平安時代の源氏と平氏の源平合戦!
倶利伽羅峠の戦いで、5万の兵で、10万の平氏を打ち勝ったのが木曽義仲 (源義仲)。
その木曽義仲が戦勝祈願をしたのが、富山県小矢部市にある「埴生護国八幡宮」です。
しかも社殿全体が国指定の重要文化財になっているのは、富山県内で瑞龍寺と埴生護国八幡宮だけ!
これは面白い観光スポットだと思い、合格祈願がてら見に行ってきました!
埴生護国八幡宮
小矢部市の埴生護国八幡宮は、先ほど説明したとおり国指定重要文化財です!
埴生護国八幡宮の面積は約2万坪 (6ha)と広大で、様々な見どころスポットが沢山あります。
富山市から遠いため、小矢部市はあまり行ったことがなかったのですが、こんなすごい神社があったのは初めて知りました!
しかもここ、源平合戦の倶利伽羅峠の戦い前に、木曽義仲が戦勝祈願をした神社としても有名!
受験などの合格祈願には、ぴったりの神社です。
埴生護国八幡宮の見どころ10選!
小矢部市の埴生護国八幡宮の見どころを10個ピックアップしてみました!
- 木曽義仲のオリジナルお守り
- 日本最大級の木曽義仲騎馬像
- 煩悩を踏み消す108段の石段
- 鳥居の隠れ鳩
- 宝物殿
- 名水 鳩清水
- 拝殿から本殿までの奥行き
- 美しいこけら葺き屋根
- 社殿屋根の梅鉢門
- 珍しい雪囲い
順番に紹介していきます。
木曽義仲のオリジナルお守り
埴生護国八幡宮は木曽義仲が戦勝祈願をした神社として、オリジナルお守り木曽義仲の「勝守(かちまもり)」があります。
- 人生の試練に勝つ
- 相手に勝つ
- 自分に勝つ
- 難関突破
- 開運守護
- 入試合格
- 心願成就
などなど、多くのご利益があります。
義仲・巴絵馬や諸願絵馬、学業絵馬なども。
合格祈願の絵馬が沢山奉納されていました!
宝物庫には、木曽義仲の戦勝祈願の図の掛け軸も展示されています。
『当社に祈願をこめて、著しい霊験があった。このことは「平家物語」「源平盛衰記」「謡曲木曽」など、多くの古典文学の中に語られている。』と、記載されていました。
倶利伽羅峠の戦いは、木曽義仲5万に対し、平家10万と兵力が倍だったのに、木曽義仲が勝利した戦い!
この歴史的事実からも、合格祈願のご利益がありそうですよね。
日本最大級の木曽義仲騎馬像
埴生護国八幡宮の境内には、地上からの高さが8m、重さ5トンの日本最大級の木曽義仲騎馬像があります。
顔の位置が高すぎて、スマホで写真を撮るのも難しいくらい大きいので、ぜひ実物を見てみてください。
煩悩を踏み消す108段の石段
埴生護国八幡宮には、108段の石段があります。
参道の途中に3段、この写真の石段が103段、拝殿の前に2段で、合計108段。
108の煩悩を踏み消して社殿にいくように、設計されています。
でも、今は参道途中の3段がなくなったので108段ではありません…。
石段登って見下ろすと、いい感じに下の鳥居が見えるのでオススメです。
目線を上げて遠くを見ると、木々の間に小矢部市街地や立山連峰がチラッと見えるので、この光景もぜひ見てみてください。
鳥居の隠れ鳩
埴生護国八幡宮の参道の参道の鳥居です。
この鳥居にある扁額「八幡宮」の中には、神使の鳩が隠れているのですが、分かりますかね?
「八」の文字に2羽、「幡」の「巾」の文字に1羽。
こうやって探すと、「宮」のウ冠も鳩のように見えてきますよね?
実物でちょっと探してみてください!
宝物殿
埴生護国八幡宮の社殿の横には、宝物殿があります。
古文書を中心に、歴史のある宝物が多数展示されています。
豊臣秀吉公陣備図 (じんそなえず)は、戦時に編成された部隊図です。
このように武将を配置していたのか、と結構おもしろいのでオススメ!
倶利伽羅峠(砺波山)の戦いの状況図などの展示も!
ほかにも古文書を中心とした宝物が展示してあり、義仲願文や木曽義仲公祈願の図など見応えのある宝物が沢山展示してあります。
名水 鳩清水
埴生護国八幡宮の境内には、名水 鳩清水 (はとしみず) もあります。
源平合戦の折、倶利伽羅の山中で源氏軍が八幡神の御使いである白い鳩の導きによって発見し、兵馬がのどの渇きを癒したとされる「鳩清水の滝」を水源とする清水が注いでいます。
拝殿から本殿までの奥行き
写真では分かりづらいですが、埴生護国八幡宮の拝殿から本殿までは、かなり奥行きがあります。
埴生護国八幡宮を横からみるとこんな感じ。
右側が拝殿で、左奥が本殿です。この奥行きを知ってから、拝殿から奥をのぞくとちょっと不思議な気分になるので試してみてください。
社殿の横には、社殿全体の名前や説明が書かれた案内板があるので、建築に興味がある人は見てみてください。
美しいこけら葺き屋根
埴生護国八幡宮の屋根は美しい「こけら葺き」です。
25〜30年おきに葺き替えられます。こけら葺き屋根板奉納のお願い、として奉納金1,000円で屋根材料に願いを書き込めます。
社殿屋根の梅鉢紋
埴生護国八幡宮の社殿屋根には、前田利家の梅鉢紋(うめばちもん)があります。
見逃しがちですが、光り輝く前田家の家紋を見逃さないように!
珍しい雪囲い
埴生護国八幡宮の雪囲いは、かなり珍しいタイプのものです。
少なくとも僕は、人生で初めて見ました!
数日かかるのかと思って住職さんに聞いてみたら、1日かからずにパッパと完成するそうです。
拝殿の雪囲いはこんな感じで、2段の石段はスロープで隠れます。
雪囲いは10月末~3月上旬頃までとのことなので、雪囲いを見てみたい人はその時期に行ってみてください!
受験の合格祈願で来る場合は、時期的に雪囲いされた状態のはずです。
埴生護国八幡宮のアクセス&駐車場
小矢部市の埴生護国八幡宮に車で行く場合は、倶利伽羅源平の郷 埴生口へ行きましょう!
駐車場は無料で利用できます。
ここの施設内には小判や火牛、倶利伽羅峠の模型や、木曽義仲のボードなどもあり結構面白いので、開いていれば中も見ていくことをオススメします!
まとめ
小矢部市の合格祈願にオススメの「埴生護国八幡宮」についてまとめました!
埴生神社は、国指定の重要文化財になっている実はすごい神社です。
木曽義仲 (源義仲)が、倶利伽羅峠の戦いの戦勝祈願をした神社としても有名!
この歴史的背景もあって、合格祈願としてもご利益が期待できます。そして観光スポットとしても見どころ満載なので、一石二鳥!
気になった人や受験を控えている人、勝負がある人、自分に勝ちたいって人は、ぜひ足を運んでみてください。