主に富山県魚津市で撮影された映画「羊の木」。
富山ロケの映画ってことで、やはり気になったので見てきた。
『富山ロケの映画「羊の木」鑑賞前に!ロケ地/あらすじ/原作/キャスト完全まとめ』なんて記事も書いてたしね。
ポイントの期限が切れそうだったので、今回はジェイマックスシアターのレイトショーで鑑賞。一番広いスクリーンに自分以外にもう1人いるだけw ほぼ貸切状態の贅沢鑑賞だった。
ジェイマックスシアター、マジで潰れるんじゃね…。と思いつつも、逆にいえば穴場映画館。まだ行ったことがない人は一度行ってみるといいかも空いてるからw
映画「羊の木」を見た感想レビューをちょっとまとめてみた。
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想像以上に富山だった
見てみてまず思ったのが、想像以上に富山県ぽさが出てたってこと。
海が見える景色とか、魚津市役所のちょっと古びた感じとか、富山きときと空港とか、日常の景色を見ている感じだ。
富山県民でもなかなか見られない景色って訳ではなく、本当の日常を切り取ったような風景。
カッコつけず飾らずの「ザ・富山」みたいなw 富山県民ならすごく親しみの持てる景色が満載だ。
メシが美味そうで店に行きたくなった
刑務所から出所した6人を主人公の月末一(錦戸亮)が、迎えに行くんだけど、その途中で一緒にご飯を食べるシーンがある。
一つは、ロケ地マップにも載っている「万直し」というランチもできる居酒屋。
ここは松田龍平と立ち寄った場所で、カワハギの刺身定食とカレーを食べていた。妙に美味そうに見えたので、一回食べてみたい。
もう一つは、水澤紳吾と立ち寄った大衆食堂。
出所後初めて食べたのか、水澤紳吾がラーメンとチャーハンをがっついていて、それがめっちゃ美味しそうだった。
スタッフTシャツに店の名前が入っていたっぽいけど、どこの店かよく分らなかった。知ってる人、教えて☆
錦戸亮の普通っぽさがよかった
魚深市役所の職員役の錦戸亮。
本当に市役所にいそうなくらいの平凡さを、うまく表現していた。
この感じ、どこかで見たことあるような気がしたが、映画「県庁おもてなし課」だ。あの映画も県庁職員だったので、近いものがある。
堀北真希も出ていて、あれも面白い映画だった。
錦戸亮みたいなイケメンは滅多にいないんだけど、あの一般に溶け込むような演技はいい味が出ていた。
優香がエロかった
太田理江子(優香)は、飛行機で富山に来たので、きときと空港のシーンで登場。
空港の喫茶店で、錦戸亮と話をするんだけど、そこからカビ臭い服を着替える流れに。パツパツで完全にエロい服に着替えることになる。
さすが元グラビアアイドルなだけあって、すごいプロポーション。
その後の話の中でも、完全にエロ枠。
北見敏之の老人役が、真面目に羨ましかった…。優香みたいなのがいる老人ホームなら入りたくなるw
北村一輝が怖かった
元犯罪者の6人のうち1人が、マジでチンピラみたいな風貌。
誰かと思えば、北村一輝。
多分この役のために太った身体を作ってきたんだと思うが、すごい迫力。
ちょっとふざけたような話し方とか、あれは街で見かけたらマジで避けるレベル。でも、漁師であんな感じの人はいそうな気もした。
さすがの演技力。
松田龍平がリアルに怖かった
北村一輝とは、また別の意味の怖さがあるのが松田龍平。
ちょっと死んだような目と、根暗っぽい感じが、「本当に殺されそう」って寒さを感じる。あの演技力は、さすがだなぁ。
日常生活でいても、あのタイプが実は一番怖いかも…。
映画中では、本当に怖かったけども。
まとめ
富山県魚津市でその大半のロケをした映画「羊の木」。
なんだかんだ一番心に残ったのは、優香のエロさかもしれない。怖い話の中に出てくるエロだからか、なぜかすごく心に残っているw
全体的な感想でいうと、正直ちょっと何を伝えたいのか分らなかった。
6人の元犯罪者がいたのに、ほとんど触れられていない人物もいる。6人もいるので、映画の決められた時間の中で全て出すのは無理だったのだろう。
中途半端に出すよりはと、なるべく特定の人物に焦点を合わせた作りになっている。今回は主に松田龍平だったように思う。
それでも、何かしっかりとまとめて終わるって感じの構成ではなかった。
「あれ、これで終わりなんだ」ってのが正直な所。
でも不思議なのが、完結しない映画にありがちなモヤっと感がなかったこと。色々割り切って作っているのが分かるからだろうか、「話としてはよく分らんかったけど、一応スッキリはしてる」見終わった後はそんな感じだった。
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5冊あるコミックだと、どんな展開になっているのだろう?
チラッと絵を見ると、錦戸君とは似ても似つかぬ月末一が描かれている。話が気になるから買おうかな…。