魚津市にある東山円筒分水槽 (ひがしやまえんとうぶんすいそう)。
2020年4月3日に国の登録有形文化財 (建造物) に登録された、日本一美しいともいわれている円筒分水槽です。
東山円筒分水槽は、富山県では初めての工法として施行された歴史もあります。
2020年12月には、ポケットパークとして整備されてかなりキレイになったので観光スポットとしてもおすすめです。
東山円筒分水槽について、場所や駐車場、実際の様子などをまとめてみました!
参考にして富山観光を楽しんで行ってください。
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東山円筒分水槽|場所
東山円筒分水槽は、魚津市の片貝川沿いにあります。
東山円筒分水槽とは?
富山県魚津市にある東山円筒分水槽 (ひがしやまえんとうぶんすいそう) について、順番にお伝えしていきます。
東山円筒分水槽
富山県魚津市の東山地区にある天神野用水、青柳用水、東山用水の3つの水路に均等に水を供給する目的で設置された円筒形の分水槽です。
その美観から観光地およびパワースポットとしての人気を博しており、多くの訪問者が訪れています。
東山円筒分水槽の水の流れは、常に均等で一定でキレイなので、ずっと見ていられます。
2020年12月には、魚津市がこの分水槽及びその周辺の魅力的な景色を楽しめるポケットパークを開設されました。
この種の分水槽で、水がこのように流れ落ちる構造は珍しく、急な川の特徴を活かした設計とされています。
日本一美しい円筒分水槽
東山円筒分水槽は、インターネット上で「日本で最も美しい」との評価を受けています。
この円筒分水槽は、直径が9m12cm。片貝川の左岸から水路トンネルを通じて水を引いており、水の分配は分水槽の中心から各水路へと、円筒の円周に沿った中心角に基づいて行われます。
円筒分水槽の特長は、上流から供給される水量が変動しても、その量が多ければ多いほど、少なければ少ないなりに、均等に水を配分することが挙げられること。
この分水槽は建設された当時、富山県で初めて採用された技術であり、50年以上経った今でも、用水の安定供給に重要な役割を果たしています。
全国にはさまざまな形状の円筒分水槽が存在しますが、富山県にはそのうち5つがあり、その中の2つ (東山円筒分水槽・貝田新円筒分水槽) が魚津市に位置しています。
東山円筒分水槽は、2020年4月3日に国の登録有形文化財 (建造物) として認定されました。
施設概要
魚津市の東山円筒分水槽は1954年 (昭和29年) に完成した建造物です。
片貝川の水を農地面積に合わせて、東山、青柳、天神野の3用水に分配します。
鉄筋コンクリート造りで円筒の直径は9.12メートル、水量は最大毎秒約2トンです。
- 事業年度:昭和25年~30年
- 総事業費:726,328千円
- 受益面積:1800ヘクタール
- 水路延長:10.374m
サイフォン水路
東山円筒分水槽は、サイフォンの原理を利用した水施設です。
サイフォンとは、隙間のない管を利用して液体をある地点から目的地まで、途中出発地点よりも高い地点を通って導く装置のこと。
水の賞 受賞
平成5年
うるおい環境とやま賞
水の賞
東山円筒分水槽
富山県
過去に表彰されたため、このように書かれたプレートが飾ってあります。
東山円筒分水槽|ポケットパーク (整備後)
富山県魚津市の東山円筒分水槽のポケットパークは、このような感じです。
「整備前の様子」と見比べてもらうと、かなりキレイに整備されたことが分かります。
ポケットパークはコンパクトですが、休憩用のスポットなどがちゃんと用意してあります。
目の前を流れる川は、片貝川。景色もキレイです。
駐車場
東山円筒分水槽のポケットパークの駐車場は、このように整備されています。
普通の駐車場だけでなく、優先駐車場、自転車用のバーなども完備。
駐車場から、東山円筒分水槽まではすぐです。
車椅子でも近くまで行けるように、道が整備されました。
アクセス
東山円筒分水槽のポケットパークへのアクセス方法は、次のとおりです。
- あいの風とやま鉄道魚津駅より 車で約12分
- 天神ルート:東山公民館にて下車、徒歩数分(約800m位)
車がない人は、魚津駅からバスでも行けます。
天神ルートで、1乗車200円 (小中高校生100円)。
▶️ バスの路線
東山円筒分水槽|昔の整備前の様子
東山円筒分水槽のポケットパークができる前の様子について、なるべく詳細に紹介していきます。
どのように変わったのかなど、見比べて参考にしてください。
駐車場
魚津市の東山円筒分水槽のある場所に、特別整備された無料駐車場はありません。
でも、すぐ近くの道路の脇に4~5台の車を停めるスペースがあります。これはポケットパーク整備後もあるので、駐車場が満車の場合はこちらを利用しましょう!
車通りが多い道でもないし道路にはみ出るわけでもないので、ここに駐車しておけば人の迷惑にはならないはずです。
駐車場から見た様子
前述の駐車場から、道を渡ると円筒分水槽が見えてきます。
溝の横に小道があり、看板もあります。柵も微妙に隙間があり、ちょっと危ないので気をつけてください。
案内看板
小道の柵にある「東山円筒分水槽」の看板。
東山円筒分水槽の様子
小道を歩いていくと東山円筒分水槽が登場!
一番奥の山際の高台に登ってみました。
休憩用のテーブル
東山円筒分水槽の横には、テーブルと椅子が置いてあります。
まとめ
魚津市の東山円筒分水槽についてまとめてみました!
円筒分水槽からただ水が湧き出ているだけなのですが、音と水の流れる様子に見惚れてしまう素朴な観光スポット。
水が豊かな今の富山では想像がつきませんが、そういった歴史的な背景を思い浮かべながら水の流れを見るのは贅沢な気さえしてきます。
魚津周辺に立ち寄った際は、観光の一環としてちょっと寄ってみてください。
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