富山県のサッカーチームといえば、カターレ富山!
その主力スポンサーである北陸電力。
「北電 カターレ協賛減額 業績悪化で検討」という見出しの記事が目に入った。
カターレ富山はJ3に降格し、「観客などもあまり入っていない」という声を周りで聞くこともある。
チームの運営にはもちろん多くのお金が必要。もし協賛金を減額されてしまうと、チームの運営は大丈夫なのだろうか?
カターレ富山について、ちょっと調べてみた。
カターレ富山とは
カターレ富山は2007年に、北電とYKK APの2社のサッカークラブが母体となって出来た、富山のサッカーチーム。
2009年に、Jリーグへ加盟した。
「カターレ」というネーミングには、「語れ」「歌え」などの意味の他、富山弁の「勝たれ!」という意味も含まれている。
2009〜2014年まではJ2、2015年からはJ3。スクールの運営も行なっている。
ホームスタジアムは、富山県総合運動公園陸上競技場。
チームの選手は様々なイベントや、富山駅前で広報活動をしているのを見かけることもある。
カターレ富山の業績
プロサッカーチームの運営には、どれくらいお金が必要なのか?
カターレ富山のHPに、2016年度の業績についての情報が載っていたので、ちょっと覗いてみた。
2016年度の収益は、515百万円、費用は507百万円、経常利益は9百万円、税引後の純利益は9百万円、これに前期からの繰越損失30百万円を含めて、繰越損益21百万円とのこと。
この状態で、北陸電力北陸電力からの協賛金が減額されると、かなり厳しい状態になるのではないかと思われる。
それにしても、フロント経費ってのは結構かかるのと、Jリーグ分配金ってのが2千万円ほど入ってきているのを初めて知った。
主な収益
広告料収入 | 365,000,000 |
入場料収入 | 37,000,000 |
ユース・スクール収入 | 50,000,000 |
Jリーグ分配金 | 20,000,000 |
グッズ販売収入 | 20,000,000 |
主な費用
チーム人件費 | 191,000,000 |
試合運営費 | 36,000,000 |
チーム運営費 | 80,000,000 |
フロント経費 | 112,000,000 |
カターレ富山のスポンサー
カターレ富山のHPを見ると、次のスポンサー企業のロゴが載っている。
他にもあるのだろうが、大きい金額を支援している企業はこれだけなのだろう。
・YKK
・北陸電力
・北日本新聞
・アイザック
・ノベルグループ
・日医工
・ゴールドウィン
カターレの2大スポンサーは、元の母体のYKK APと北陸電力。
しかしYKK APは、2015年から約1億円の協賛金を5000万円に減額して、今後も減らす方針。
ここで、もう一つの主力スポンサーの北陸電力も協賛金を減額することになると、先ほどの業績をみた限りかなり厳しいことになる。
まとめ
スポーツチームは、やはり勝たないとダメなんだろう。
でも、あれだけ盛り上がっていたアルビレックス新潟でさえ、降格ということを考えると、勝ち続けるということがいかに難しいかが分かる。
僕の周りにも、毎回のようにカターレ富山の応援に行っている人がいる。
コアなサポーターは、今回のニュースをどのように受け取ったのだろうか?
というか、株価も上がって景気がいいんじゃないの?やっぱり見せかけなの?
カターレのグッズがアマゾンで売ってるか気になったので、Amazonで検索したら、コナンくんとのコラボ商品が出てきたw