
私は、ジブリ展やピクサー展、スターウォーズ展などいくつか行ったことがありますが、写真を撮っていいというのがちょっと驚きでした。写真撮影用にキャラの人形などが置いてあるというのならわかりますが、全てではないけれどカットや絵コンテを撮影しても良いというのはあまり記憶にありません…。
細田監督の人柄がなせるサービス精神なのだろうと勝手に解釈して、たくさん写真を撮らせていただきました。
けれども写真は著作権が怖いので載せません…すいません…。でも実際に実物を見た方がいいと思います。絵コンテやカットの線などをリアルに感じることができます。
すごい数のカットや絵コンテ
入ってすぐの展示室にカラーのカットとラフが50~100枚以上展示してあります。ここで改めてアニメの大変さに気づかされます。
渋天街の門を抜けると通路に絵コンテと演出の効果などが展示してあるのですが、そこに厚さ10センチはあろうかというくらいの絵コンテの束がいくつか展示してあります。ケースに入っているので触ったりはできませんが、表紙には「バケモノの子Aパート」「サマーウォーズAパート」と記載してあります。
個人的には、この展示が一番印象的でした。映画一作品にどれだけの絵コンテを切っているのか…。もう半端じゃない枚数です。(ちなみにここは写真撮影OK)
あなたは、「NHKプロフェッショナル仕事の流儀」の細田監督の回を見たことがありますか?この半端じゃない枚数の絵コンテを見たときに、私の頭にはその番組内のある場面が思い浮かびました。
番組では、徹夜で構想を練る監督に密着取材をしています。創作の邪魔にならないようにほとんど話しかけずに撮影を続けます。夜が明けて撮影スタッフが帰るのに、監督はそのスタッフに「ご苦労様」と伝えてまだ作業を続けるのです。
あの作業量がこれだけの枚数になっているのだなと、妙に納得しました。すごい人はやっぱりそれだけ量をこなしているのです。ちなみにこの作品展では絵コンテ、レイアウト、原画背景美術などが約350点展示されています。
面白法人カヤックとのコラボ
面白法人カヤック
話題のクリエーター集団。ハマる人にはハマる面白さ。ちょっとしたところで面白い。説明のしようがないので、気になる方はカヤックのサイトを見てみてください。
私だけなのかもしれませんが、ちょいちょい「面白法人カヤック」の話題が出てきます。「なんかすごい」と思ったことの裏に彼らの存在が隠れていたりするのです。その面白法人カヤックが細田監督の作品展で何をやらかしてくれるのか。
今回は3つの体験ブースを担当したようです。
「雨と雪の背くらべ」ブース
「よろしくお願いしまあああすっ!!」ブース
「未来で待ってる」ブース
それぞれ『おおかみこどもの雨と雪』『サマーウォーズ』『時をかける少女』の代表的なシーンを体験出来るブースになっていました。正直いうと個人的にもっとぶっ飛んだ感じのものを期待していたのですが、ターゲット別に抑えるところは抑えてまとめたような印象でした。もちろんこの部屋は撮影OKですので、それぞれの作品を思い返しながら記念の写真を撮ってください。
半券持って街なか再発見
今回の「バケモノの子展」富山では、タイアップ企画があります。「バケモノの子展」の半券を持っていくと市街地の10店舗で割引サービスを受けることができるのです!
割引を受けられる店舗は飲食店が大半なので、展示会前後に行くのにぴったり☆またかき氷やデザートなどのスイーツの割引もあるので、気軽に利用できます。「バケモノの子展」と共に富山市内も満喫してみてください。
画像をクリックで拡大
画像をクリックで拡大
私は、この作品展を見てとりあえず『サマーウォーズ』をもう一あ度見返しました。『時をかける少女』も見返すつもりです。
作品をもう一度見たいと思わせる作品展。富山県民としては、見ておいて損はありません。気が向いたら細田監督の回のプロフェッショナルもチェックしてみてください。