なにかとネットを騒がせているキングコングの西野亮廣。
芸人なのにひな壇に上がるのを辞めたり、絵本を描いて出版してみたり、ビジネス書を描いてみたり、町を作ってみたり、クラウドファンディングでトータル1億円を集めてみたり。
なんだかんだと、メディアに取り上げられる人物だ。
そんな西野亮廣、絵本作家としてはニシノアキヒロが、4年以上をかけて作り上げた絵本「えんとつ町のプペル」。
その展覧会が2017年7月1日から富山でも開催される。「えんとつ町のプペル展in富山」のスケジュールなどを客観的にまとめてみた。
えんとつ町のプペル展in富山のスケジュール
えんとつ町のプペル展in富山は、富山県内の6ヶ所で開催される。
スケジュールは次の通り。
7/1(土), 2(日) | 親子で楽しむえんとつ町のプペル展 | 大庄地区コミュニティセンター |
7/8(土), 9(日) | えんとつ町のプペル 光る絵本展in高岡 | ファクトリー・アート・ミュージアム・トヤマ |
7/12(水), 13(木) | えんとつ町のプペル展in宇奈月 | 明日山荘さか栄 |
7/16(日) | じょうはな町のプペル展 | (株)松井機業 |
7/22(土), 23(日) | えんとつ町のプペル展in婦中 | (株)ウッドスタジオ |
7/25(火) ~31(月) | なつやすみのプペル展 | 太閤山ランドふるさとパレス |
7/30(日) | 西野亮廣トークショー | 太閤山ランドふるさとパレス |
※イベント名をクリックすると詳細へ
宇奈月と太閤山ランドだけは平日もだが、主に土日を使って開催される。一ヶ所で開催されるのと違って、自分が行きやすい場所を選べるのが便利だ。
なんで富山県内各地で開催されるのか?
今回のえんとつ町のプペル展in富山の開催目的は、富山を盛り上げること。
1ヶ所で開催したのでは、その周辺にしか影響が及びにくい。6ヶ所で開催すれば、6倍盛り上がるんじゃないか?そんな単純計算w
でも関わる人も6倍。これは結構影響力が大きいのではないだろうか?
しかも、すべての開催地で主催者が異なる。少なくとも6人の主催者の思考が反映されている。作品自体は同じでも、その土地に思い入れのある主催者が開催する展覧会は、地域性が確実に出る。
現地に行かないと味わえない地域独特の雰囲気、ちょっと楽しみ。
僕も今回開催される、大山や城端や高岡や宇奈月のことはあんまり知らない。富山に住んでいながら知らないことだらけ。
えんとつ町のプペル展in富山を通じて、富山各地の人やもの、景色に少しでも興味を持って触れられれば、もっと富山の良さを知れるかもしれない。
なんで西野亮廣なのか?
キングコング西野亮廣さんの考え方は、ちょっと面白い。そして行動を起こして、きちんと結果を残している。
10万部売れば大ヒットと言われる絵本、その絵本を30万部以上売っているし、クラウドファンディングを利用して1億近く集めている。
『「クラウドファンディング」富山のような地方でも資金集めができる』でも書いたが、クラウドファンディングと富山のような田舎は結構相性がいいのではないかと思っている。
クラウドファンディングができたことで、「お金がないから、やりたいことができない」なんて言い訳が通用しなくなった。面白いことは、実現しやすい世の中になった。
富山で何かやりたいって思っている人のちょっとしたヒントが、西野亮廣さんの周りには転がっているかもしれない。
えんとつ町のプペル展はどこがすごいのか?
えんとつ町のプペル展は、絵本に使われた41枚の絵を特殊なフィルムに印刷してLEDライトで光らせる。
作品パネルのサイズは、約60cm×60cm。実際の絵本は25cmほどなので、約3倍の大きさだ。
絵本では小さいカットでしか見られなかった部分が、大きなサイズで見られる。書き込みの細かさがすごくよく分かる。ぜひ近寄ってじっくりと見てもらいたい。
さらにこのプペル展の凄いところは、絵が光っていることだ。
藤城清治さんの光の世界を知っている人であれば、光の影響力の大きさと、それが作り出す雰囲気の良さが分かるだろう。
人々が夜景を見にいくのも、飛んでいる虫が集まってくるのも、それは「光」の影響力なのではないだろうか?
全国、そしてミラノでも開かれている
そして忘れてはならないのは、このえんとつ町のプペル展は全国各地で順々に開催されている。
最初の東京では2万人、熊本県では1万人以上を動員している。しかも日本だけでなく、ミラノでも開催されている。今後アジア圏でも開催予定だ。
そんな展覧会が、富山で見られる!こんな機会は滅多にない。
西野亮廣トークショーを聞いてほしい
富山の各地に足を運んでもらって作品を見てもらうだけでもいいのだが、やっぱり実際に話を聞いてほしい。
トークショーの内容は西野亮廣さん次第な部分があるが、これだけ自分の想いを行動に移し、非難されながらも結果を出している人物はどんなことを考え、どんなことを語るのか、来てみて初めて分かる部分は大きい。
百聞は一見に如かずというやつだ。
このイベントにちょっとでも興味を持って、ましてや絵本も購入した人であれば、むしろ話を聞かないのはもったいない。
これからの世界は、人工知能が出てきて、人口も減少するのが分かっている。単純作業は全て機械にとって変わられて、頭を使わない仕事はほとんどなくなるのではないかと思っている。
そんなこれからの世の中を生き抜くのに役立つ価値観や思考力なんてものを、聞かせてくれんかなぁ。
西野亮廣トークショーのチケットは、前売り2000円、大学生1000円、高校生以下無料。当日になると全て3000円になるので、絶対に前売りの方がお得だ。
まとめ
全国でこれだけ盛り上がっている展覧会、わざわざ高い交通費を払って県外に見にいく必要がないのは助かる。
しかも、このイベントがきっかけで普段は気づかない富山各地の良さに触れられる。さらに作品を作った本人のお話も聞ける機会もあるので、ぜひ足を運んでほしい。
太閤山ランドで開催されるプペル展やトークショーは、夏休み中。子供の絵日記もその日に終わらせることができる。プールで涼むついでに行くのもいいかもしれない。
インスタ映えする写真も撮れそうだ。