2017年12月8日から、Amazonがゲーム動画配信サービスアマゾンTwitch Prime(ツイッチプライム)の提供を開始した。
ゲームはほとんどやらないので全然知らなかったが、ツイッチってどんなものなのかちょっと調べてまとめてみた。
Twitch(ツイッチ)とは
Twitch(ツイッチ)
Amazon.com が提供するライブストリーミング配信プラットフォームである。2011年6月に総合的なライブストリーミング配信サイトJustin.tv から、コンピュータゲームに特化したプラットフォームとして派生して立ち上げられた。
(Wikipedia)
ツイッチは、2014年に米Amazonによって、9億7000万ドル(日本円で約1000億円)で買収された。
ツイッチでは、ゲームのプレー動画に対して、視聴者がスポンサーになったり、リアルタイムでコメントしたりできる。
そのため、ユーザーの1日の平均滞在時間が1時間46分とかなり長めだ。
ツイッチのサイトを見ると分かるが、結構な人数が視聴中のライブ配信動画がある。
数万、数十万人はザラ。これだけの人がゲーム動画を見ている事実にちょっと驚いた。
ゲーム動画配信の面白さとは?
ほとんどゲーム動画を見ない僕は、ゲーム動画って何が面白いかよく分からなかった。
でも、ゲーム動画をよくみる友人に聞いてみると
「自分がやらなくてもいいから楽」
「ゲームが欲しくなることが多い」
「変なCMよりも、ゲーム動画の方が面白さがよく分かる」
と言っていた。
そして僕も試しにいくつかゲーム動画を見てみた。
動画は、プレイヤーがゲームをしながら色々と話をしているというだけのシンプルなもの。
要所要所で、ちょっとした解説が入ったりもするが、凝った編集があるわけでもなく、延々とプレイが続く。
これを見ていると、昔を思い出した。
兄貴や友達と一緒に複数人集まって、みんなで順番にTVゲームをしていた光景。
「下手くそ!」「横から敵がきてるぞ」「あの土管に入るとワープできるぞ」なんてことをワイワイと言い合いながら、TVの前でゲームに夢中になった。
ゲームの機器などは進化したが、今の子供達も大勢でワイワイやってる姿は、昔とあまり変わらない。
有野課長がやってる『ゲームセンターCX』がいい例かもしれない。有野の下手なプレイを見ながら、なんだか昔の懐かしい気持ちに浸れて面白い。
ゲーム動画配信では、家にいながら、昔のあのワイワイ感を味わえるのだ。
滞在時間が長くなるのもうなづける。
Twitch PrimeのAmazonの狙いは?
Twitch Prime(ツイッチプライム)の提供によるAmazonの狙いは、広告収入とそこからのAmazonへの流入だろう。
かなり多くの人が、ツイッチのゲーム動画を長時間に渡って見ている。
そこに広告が流れてきて、それが興味のある広告ならクリックして見る可能性が高い。
また、見ていたゲームを買いたいと思った時も、Amazonを通じてすぐに購入できたら便利だ。
Amazonは、Amazonプライムビデオ、Amazonプライムミュージック、Amazonファッションなど、プライム会員登録者への多くの特典を用意して、半端ない囲い込みを行なっている。
年間3900円で、これだけのサービスが受けられるのであれば、損をすることはほとんどないだろう。プライム会員は、Amazonで送料無料になるので、すぐ元が取れる。
Amazonプライム会員の特典は?
ツイッチのゲーム動画配信だが、アマゾンプライム会員には次のような特典がある。
・毎月無料でゲーム特典を入手
・広告なし視聴と、30日ごとの無料のスポンサー登録
Amazonをほぼ利用しない人であれば、この特典だけでは、年間3900円を払ってプライム会員になろうとは思わないかもしれない。
でも、ちょっとでもAmazonを利用していて、ツイッチも利用している人なら、年間3900円は払っても惜しくない額ではないだろうか?
ゲームのアイテムを購入している人なら、特にそうだろう。
プライム会員なら無料でゲーム特典をもらえるのであれば、どうせならプライム会員になった方が得だって人が結構いるのではないだろうか?
まとめ
アマゾンのゲーム動画配信サービスTwitch Prime(ツイッチプライム)。
これによって、Amazonにどんな影響が生まれるのだろうか?
Amazonフリークとして、ちょっと楽しみだ。
稼いだお金をかなり積極的に投資していくAmazon。Googleとの不仲説もあったりと、なかなか楽しませてくれる。
最近の僕はといえば、Amazonエコーに向かって「アレクサ、音楽流して」を呪文のように唱えている。
日常的に音声で操作をする感覚は、実際に体感して見るとかなり楽だ。
スマート家電なら、家に帰ってきて「アレクサ、電気とTVとエアコンつけて!」で必要な動作がほぼ全て完了してしまう。
ネットができてから急速に変化している現代、次の10年後はどんな未来になっているのかワクワクするな。