5月の後半、富山でも30度を超える日がぼちぼち出てきた。こうなってくると、冷えたビールがいつもより呑みたくなる!
そんなときにNHKの「朝イチ」で放送していた、「ビールをおいしく呑む方法」。
これを見て、普段家で呑んでいる缶ビールについての意識が変わった。ちょっと工夫をするだけで、いつもよりビールが美味しく呑めるのであれば、試してみるしかない!
朝イチでやっていた、ビールを美味しく呑む方法をちょっとまとめてみた。
ビールを美味しく飲む5つの工夫
自宅でビールを呑むときに、何か工夫していることはあるだろうか?
僕はビールと泡の比率を7:3にするくらいしか、特に意識はしていなかったが、次の5つの注意点を守るとより美味しくビールを味わうことができるらしい!
買ってきたビールをすぐ飲まない
コンビニやスーパーで、買ってきたビール。家に着くなり「プシュ」って開けてグビグビ呑んだりしていないだろうか?
めちゃくちゃ気持ちは分かるが、これはあまりよくないらしい。
なぜなら家へ持ち運ぶときに少なからず、ビールに刺激が与えられて中の炭酸が落ち着いていないから。
炭酸が落ち着いていない状態で、栓を開けてしまうと中の炭酸が一気に抜けてしまう。
購入後少なくとも6時間は冷蔵庫で冷やして、ビールの中の炭酸を落ち着かせた方が良い。
冷蔵庫に入れるときにも注意する
買ってきたビールを冷蔵庫に入れるとき、何を意識しているだろうか?
僕はとりあえず空きスペースにコンパクトに入るようにする。このとき、空きスペースによっては、横になったり縦になったりする。これは美味しいビールを呑むためには、あまりよくない保存方法だ。
なぜなら缶ビールを横にして冷蔵庫に入れると、転がってビールに刺激が加えられるから。ビールに刺激が加わると中の炭酸がずっと落ち着かない。
またビールを冷蔵庫で保管する場合に、冷蔵庫の扉には入れない方がいい。これも上と同じ理由で、ビールに刺激が加わってしまうからだ。
グラスをしっかり洗う
缶ビールや瓶ビールを注ぐグラス。
おそらくほとんどの人は綺麗に洗っていると思いますが、ここでもちょっとした注意点がある。
それは他の油物などを洗ったスポンジで、グラスを洗わないこと。そして、布巾などの繊維のあるもので拭かないこと。
なぜならグラスに油分が残ってそれが汚れとなり、ビールをグラスに注いだときに炭酸が抜けるキッカケになってしまうから。布巾で拭いた場合も同様に、細かい繊維がグラスに残ると、それが炭酸が抜けるキッカケになるから。
ビールを注いだグラスの側面などから、細かい気泡が出ているところを見たことがあると思う。あれは汚れや細かい繊維によるものだ。
できれば、グラス専用のスポンジを使い、洗ったあとは自然乾燥させるのがいい。また最初にグラスを水でサッとすすいで、汚れや細かい繊維を洗い流す方法もいい。ビールは水で出来ているので問題はない。
栓を開けてからすぐに注がない
缶ビールなどを開けたときに、そのままグラスに注いでしまっていたりしないだろうか?
早く呑みたいときなんかはやりがちだが、これも美味しいビールを呑むためにはよくない。
なぜなら缶ビールや瓶ビールは、品質を保つためになるべく酸素に触れないように密閉されている。それを開けると、瞬間的に中に酸素が入り込み、中の炭酸があばれる。
この状態でグラスに注いでしまうと、ビールが泡だらけになったりして炭酸が多く抜けてしまう。
これを防ぐために、ビールの栓を開けたあとは中の炭酸が落ち着くまでしばらく待つ方がいい。開けた瞬間のシュワーという音が落ち着いてから注ぐようにしよう。
ビールはゆっくりと注ぐ
ビールは3度注ぎがいいとも言われるが、今回NHK「朝イチ」で紹介していた方法では、それはあまり良くない。
なぜなら3度注ぎの最初、泡を作るために高い位置から注ぐ方法をすると、多くの炭酸が抜けてしまうからだ。
生ビールと違って、缶ビールや瓶ビールは中に含まれる炭酸の容量が決まっている。3度注ぎの最初で多くの泡を作ってしまうと、その分だけ炭酸が抜ける。そうなると、実際に味わうときに炭酸の刺激が薄まってしまい、キレが弱くなる。
缶ビールや瓶ビールの中身を、そのままそっくりグラスに移し換える。そんな意識で静かにゆっくり、刺激を与えないように注ぐのがいい。
まとめ
今回のよりうまいビールを呑むための工夫は、ビールの炭酸について色々と考えさせてくれた。
何もこの方法が絶対に正しいというわけではなく、自分の好みによる部分が大きい。今回の方法を取ると、より炭酸の聞いた刺激的な味になる。ビールの強い炭酸が好きな人には向いている。
僕も実際に試してみたが、何も工夫せずに注いだビールとは、炭酸の強さが結構違った。
暑いときなどは炭酸が強い方が、シュワっとして呑みごたえがあると思う。ビール好きな人は是非とも一度試してみてほしい。