インターネットを利用して買い物をする人が、圧倒的に増えている。
いつでも注文できて、在庫も十分にある上に、実店舗よりも安く、家まで送ってもらえる。めちゃくちゃ便利だ。
僕もよくネットで買い物をする。Amazonプライム会員は、送料無料でプライム会員用の割引価格で購入できるので、Amazonを利用することが多い。
スラムダンクやクレヨンしんちゃん、勇者ヨシヒコ、プリズンプレいくなどのアニメも無料で見られるAmazonプライムは、本気でおすすめ!半分以上アマゾン信者です。
そんなAmazonが、Amazonファッションなるサービスをしていることを初めて知った。
知ったと同時に、マジで実店舗ヤバイなんじゃない?富山のような田舎の実店舗は真面目に大ダメージなんじゃない?と思ってしまったので、そこらへんをちょっと考えてまとめてみた。
Amazonファッションとは?
アマゾンファッションは、Amazonのサービスの一部。
服や靴、カバンや時計など、ファッションに関係する商品で、アマゾン自身が発送する商品がAmazonファッションというカテゴリに分類されている。
そのAmazonファッションのカテゴリ内の商品であれば、最大30日間返品可能、返品・返送料も無料なのだ。
アマゾンファッションの説明ページには、次のように書いてある。
Amazon Fashionは、最大30日間返品可能、返品・返送料も0円。気になるアイテムを見つけたら、気軽にご注文ください。サイズやカラーに迷っても大丈夫。数種類まとめてオーダー、自宅で試着して、デザインやフィット感を納得いくまで確認してください。
さぁ、「自宅で、自由にフィッティング」を楽しみましょう。
これを見たときに、自分が富山でファッション系の店をやってたらマジで冷や汗もんだと思った…。
僕の中でネット通販と実店舗のメリット・デメリットというか、通信販売で買いやすいものと買いにくいものが、なんとなく分類されている。
半分以上Amazon信者の僕でも、アマゾンなどの通販で買わないものがある。
ネット販売で買わないものは?
賞味期限の短い食料や自分が身につける服などは、ネットでは買わない。
賞味期限の短いものをわざわざ届くまで待ちたくないし、欲しいものを1個1個探してポチるのが逆にめんどくさい。スーパーの方が下手したら安いし、目につくものから探したい気持ちもある。明確にこれが欲しいと決まってないのだ。
実際に身につけるものは、ネットに記載してあるサイズだけでは分からない微妙な部分があるので、実際に試着して身体に合うか試したい。ある程度高いものなので、なるべく長く身につけられるように、しっかりと品定めしたいのだ。だからネット通販の方が、数百円安いくらいなら実店舗で買う。
僕と似たような理由で、服や靴は実店舗で買うって人は、まぁまぁいるんじゃないかと思う。
ネット販売で買うものは?
逆に通信販売で買うものってなんだろうかと考えてみる。
身につけるものではなく、そんなに繊細なものでなく、高価なものでなく、どんなものか明確に理解できていて、どこで買っても変わらないものなどは、ネット通販で買っている気がする。
どんな商品が届くか具体的にイメージできるので、あんまり不安がない。多くの人は、全く同じものならできるだけ安く買いたいと思うはずだ。
今時の購買までの流れとは?
物を購入するまでの流れは、少しずつ変化してきている。
僕の中で一番ネット通販で購入すると得だなぁと感じるものは、電子機器だ。
今までは、YAMADAやコジマなんかの家電量販店で買うのが普通だった。安いし、品揃えも多いからだ。
でもインターネット通販が現れてから、ガラッと一気に変わった。
まず在庫の面で、家電量販店はネット通販に絶対に勝てない。さらに店舗を持っているということは、人件費や家賃、冷暖房や照明にかかる費用などが固定費として必ずかかるので、商品の値段設定でも基本的にネット通販に勝てない。
「接客で詳しく商品の説明をできる」という面では、家電量販店に分がある。しかしそれすら逆効果になっていて、家電量販店で実物を見て説明を受けてから、ネット通販で買うという流れになってしまっている。
同じ商品なのに数千円も安く、しかも重いものを持って帰らなくてもいいとなれば、説明してくれた店員には悪いが通販を選択してしまうのは、ある程度仕方がないだろう。
これが今の流れで、これはもっと顕著になるだろう。
しかしこの流れは、少なくとも僕の中では、洋服や靴には成り立ちにくいのではないかと思っていた。
洋服や靴などを買うときの流れ
服や靴なども、先ほどの家電量販店のようにネット通販で買おうと思えば買える。
しかし富山という田舎では、実物を見られる機会があまりない。
ファッション雑誌で見て良さそうなものを、自分に合わないリスクを承知で通販で購入するか、実店舗でしっかり確認できるものを購入するかの2択になる。
少なくとも富山という田舎では、ネット通販よりも実店舗が勝る部分があり、そこに生き残る可能性があると思っていた。
でも、Amazonファッションはやばい。だって、その試着部分すらもネットで補ちゃうから。
しかも僕のようにAmazonプライム会員なら、購入時の送料も無料。
実店舗がネット通販に勝てる部分が、店員自身の魅力とかそういったわずかな部分しか残ってない…。それができるのは、ほんのわずかな店だけだろう。
まとめ
Amazonファション。というか、アマゾンはやばいなぁと思う。
便利すぎる。
その便利の裏には、配送で疲弊する配送業者などがいたりするのだが、アマゾンは今度独自の配送ルートを持つという。最初は東京都内だけらしいが。
書籍の通販だったAmazonだが、そのサービスの拡大は著しい。Amazonユーザーの囲い込み方がハンパない。
Amazonプライム会員は、通販の送料無料、Amazonビデオでアニメが無料、Amazonミュージックで音楽が無料、Amazonキンドルで毎月1冊無料、さらにネットストレージまで無料で使える。
しかもそれだけのサービスが、年間3900円。月額にすると325円で使い放題。
裏で働く人の様々な負の部分を考えても、やはりこの料金でこのサービスはお得すぎる。
1回Amazonプライム無料体験をやってしまったら、抜けられんやろな。
でも、Amazonやその他の通販によって確実追い詰められている実店舗。追い詰められたこと生物は進化するというが、何か劇的な変化が起こるのかちょっと期待もしている。