運転免許の写真の写りが悪くて、人には絶対に見せたくない!そんな人は結構いるんじゃないだろうか?
運転免許の写真って、「友達に見せて」と言われることもあるし、身分証明で他人に見せる機会も結構ある。出来れば人に見せても良いような、写りのいい写真を使いたい。
意外と知らない人も多いみたいだが、運転免許の写真は、基準さえちゃんと守れば持ち込みが可能だ!
運転免許更新のタイミングだったので、実際に写真を持ち込んでみた。どこで提出するのか、どんな写真なら良いのか、実際にどうだったのか、体験したことをまとめてみた。
運転免許の写真で失敗したくない人は、参考にしてほしい。
運転免許証の写真|写真持込の手順
まず初めにざっくりと、免許写真持参時の流れを把握しておこう。
- 自分で基準にあった写真を用意する
- 免許センターに持ち込み提出する
- 免許をもらう
すごくシンプルw
ただし、写真の基準や、写真撮影の方法などについて注意点などがある。
写真を提出するタイミングは、「申請書受付・審査」のタイミングだ。富山の免許センターでは6番にあたる。写真撮影の2つ手前の段階だ。
一番最初のお金を払ったり申請書を書くタイミングではなく、書類を提出するタイミングなのでそれも知っておこう。
運転免許の写真|変になる理由
運転免許の写真が変になってしまう理由は、だいたい次のようなことだろう。
- 当日の一発勝負
- 事前にゆっくり整えられない
- 撮影係は綺麗に撮ろうとしていない
- 自分がどんな風に写っているのか分からない
撮影の前に鏡は置いてあるが、周りの目が気になるし、そんなにちゃんと整えている余裕はない。
そして、免許センターの撮影係は別に綺麗に撮ろうとしているわけではないし、実際に自分がどんな顔をしているのか自分自身では分からない。
これらが運転免許の写真で失敗して変な顔になってしまう大きな理由だ。
運転免許の写真|どうすれば失敗しないのか?
運転免許の写真で失敗しないためには、事前に撮った写真を持ち込めばいい。基準を満たす写真であれば、持ち込み可能だ。
事前に撮った写真を持ち込む場合は、気に入った写真が撮れるまで何度でもやり直せるので絶対に失敗はない。街中などにある機械の証明写真であれば、実際にどんな風に写っているのか確認しながら撮影できるし、数回であれば撮り直しもできる。
でも、持参する写真はどんなものでもOKなわけではないので注意☆
運転免許の写真|写真を持ち込むときのルール
運転免許に使うための写真には基準が定められている。そして、都道府県によって写真持込が可能な条件が決まっている。
富山県警察のHPを参考にまとめてみた。
持込写真による免許証作成が可能な条件
富山県で持参した写真で免許証の作成ができるのは、運転免許センターと高岡運転免許更新センターの2ヶ所において、月〜金曜日のみだ。日曜日は、混みあうからだろう、持込は不可となっている。
そして、免許センターによって新免許の受領方式も変わってくる。富山市の免許センターでは即日交付されるが、高岡更新センターでは、後日受取になる。
写真についての基準
運転免許の写真の基準は必ずチェックしておこう!
適正な写真のサイズや服装は?
- 申請前6ヵ月以内に撮影したもの
- 無帽・正面・無背景・無修正で上三分身(おおむね胸から上)のもの
- 大きさが縦3.0cm×横2.4cmのもの(余白は含まない)
- 写真の裏面に氏名及び撮影年月日を記入したもの
これらの基準は、道路交通法施行規則第17条第2項第8号によって定められている。
そして、この他にも次のような基準がある。
- 頭上を3mm程度あける(余白部分は含まない)
- 画像に傷・汚れがなく鮮明で、個人識別のできるもの
- 写真はカラー・白黒ともに受付します
- 目や顔の大きさ等、修正していないもの
- カラーコンタクトをつけていないもの
不適切な写真
画像引用:富山県警HP
不適切な写真としては次のような項目が挙げられている。
基本的な考え方として、現在の容貌と著しく変わっているものや、自分自身を特定できないものはNGとなるようだ。
- 顔が大きすぎる
- 顔が小さすぎる
- 色つきの眼鏡をしている
- 前髪で顔が隠れている
- 帽子や鉢巻きなどをしている
- 眼鏡が光って目が見えない
- 顔が見切れている
- 目を閉じている
- 笑っている
- スナップ写真である
- 衣類などで顔が隠れている
- 顔が正面を向いていない
- カラーコンタクトをしている
- 影で顔が見えない
都道府県によってはその他の項目が多少違うこともあるかもしれない。住んでいる地域の警察のHPを一度調べて確認してみるのがいいだろう。
基準に合わない写真だった場合は、せっかく写真を持ち込んでも使用できない。かけた手間が全て無駄になってしまう...。
その他、写真に関する注意事項
- 写真が薄い、不鮮明
- 背景が黒・赤など、色のキツいものはNG
- デジカメ写真で修正などをしたものはNG
その他の不適切な写真の例としてこのようなものが挙げられている。
写真スタジオとかでも明るさなど軽微な加工はされるが、プリクラやSNOWなどのように見た瞬間に明らかに加工したと分かるのは使用できない。大きなホクロとか、消したら人物の特定にならないってことだね。
持ち込み用写真の撮影方法
運転免許用の写真の撮影方法は、主に3つ。
- 写真館などでプロのカメラマンに撮ってもらう
- 証明写真撮影機を利用する
- 自分で撮影する
お金はかかるが、一番綺麗な写真になるのはプロの撮ってもらうことだ。次は証明写真撮影機で撮ること。
僕は、スマホで撮影して、自宅プリンターで印刷するという方法を選択した。これがちょっと失敗だったかもw
スマホで撮った写真を運転免許写真に使う
スマホで撮った写真を利用する手順は次の通り。
- スマホで撮影
- Photoshopで解像度やサイズ調整
- 写真専用の印刷紙にプリントアウト
まずは、あとの印刷用に必要なので「超綺麗な写真専用紙」をAmazonでポチった。L版100枚で600円強。
翌日届くまでの間に写真の準備を済ませる。
スマホで写真撮影
後ろが白い壁の前で、スマホで自撮り。
普段は横で撮るのだが、運転免許証用の写真は縦撮りで。
プリントアウト
Photoshopで、24mm×30mmにサイズ変更。
写真印刷用紙はL版なので、念のため2枚分を印刷して後からカットするようにした。
こんな感じ。髪の毛が茶色に見えるのは、写真の光の関係...ちゃんと黒髪w
免許センターに電話で確認したところ、カットは自分でしない方がいいとのことだったので、このままの状態で持ち込んだ。
プリントアウトが大変...
実は、プリントアウトでめちゃくちゃ引っかかった...
PC上で見ているのと、実際にプリントしたのは、全く状態が変わってくる。
印刷用なので、モードをCMYKにするのはもちろん、印刷設定で用紙の種類を「写真光沢紙」にしたり、解像度を変えてみたりと試行錯誤した。
今までポスターとか作って発注したこともあったし、写真光沢紙に自分でプリントもしたこともあったので甘く見ていた...。ここまでハマるとは...。
証明写真くらいのサイズで、しっかり綺麗に印刷となると正直、家庭用のプリンターの質では厳しいのを身を持って知った...。家庭用のプリンターの質は確実に上がっているのだけど、やはり限界がある。
運転免許の写真|持ち込んだ写真で作った免許証
実際に出来上がってきた免許証。
個人的には、なんとかまぁまぁな仕上がりにまとまって良かったなといった感想。
運転免許の写真|自撮り写真持込をしてわかった3つのこと
出来上がってきた免許証は、自分で持ち込んだ写真が使われているので変な顔で映ったって失敗は絶対にない。
でも、今回実際に写真を持ち込んで免許証を作成して次の3つのことが分かった。
- 自撮りの写真は辞めた方がいい
- 大きな失敗はないけど、あまり綺麗に仕上がらない
- 普通よりちょっとお金と手間がかかる
自撮りの写真を自分でプリントアウトして行く方法は、意外と手間取る割にプリンターが相当よくないと綺麗な写真にならないのであまりオススメできない。
上の比較写真でも少しは分かるが、持込み写真で作った免許証の写真は解像度があまり高くない(全体がちょっとボヤけた感じで、綺麗にならない)。これは、おそらく持ち込まれた写真をスキャンか何かしている関係だと思われる。実際に持ち込んだ写真に比べても、やはり少しボヤけた印象になってしまっている。
免許センターで撮った写真は、データとして扱っている(予想)分、一回プリントアウトとスキャンを挟んだ持込み写真よりも綺麗な仕上がりになる。
データの持込みをOKにしてくれるとこちらとしてはありがたいのだが、警察側としてはファイルや解像度の不備チェックなどはしていられないので、実現することはおそらくないだろう...。
今回お試しで写真の持込みに取り組んだんだけど、写真印刷用の用紙が600円強、写真撮影や調整などで数時間と、思ったよりも手間がかかった。次回の更新のときには、証明写真撮影機で撮った写真を持ち込んで見ようと思っている。
運転免許の写真|持ち込んだ写真がNGだったら?
電話で確認したところ、もし自分で持込みをした写真が使用不可だった場合は、通常通りその場で撮り直す形になるようだ。
つまり、写真の持込みに失敗したからといって、すごくめんどくさくなるってことはなさそう!
NGがでたことがないのでリアル体験談はないが、話を聞く限り大きなリスクはないはずだ。
実際に持ち込んだ感じ、めちゃくちゃ審議するような感じでもなかったので、先述の基準が守られていてある程度の常識の範囲内の写真であれば大丈夫と考えてもよい。
もし攻めた写真をしようとする場合は、NGでその場で撮り直しになる可能性はしっかり頭に入れておこう。
まとめ
運転免許の写真で失敗しないための、写真持参。
実際にチャレンジしてみて、8割の結果は出せるので大きな失敗はしないが、100%の仕上がりには到達できないことが分かった(スキャンの手順を挟むので)。
でも友人は顔が赤く映ったって言ってたので、当日のワンちゃんにかけるよりは、持込み写真で無難に8割の成果をとった方がいいのかなと思う。
免許の写真で失敗したくない人は、ぜひ写真持込で免許作成してみてね☆