完全立ち入り禁止になってしまった富山新港 東堤防の現状のバリケードの様子と設置理由、釣り可能なエリアが丸わかり!
富山湾にグイッとせり出した長い堤防。季節を通して様々な魚が釣れた有名な釣り場「富山新港の東堤防」。
以前から注意の看板は立っていたが、普通に入れる状況で多くの人が釣りを楽しんでいた。
その富山新港の東堤防が2019年1月18日から完全に立ち入り禁止になってしまった…
実際にどうなってしまったのか新港東堤防の現状をチェックしてまとめてみた!
富山新港 東堤防の現状
射水市にある富山新港の東堤防。
以前はなかった大きな看板に「1月18日以降入れません」と書かれている!
今までは普通に通り抜けられる車止め的なモノだけだったのに、完全な柵が取り付けられている…。
柵の上には有刺鉄線も取り付けられている…。
横からも簡単には入れないような柵がしっかりと設置されている…。
夕まずめの釣り人が多い時間帯に行ったのだが、当然のごとく人はいなかった…。
富山新港東堤防が立ち入り禁止になった理由
富山新港は海外の船舶が出入りする港湾エリア。その管理は、富山県土木部港湾課や富山新港管理局などによって行なってわれている。
今回の立ち入り禁止フェンスの設置目的は港湾施設の保安と水難事故防止だが、そもそもは改正SOLAS条約に基づいたものだ。
- 船舶所有者、港湾管理者などが保安の確保のための措置を講じることにより、国際海上運送システムの信頼性の向上を図る
- 併せて急迫した脅威が認められる船舶の入港を拒否することなどにより、国際海上運送に係る不法な行為の防止を図る
参考:国際港湾施設の保安対策
これは2001年のアメリカ同時多発テロを受けて改正された条約。
2018年に新港で釣り人が堤防から海に転落して死亡した事故があったため、協議の末に立ち入り禁止フェンスの設置が決められた。
富山新港の釣り可能エリア
射水市の富山新港では、そのほとんどで立ち入り禁止や釣り禁止区域が定められている。
しかし、
まだ釣りが可能なエリアも残っている!
富山県新港管理局が公表している上の地図の4ヶ所の青いエリアでは釣りが可能☆
- 東港口護岸
- 東水路先端緑地
- 南水路緑地
- 開港記念碑緑地広場
次のような「お願い」も記載されている。
- 「救命浮環」「救命ハシゴ」の設置場所をお確かめください。
- 安全のためライフジャケット等を着用してください。
- 皆さんが綺麗な環境で釣りを楽しめるよう、「ゴミ」は各自が必ず持ち帰りましょう。
- 必ず所定の駐車場に駐車してください。路上駐車は、絶対に止めてください。
港湾エリアは、海上運送の拠点でもあるので自由に釣りはできない。
基本的には黙認されている部分も多いので、ルールを破って危険なことなどをすれば今回のように規制が入ってしまう。
まとめ
富山県内でもかなり優良な釣りスポット「富山新港の東堤防」が完全立ち入り禁止になったことについてまとめてみた!
ちょっとしたルールを守れなかったり、危険なことをして、もしくは安全確保をしてなかったりして事故などが起きると、今回のように規制が入り釣り場が減る。
海も山も豊富な富山。自然の遊び場が規制によって少なくなっていくのはもったいないし、悲しい…。
事故に遭った人もワザとではなかったはずだ。でも、何か事故が起こると規制になってしまう流れはある程度仕方がない。
周りの釣り人たちと協力してお互い注意喚起しあうなどして、もっと安全に富山の自然を満喫できる遊び場を残していこう☆ 海があるのに釣りなどの遊びができないなんてやっぱり嫌だ!