2017年8月11日の朝日新聞DEGITALに、こんなタイトルの記事が載っていた。
今年の富山県は気温でも数度全国1位になったりしているが、水難死でも全国最多なようだ。
富山の水難事故件数
富山県警察によると、2016年の富山県の水難事故件数は49件52人。そのうちの9割弱にあたる46人が死亡しているらしい…。
亡くなった方のうち、65歳以上の人が35人と8割弱を占める。
事故発生の時期の内訳は詳しくは分からないが、夏のレジャーシーズンや田んぼのシーズンは、事故が多くなる。
水難事故の発生場所
水難事故の発生場所については、18人が用水路で、15人が河川で、9人が海で死亡している。
意外と多いのが用水路での水難事故。
幅が狭く、水深の浅い小型の用水路でお年寄りが見つかるケースが多かったという。
富山では雪よけのある冬のシーズンと、田んぼの水の調整が必要な今の時期に多く発生しているだろうことが想像できる。
富山県警察はパトロールを強化
昨年の水難事故件数全国最多をうけて、富山県警察は水辺のレジャーシーズンが本格化する7~8月にパトロールを強化するようだ。
パトロールは重要だが、すべての事故を事前に発見できるわけではない。事故を防ぐためには、自分自身での注意喚起が絶対に必要になってくる。
高齢者については、家族の人ができる限り注意する必要もあるだろう。
まとめ
2016年度、富山県での水難事故死が全国最多なのを初めて知った。
水田や雪よけがあるので、他の雪があまり降らない県よりは多いのは分かるが、全国最多なのはなぜだろう?
核家族で高齢者夫婦や高齢者の一人暮らしが増えているのも、実感値として分かるが、なぜ富山で最多なのか?ちょっと僕の頭では理由が分からない…。
富山県に限ったことではないけれど、「この時期に用水路などで水難事故が多いこと」を頭に入れて、いつもよりも十分に注意してほしい。
ご近所同士での声のかけ合いや、家族内での注意喚起などのコミュニケーションが、事や事件の防止につながっているような気がする。