魚津市にある東山円筒分水槽(ひがしやまえんとうぶんすいそう)が、国の登録有形文化財(建造物)に登録するように2019年11月15日に答申された。




日本一美しい円筒分水槽ともいわれている東山円筒分水槽。
東山円筒分水槽について、場所や駐車場、実際の様子などをまとめてみた!
東山円筒分水槽とは?
魚津市の東山円筒分水槽(ひがしやまえんとうぶんすいそう)は1954年(昭和29年)に完成した建造物。
片貝川の水を農地面積に合わせて、東山、青柳、天神野の3用水に分配する施設。
鉄筋コンクリート造りで円筒の直径は9.12メートル、水量は最大毎秒約2トンだ。
- 事業年度:昭和25年~30年
- 総事業費:726,328千円
- 受益面積:1800ヘクタール
- 水路延長:10.374m


サイフォン水路
東山円筒分水槽は、サイフォンの原理を利用した水施設。
サイフォンとは、隙間のない管を利用して液体をある地点から目的地まで、途中出発地点よりも高い地点を通って導く装置のこと。




東山円筒分水槽|場所
東山円筒分水槽は、魚津市の片貝川沿いにある。


東山円筒分水槽(ひがしやまえんとうぶんすいそう)
住所:富山県魚津市東山
駐車場
魚津市の東山円筒分水槽のある場所に、特別整備された無料駐車場はない。
でも、すぐ近くの道路の脇に4~5台の車を停めるスペースはある。
車通りが多い道でもないし道路にはみ出るわけでもないので、ここに駐車しておけば人の迷惑にはならなそうだ。
東山円筒分水槽|現地の様子
魚津市にある東山円筒分水槽の現地はどんな感じなのか、なるべく詳細に紹介していく。
駐車場から見た様子
前述の駐車場?から、道を渡ると円筒分水槽が見えてくる。
溝の横に小道、行けば分かると思うが変なところに看板があり、柵も微妙に隙間があり、そっち側へ行っていいのかちょっと困惑するw
案内看板
小道の柵に「東山円筒分水槽」の看板がある。


東山円筒分水槽の様子
小道を歩いていくと東山円筒分水槽が登場!


平成5年
うるおい環境とやま賞
水の賞
東山円筒分水槽
富山県
このように書かれたプレートが飾ってあってので、過去に表彰されたらしい。
一番奥の山際の高台に登ってみた。




東山円筒分水槽の水のスロー動画




休憩用のテーブル
東山円筒分水槽の横には、テーブルと椅子が置いてある。


まとめ
魚津市の東山円筒分水槽についてまとめてみた!




円筒分水槽からただ水が湧き出ているだけなんだけど、音と水の流れる様子に見惚れてしまう素朴な観光スポット。


水が豊かな今の富山では想像がつかないけど、そういった歴史的な背景を思い浮かべながら水の流れを見るのは贅沢な気さえしてくる。
魚津周辺に立ち寄った際は、観光の一環としてちょっと寄ってみるのもいいのでは?