富山県は、その名の通り山に富んでいて、緑も多い。
僕は、ついさっきまでそう思っていた…。あなたもそうじゃないだろうか?
でも調べてみると意外なことがわかった。
富山県の山地面積の割合
クリックで拡大。山地面積(2016)、面積(2015.10)
富山県の山地面積の割合は、64.3%。
あれれれ!?
富山県という位だから少なくとも10位以内、もしくは3位以内には入っていると思っていたが全然違った。
全国平均よりもギリギリ上。しかも同じ北陸の福井県に負けてるじゃないか…。
そんなに山の割合が高くないのに、なぜ富山県という名前がついたんだ??
富山県の名前の由来
富山県の由来には様々な説がある。
もちろん山に富んでいるからという説もあるが、次のような説を見つけた。
トヤマの地名の由来
室町幕府直臣の吉見詮頼が、応永5年5月3日に「越中国外山郷地頭職」を観勝寺に寄せた寄進状が初見である。外山郷は、越中守護所放生津(現・射水市)があった射水郡の東端である御服山(呉羽山)の東麓(射水郡からみて外側)に位置する。この地形から、外山の字が当てられたとする説がある。「富山」字は戦国時代に初見されるが、江戸時代は「富山」「外山」の両方が使用されている。(wikipedia)
上記の山地面積の割合を見てしまうと、どうもこっちの説の方が信頼度が高いように感じる。「外」という字よりも「富」の方が意味的にいいから変えたんだろうなという想像も容易にできる。
30年以上思い込んでいたことが、あっさりと崩れさってしまった…。
いや、でも富山県は緑が溢れているよ。これは間違いない!
富山県の森林面積の割合
クリックで拡大。森林面積(2012)、面積(2015.10)
富山県の森林面積の割合は、66.9%だ。
おいおいおい・・・、
北陸三県の中でビリじゃないか!!
しかも全国平均よりも森林面積の割合が低いとは…
なぜ俺は、富山が山と緑がいっぱいな県だと思い込んでいたんだ!?
富山県の漢字を見て勝手に思い込んでいただけだったのか?それとも家の周りの田んぼの緑を見ていたから勘違いしてしまったのか?
もしかして昔は緑が溢れていたけど、森林を切りすぎちゃったとかいうことがあったりするのか?
富山県の林業総収入
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林業も全然盛んじゃなかった…
森林面積の割合がほとんど一緒だった石川県は、なんかすごい稼いでるし。北陸一の都会の石川県は、やっぱり創意工夫でお金に変えるのがうまいのだろうか。
まとめ
富山県は、実は山地の割合も森林の割合も全国的に見ると全然高くない。
今回も個人的にびっくりする事実を知ってしまった。この事実、あなたは知っていましたか?