昨年公開された富山がロケ地の映画「ナラタージュ」
富山大学に新湊大橋、内川、環水公園など、富山のスポットが多く使われた映画で、松潤、有村架純、坂口健太郎と今話題の俳優陣が出演している。
もちろん見に行った。
なんとこの度その映画「ナラタージュ」が、第8回ロケーションジャパン大賞の準グランプリに選ばれたのだ！
パチパチパチパチ...
でも、
ロケーションジャパンってなに？
って思った人も多いはず。
ロケーションジャパンや、他の受賞作品についてちょっと調べてまとめてみた。
第8回ロケーションジャパン大賞受賞作品
ロケーションジャパン大賞の規模感を把握するために、まずは受賞作品をみていこう。
結構そうそうたる作品が選ばれている。これらの作品の中で準グランプリってかなりすごいんじゃない？
グランプリ
北海道札幌市×映画「探偵はBARにいる3」
準グランプリ
富山県×映画「ナラタージュ」
特別賞
【地域の変化部門】
茨城県×連続テレビ小説「ひよっこ」
【支持率部門】
埼玉県行田市×ドラマ「陸王」
【撮影サポート部門】
千葉県いすみ市×映画「昼顔」
【行楽度部門】
佐賀県唐津市×アニメ「ユーリ!!!on ICE」
ロケーションジャパンとは？
ロケーションジャパンは、映画やドラマのロケ地や舞台をとおして、地域の新たな魅力を発掘、発信！エンタメ×旅の新しいスタイルを提案するもの。
ロケーションジャパン大賞は、この1年でもっとも人を動かし、まちの観光を活性化させた作品と地域に送られる。
ロケーションジャパン大賞の4つの指標
ロケーションジャパン大賞のノミネート条件は次の4つ。
・2016年11月1日～2017年12月2日に公開、放送された映画・ドラマ・アニメ作品
・全国規模で公開または放送された作品と地域
・地域の変化が見られた作品と地域
・ロケ受け入れに対し、組織的な対応ができる地域
※上記の効果が出ていた作品と地域を、編集部調べで選出。
この条件を満たした上で、次の4つの指標を元に総合1000点満点で選定される。
・支持率
・地域の変化
・行楽度
・撮影サポート度
支持率
行きたくなったロケ地アンケートを実施。それぞれポイント化して算出
・7500名の一般アンケート
地域の変化
作品によって、地域にどれだけ有益なことが起こっているのか。それを数字として出し、住民に情報公開できているかを項目化してチェック。
・映像露出時間の広告換算効果
・観光客増の割合
・経済効果
・マスコミへの周知
・フォーラムの実施 ほか
行楽度
作品の世界観が味わえるか。地域が持つそのものの魅力を楽しめるかをいくつかの項目に分けてチェック。
・ロケ地MAPの有無
・ツアー、ラリーの実施
・パネル展示、衣装展示ほかの掲示
・語り部がいる
・イベントの実施 ほか
撮影サポート度
撮影隊がスムーズにロケを行える組織か。また撮影隊にも地元の良さが伝わる工夫ができているかをポイント化している。
・ロケ支援組織の有無
・窓口の一本化
・地域連携の潤滑さ
・撮影のリピーターが来ているか
・炊き出し、食事等の独自性 ほか
まとめ
富山県×映画「ナラタージュ」の所に記された評価は次の通り。
圧倒的な「支持率」と手厚いファン対応で富山県が準グランプリに。15万部作成したシーン写真掲載のロケ地マップの人気も高く「行楽部門」ではスタンプラリーの実施も。
撮影は高岡市、富山市、射水市、氷見市など各市で行われた。
富山県の撮影サポートもすごくいいという噂を聴く。新湊内川が「人生の約束」「真白の恋」など多くの映画で何度もロケ地に選ばれるのは、それも大きな要因だと思われる。
富山市で普通に暮らしているけど、めちゃめちゃ観光客が増えているって実感はもちろんないんだけど、映画などの影響ってやはりすごいんだと思う。
佐賀県では、世界30箇所から4万人以上が「ユーリ!!!」の聖地巡礼に訪れたそうだ。
地元で暮らしていると、当たり前すぎてなかなか良さに気づけないし、ありがたみもないけど、富山の良さになるべく感謝して生きたいものだ。
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