テレビを発明した人って誰か分かる?
特に考えたこともなく、なんとなくエジソンとか外国の人が作ったものを日本に持ち込んだだけだと思い込んでいた…。
でも、ちょっと調べてみると富山出身の人が関わっているっぽい!
魚津市出身の川原田政太郎(かわあいだ まさたろう)について、ちょっと調べてまとめてみた。
キッカケは朝ドラ
朝ドラ「わろてんか」を見ていて、「朝ドラで富山が舞台になってことはないのかなぁ」と思ったので調べてみた。
すると、
「凛凛と」という朝ドラがヒットした。
「凛凛と」は、1990年4月2日〜9月29日に放送されたNHK連続テレビ小説。
富山県魚津市出身で、大正時代に上京し、テレビジョンを開発した青年と周辺の人物を描いた物語。川原田政太郎がモデルとされたようだ。
朝ドラで富山出身の人が取り上げられていたことにもビックリしたけど、その人がテレビを開発した人だということにもっとビックリした…。
川原田政太郎とは
川原田政太郎は魚津市に生まれ、現大町小学校を卒業後、代用教員などをしながら勉強し、早稲田大学理工科与科に入学。
卒業後、早稲田大学助教授としてイギリスに留学した時に、ロンドン大学のテレビジョン実験に感銘を受け、帰国後研究を行う。その後、機械式の早稲田式テレビジョンの開発に成功したようだ。
日本のテレビジョンの父と呼ばれる高柳健次郎は、ブラウン管方式というものを開発。川原田政太郎の開発した早稲田式テレビジョンは、ブラウン管方式よりも画質は劣るが、大型スクリーンに投影できる点が優れていたようだ。
難しい話はよく分からないのだが、川原田政太郎は日本のテレビジョン開発において貢献したことには間違いない。
さらに、川原田政太郎は発明家としても有名で60以上の特許を取得し、上野駅前の地下鉄ストアビルに世界最大式時計台も作っているらしい。
「凛々と」がみられない…
ここまできたら、朝ドラ「凛々と」をちょっと見てみたくなって調べてみた。
朝ドラといえば、NHKオンデマンドの見逃し配信のイメージがあったのだが、古すぎてどうやらないっぽい…。流石に約30年も昔のテレビだからな…
他にも探してみたが、NHK関連のサイトにちょっとした動画があるだけ…。
「凛々と DVD」で検索しても、全然引っかからない…。
ネットで検索すれば、何かしらのサービスで動画が見られるのが当たり前のような感覚だったけど、昔の作品になるとそう簡単にはいかんのやね…。
まとめ
日本のテレビ開発に貢献した人物が、富山出身だということを初めて知った。
川原田政太郎という人の存在と功績をすでに知っていた人は、どれくらいいるのだろうか?
魚津市観光協会公式サイトには、川原田政太郎についてのページが用意され、説明がされている。何かを書き記しておかないと、時代の変化と人の入れ替わりと共に、すぐに消え去っていくことを実感。
戦争体験者などについてもそうなんだよな…。
戦争体験者がなくなり、戦争の悲惨さを知らない人たちばっかりになったら、同じ過ちをまたおかしそう…。
何かを書き記しておく作業、人間が昔からず〜っと行なっている理由はそういうことなのかもな。
川原田政太郎という富山出身の人物。心の片隅にとどめておこう☆