【2021年5月26日追記】
2021年度のスーパームーンは5月26日に見られるようです。
スーパームーンの皆既月食はいよいよ5月26日夜です。地球上の大気を通った太陽光がレイリー散乱によって赤くなり、大気による屈折で月面に達して、そこで反射して地球上に届きます。要チェックです?
18:44 部分食始まり
20:09 皆既食始まり
20:18 皆既食最大
20:28 皆既食終わり
21:52 部分食終わり pic.twitter.com/IUsgUK5IJq— 荒木健太郎 (@arakencloud) May 25, 2021
【2020年4月6日追記】
2020年度のスーパームーンは4月7日~8日に見られるようです。
2018年1月31日ブルームーンと皆既月食が同時見られる奇跡的な日。
一部の記事では「スーパームーンとブルームーンと皆既月食が見られる」なんてことも書かれていたりする。
〇〇ムーンが出すぎてよく分かんない。
「ブルームーン 富山」で検索かけたら射水市のラブホテル出てくるし…w
歴史的にすごいイベントっぽいので、1月31日に起こるブルームーンと皆既月食と観測時間帯についてちょっとまとめてみた。
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スーパームーン、ブルームーン、皆既月食とは?
スーパームーンとかブルームーンって一体なんなんだろうか?
それぞれ整理してみた。
スーパームーンとは?
スーパームーンは、地球に一番近づいて大きく見える満月もしくは新月。
しかし国立天文台によると、スーパームーンは天文学の正式な用語ではなく、明確な定義も決まっていないそうだ。
月と地球の平均距離は、38万4400キロメートル。一番離れる時で約40万キロ、一番近づく時で36万キロほどだそう。近くのものは大きく見えるので、一般的にスーパームーンと呼ばれる月は、実際よりも大きく見えるのだ。
ちなみにそのスーパームーンが見られる周期は、1年に1回らしい(満月の場合)。
思っていたよりも、意外と珍しい月ではないんだな。
大きさの差は約10%。このように比べると「大きさ」の差を感じるが、実際の肉眼ではこのように明確に比較できるわけではないので、そこまで大きさの差は感じないらしい。
ちなみに僕は「めっちゃ月でかいな」って思ったことがあったのだが、それは地平線に近かったかららしい。地平線に近いと比較物があるから、大きく見えるんだってさ。
ちなみに国立天文台HPには、2018年で最も大きく見える満月は1/2だと明記してある。
1/31も満月だが、1/2の満月よりは小さく見えるようだ。
ということは、
1/31の月は「スーパームーン」とはいえない。
そもそも「スーパームーン」に明確な定義がないのだが、「とりあえず大きい月はスーパームーンにしとけ」ってのは、ちょっとダメでしょ。どこかの誰かが無理やり煽ってる感強すぎじゃんw
ブルームーンとは?
画像引用:国立天文台HP
ブルームーンは、青い月というわけではなく、ひと月に満月が2回ある場合の2回目の満月のこと。
月の周期は29.5日なので、2~3年に1回、19年に7回ほどの頻度で、ひと月に満月が2回現れる場合がある。
前述のスーパームーンよりは、かなり珍しい月。
皆既月食とは?
月食は、太陽と地球と月が一直線になることで、地球の影が月に落ちて、月が欠けたように見える現象だ。ブラッドムーンとも呼ばれているらしい。
一部が欠けるのを「部分日食」、全てが欠けるのを「皆既月食」。
その周期は、約3年に2回ほどだが、日本で見られる確率はそれよりもっと低くなる。
2つの奇跡が重なる奇跡の天文現象
ブルームーン、皆既月食、スーパームーン(今回は惜しかったが厳密にはスーパームーンではない)。
それぞれが珍しい天文現象であるのに、これらが同時に発生する奇跡のような確率の日がある。
それが
2018年1月31日。
もし上記の3つが全て1/31に重なっていたら、152年前の1866年3月以来の奇跡だったのだけど、今回は惜しくもスーパームーンの条件が×だった…。
それでも、ブルームーンと皆既月食だけでも十分珍しい天文学的イベント。
そんなレア現象なわりにそこまで騒がれてない気がするのは、僕だけだろうか?
皆既月食はいつ見られるの?
部分食の始め | 1/31,20時48.1分 |
---|---|
皆既食の始め | 21時51.4分 |
食の最大(食分) | 22時29.8分 |
皆既食の終わり | 23時08.3分 |
部分食の終わり | 2/1,0時11.5分 |
国立天文台の情報を読んでいると、日本中どこでも見られる時間は変わらないそうだ。
ということは、わが富山県でも上記の時間に見られる。
1時間以上かけて様々に変わる月の姿が見られるので、写真を撮るにも滅多にないチャンス!
ブルームーンは何時頃?
「ブルームーンは、ひと月に満月が2回ある場合の2回目の満月のこと」だったので、1/31の月は全てブルームーンだといえる。
この日の月の出は、16時57分頃のようだ。
月食が起こる前のブルームーンも十分レアなので、しっかりと観測しておこう。
双眼鏡でお手軽観測
これだけ珍しい天体現象。
肉眼でも十分確認できるらしいのだが、どうせならもっとしっかりと見たい!
と思って、富山市天文台を調べてみた。
この日は休館日らしい…。マジか!!w
立派な天体望遠鏡なんてこの日のためだけに買えない。でも、ちょっとは特別感を出して綺麗な月を観たい!
そんな人には、Vixes(ビクセン)の双眼鏡をオススメする。
TVの宙ガールの番組で紹介していて、思わず購入した商品。1万円以内で買えて、コンパクトなので持ち運びにも便利。
山に行くときにはいつも携帯していて、昨年は西穂山荘でも星や月を観てきた。
この値段でこれだけコンパクトで、結構ハッキリと月や星の天体が観られるのでコスパ的には十分。
今回の天体イベントでも、こいつを使って自宅から観察する予定だ。
まとめ
2018年1月31日の月がスーパームーンなのかどうかはよく分かんないけど、ブルームーンと皆既月食が重なることは確実。
そんな珍しい天体現象の日、是非とも晴れわたって、快適に天体観測をしたい。
Yahoo!天気をチェックしてみると、富山の天気は今のところ曇りのち雪。降水確率60%。
こういう天体系のイベントをしっかり観たことないので、是非とも晴れて欲しいもんだ!
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