2016年12月3日
富山県小矢部市のELABO(イーラボ)で行われた、大木賢(Ken Ohki)さんの写真ワークショップに参加してきた。
そこで学んだことを自分なりにまとめてみた。
『写真初心者向け「写真が楽しくなっちゃう会」小矢部市@ELABO』
いい写真とは?
「いい写真と聞いてどんな写真を思い浮かべますか?」
今思い浮かべた写真は、完璧な構図で鮮やかな写真でしょうか?そのような写真はすべて「いい写真」と言えるでしょうか?
ブレたり、めちゃくちゃな構図で、安いカメラで撮影した写真でも、「いい写真」はある。
いい写真の条件とは、「人の心を動かすかどうか」ではないでしょうか?
例えば、親が撮ってくれた卒業式の写真、友人が撮ってくれた披露宴の写真。ちょっとブレたり、斜めになったりしているけど、妙に心を動かす。
テクニックよりも重要なこと
いい写真の撮り方などのテクニックは、インターネットで検索すれば山ほど出てくる。
しかし、それらのテクニックよりも重要なことがある。
それは、自分が感動して心を込めて写真を撮るということだ。
どんなにいいカメラを使って、構図などを考えて撮っても、そこに心が込もっていなければ、人の心は動かない。
自分が感動してシャッターを切り、その写真を見た人が同じように感動する。そんな流れが生まれて初めて「いい写真」が生まれる。
これこそがいい写真を撮るために最も重要なことなのだ。
心があれば何もいらないのか?
自分が感動して心を込めて写真を撮れば、いいカメラもテクニックも何をいらないのかと言えば、そうではない。
心を込めることは、最低条件だ。いくら感動したときにシャッターを切ったとしても、写った写真は自分が見たものとは違うことがほとんどだ。
私たちは何か見たときに、その景色を現実そのままに見ているのではない。無意識のうちに、自分の頭の中で加工されているのだ。
だから自分が感じた景色を再現して人に伝えるためには、それなりのテクニックや知識が必要になる。
いいカメラと安いカメラの違い
いいカメラを買えば、いい写真を撮れるというわけではない。
特定の条件では、いいカメラでも安いカメラでもほとんど違わないこともある。
ただ光が少ない場所だったり、極端に明るい場所だったり、そういう写真撮影において悪条件のときには、カメラの性能がものをいう。
設定次第で、悪条件下でもいい写真を撮ることができる可能性が上がるのだ。
様々な環境に対応することができること、それがいいカメラと安いカメラの大きな違いだ。
レタッチ(Lightroomライトルーム)
写真を修正・加工することを「レタッチ」という。
レタッチはずるいなんていう人がいるが、これも技術の一つ。
先ほども言ったように、自分の感動を人により伝えるための演出と考えると一番しっくりくるのではないだろうか。
Adobe社のlightroomは、難しいテクニックも必要なく、簡単により印象的な写真に加工をすることができる。
人を撮影するときのテクニック
人物を撮影するときには、ちょっとしたテクニックがある。
それは利き顔を意識することだ。人は顔の右半分と左半分で印象が変わる。
一般的に左側は柔らかいイメージ、右側はクールで澄ましたイメージだ。その人をどのように撮りたいかで、顔をどちら側を撮るかを意識すると良い。
可愛らしい雰囲気の女優などは、顔の左側を見せて写っていることが多い。
まとめ
いい写真を撮影するときには、自分の心を込めることが必要だ。どんなテクニックや高価なカメラで撮影したものでも、そこに心を込めなければ人の心を動かすことはできない。
自分が感じた感動を伝えるために、撮影テクニックや高価なカメラなどのガジェットがある。このような考えを持っていることがとても重要なのだ。