ファイナルファンタジーで有名な天野喜孝(あまのよしたか)さんの「ファンタジーアート展」に行ってきた!
この原画・版画展示販売会は、2017年3/31(金)〜4/3(月)まで富山国際会議場で開催されている。詳しい日程は、『ファイナルファンタジーの原画/版画展が富山に!「ファンタジーアート展」』を参考にしてほしい。
「販売会だからめっちゃ売り込みされるよ」なんて聞いていたので、警戒度MAX、財布なしで行ってきたw
天野喜孝さんの「ファンタジーアート展」は、実際にどんな感じなのかまとめてみた。
「ファンタジーアート展」展示会場までの流れ
会場となっている富山市中心部の富山国際会議場の2Fが、天野喜孝さんの「ファンタジーアート展」の展示会場。
富山国際会議場の入り口には、写真のような案内看板がかっこいい!
富山国際会議場の2Fにあがってみると、大きなパネルが歓迎して、「中に入れよと」と言っているようだ。
一応受付もあったんやけど、そこには誰もおらず…
とりあえず中の様子をちら見してから、思い切って中に入ってみた。
「ファンタジーアート展」内の状況
「ファンタジーアート展」の展示会場内に入ると、まずは天野喜孝さんの経歴の年表パネルが展示してある。
天野喜孝さんのプロフィール
天野喜孝
1952年生まれ。竜の子プロダクションの社員時代に<ヤッターマン><ガッチャマン>など数々のヒット作を描く。1981年の連作イラストレーション<トワイライト・ワールズ>発表以来、SF・ファンタジー界に衝撃を与えつづけている。1987年、ゲームソフト<ファイナルファンタジー>のビジュアルコンセプトデザインで若い世代の圧倒的支持を獲得。1997年、1999年、にニューヨークで個展開催。2002年にはロンドン、パリ、南仏でも個展を開催。
これが今回の「ファンタジーアート展」を主催するアールビバンのサイトに掲載されている、天野喜孝さんのプロフィールだ。
展示会場の大きなパネルには、もっと詳しく年代と受賞歴などが記されている。
ちょっと驚いたのは15歳で有名なタツノコプロに入社しているということだ。その頃の時代背景なのだろうか、こんなに早い段階から仕事についている。
そして僕は今回の展示会に行くまで全くの無知だったのだが、天野喜孝さんは「ヤッターマン」や「ガッチャマン」にも関わっていた方だった。ファイナルファンタジーしか知らんかった…。
そして近年ではモンストとFFのコラボで、「円卓の騎士王アーサー」を描き下ろしたりしている。
ファンタジーアート展のお土産コーナー
天野喜孝さんの経歴の年表パネルに続いて設置してあるのは、お土産コーナーだ。
クリアファイルのセットなど、ちょっとしたお土産が買えるグッズコーナーだ。クリアファイルちょっと欲しかったな…
他にも様々なグッズが用意されているので、興味のある方はじっくり覗いてみてほしい。
ファンタジーアート展の音楽
ファンタジーアート展の会場内では、ファイナルファンタジーのバトル音楽が流れている。
僕が最近作業時に聞いているギルガメッシュとかの戦闘音楽も流れていた。この音楽ずるいよなぁ、FFやってたやつなら絶対にテンション上がる!
展示販売会というだけあって、会場内では常に交渉という名のバトルが勃発しているのかもしれないw。
「ファンタジーアート展」の展示作品数
150~200㎡ほどの広さ空間、その壁にファンタジーアートが飾られている。
展示作品数は、最新作のオリジナル原画から版画まで60点だ。原画は6点?らしく、ファンタジーアート展の作品のほとんどが版画だ。
版画といっても昔ながらの版画ではなくて、まるで原画のようなクオリティの版画。
細かい線もしっかり見えるし、版画とはとても思えないほど綺麗な作品だ。
天野喜孝さんの作品はめっちゃ細かい
正直なところ僕は、とりあえずファイナルファンタジー(FF)に関する絵を見られれば良いなと思って、あまり期待せずに今回の展示会を見に来た。
でも実際に作品を見てみると、天野喜孝さんの独特のタッチと、細かい線の持つ空気感に思わず見入ってしまった。髪の毛などの細部が、本当に細かく書き込まれているのだ。
僕は今回の展示作品の中では黒いをメインに描かれたバハムートが、ガチでむちゃくちゃかっこよかった!
あとは精密に描かれた武器が、中二心を猛烈にくすぐった。
絵はかなりいいのだが、展示に使われている額が結構傷だらけだったりして、なんだか安っぽい感じがしてしまったのでそこが残念だった。
激しい売り込みはされたのか?
心配していたアールビバンの激しい売り込み。
警戒度MAXな僕は、財布を持たずに行ったのにプラスして、ユニクロのスウェットのようなズボンとTシャツ重ね着で行った。
どこからどう見てもお金を持っている人には見えない。その結果、ほとんと声をかけられなかった…w
ファンタジーアート展のスタッフは、僕が見た限り5~6人。
僕以外の来場者は声をかけられてんのに、俺だけスルー…。ここまでスルーされたら逆に話しかけて欲しくなった…w
若い女性のスタッフが一応声をかけてくれて、来場特典のポスターをくれた。
そのついでにいろいろ聞いて見た。
Q「かなり高い値段するけど、どんな人が買っていくんですか?」
A「年配のお金のある人ももちろんいますが、意外と30代くらいの若い方が購入しています。」
Q「来場者は、男性と女性どちらが多いのですか?」
A「男性ばかりかと思いきや、結構半々ぐらいです。」
どこか多少冷めた感じではあるが、質問にもきちんと応えてくれた。
というわけで、
僕は話しかけられはしたが、売り込みは一回もされなかった…。
買う可能性のほとんどない人間に労力を使うよりも、他の人に力を使った方がいいという考え方なのだろう。
まとめ
天野喜孝(あまのよしたか)さんの「ファンタジーアート展」、あの独特のタッチを間近で眺められるのは嬉しい。
そして絵はすごく細かく書き込まれていて、「魂は細部に宿る」って言葉を思い出した。
自分でも久しぶりにちょっと絵を描きたくなった。
展示販売会ということで誰かがしっかりと絵を購入するから、僕ような貧乏人が無料で天野喜孝さんの作品を見ることができる。
絵を購入する人に感謝☆
昔ファイナルファンタジーをやっていた人は、天野喜孝の絵を見るときっと当時の様々な思い出が蘇るはずだ。