【おでかけ定期券】富山市の90以上の施設でサービスを受けられる!

おでかけ定期券

「おでかけ定期券」の存在をご存知だろうか?

富山市の65歳以上の方の割合は28.5%で、25年後の2040年には36.6%になる予定だ。

富山県の人口推移を調べてみた』でも書いたが、現在富山県が一番予算を使っているのが、高齢者向けの「社会福祉費」だ。それが今後もっと増える。

富山県ではそれだけ高齢者向けに予算を使っているにも関わらず、富山市ではさらに高齢者は優遇されている

その中の1つが「おでかけ定期券」だ。

目次

おでかけ定期券とは

おでかけ定期券
富山市内在住の65歳以上の方(年度中に満65歳になる方を含む)が、公共交通機関で市内各地から中心市街地へ出かけるときに、1乗車100円で利用できるお得な定期券。

おでかけ定期券を提示すると、中心市街地にある協賛店(約60店)で粗品の進呈や商品の割引があるほか、富山市の体育施設や文化施設(約30施設)を半額または無料で利用できる。

おでかけ定期券は、年間1000円の負担が必要だが、有効期間が翌年の3/31までなことと、交通費などを考えるとすぐ元が取れる。さらに特典をうまく使うとかなりお得だ

おでかけ定期券がお得な理由

公共交通機関が1乗車100円で利用できる「おでかけ定期券」だが、無制限に利用できるわけではない。利用できる公共交通機関や時間帯や区間に、制限が設けられているので把握しておこう。

利用できる公共交通機関

(1)地鉄路線バス
(2)地鉄電車
(3)市内電車(環状線を含む)
(4)富山ライトレール(フィーダーバスを含む)
(5)まいどはやバス

以上の5つの公共交通機関でおでかけ定期券が利用できる。

そして時間帯と区間については制限があるので、注意が必要だ。

時間帯について
・(5)のまいどはやバスは終日利用可能だが、その他4つは9:00~17:00まで(バスから降りる時間)の利用が対象
・ライトレールについては、16:31富山駅北、16:31岩瀬浜発車のダイヤが対象の最終便

※上記時間以外の利用は、通常料金の10%が割引となる。

区間について
・(1)は富山市内各バス停⇔中心市街地(バス停20個)または市民病院(バス停3個)のみ
・(2)は富山市内各駅⇔電鉄富山駅または南富山駅のみの利用が対象
・(3)~(5)は全区間利用可能

おでかけ定期券の範囲

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おでかけ定期券の範囲

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おでかけ定期券の範囲

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サービスが受けられる施設店舗

おでかけ定期券は、公共交通機関が1乗車100円になるだけではなく、様々な施設で割引などがある。具体的にはどのようなサービスが受けられるのだろうか?

料金的にお得なものはレストランの割引だ。ANAクラウンプラザホテルや富山第一ホテル、ホテルグランテラス富山、オークスカナルパークホテル富山のレストランの料金が5~10%割引になる。

施設の利用料の割引では、ガラス美術館や科学博物館などが無料になる。市民プールや岩瀬のパークゴルフ場、総合体育館などは半額で利用できる。

その他にも、アピアスポーツクラブの入会金が無料になったり、シダックス富山本町クラブのカラオケが1時間分無料になったりもする。

例えば、富山市内の90以上の施設で、割引や粗品提供のサービスを受けられる

公共交通機関の割引だけでなく、これらに当てはまる施設をよく利用する方なら絶対にお得だ。

うちの父が利用しそうなものだと、富山市民プールの半額サービスだろうか。年間1000円なんてすぐに元が取れるだろう。

お出かけ定期券でボーリングも割引

富山地鉄ゴールデンボウルお出かけ定期券割引

お出かけ定期券の提示で、富山駅近くにある富山地鉄ゴールデンボウルも割引される。

しかもその割引額が1ゲームあたり220円とかなり4割引以上!

平日の12〜17時限定だが、昔を思い出して友人とちょっと汗をかいてから呑みに行ったりするのは楽しそうだ☆

おでかけ定期券の利用方法

入金について

おでかけ定期券はICカードで、最初に支払う負担金1000円の他に、ICカードに入金する必要がある。乗車時に入金している必要はないが、降車時までには入金しておかなければならない。

入金方法は次の2つが用意されている。

・公共交通機関の車内で入金する方法
・自動チャージ機で入金する方法

1000円単位で入金でき、最大20000円までチャージしておくことができる。

使い方

乗車時と降車時におでかけ定期券を読み取り機にかざすだけだ。利用時間や乗車区間などは全て機会が計算してくれるので、何も考える必要はない。

降車時にチャージしている残額が出るので、足りなくなる前にチャージしておくことだけは忘れないようにしよう。

おでかけ定期券の申し込み方法

申し込み場所

(1)富山市各地区センター
(2)各中核型地区センター
(3)各行政サービスセンター市民生活課
(4)中心市街地活性化推進課(富山市役所6階)
(5)とやま市民交流館(CiCビル3階)市民サービスコーナー

おでかけ定期券は以上5つの場所で申し込むことができる。

(1)~(4)は8:30~17:15(土曜・日曜・祝日除く)、(5)は10:00~20:00(休館日:毎月第3火曜日)

申し込みに必要な物

(1)利用者負担金 1,000円(運賃は含みません。)
(2)健康保険証または運転免許証など、氏名、住所、生年月日がわかるもの。
(3)現在お持ちのおでかけ定期券

※(1)、(2)は新規の申し込み、更新手続きともに必要です。
※更新手続きの方は、現在お持ちのおでかけ定期券を必ず持参してください

まとめ

・富山市のおでかけ定期券は、公共交通機関が1乗車100円で乗れる
・富山市のおでかけ定期券は、その他にも様々な割引やサービスが受けられる
・富山市在住で65歳以上ならおでかけ定期券を持っていて損はない

お金に余裕のある高齢者に富山の中心市街地でもっとお金を使ってほしいという狙いだと思うが、もっとこれからの子供にお金をかけた方がいいのでは?と個人的には思ってしまう。

しかし「おでかけ定期券」で外へお出かけすることで、1日あたりの行動が1300歩増加したという調査結果も出ているようだ。高齢者の健康寿命が伸びることで、年間7560万円の医療費が削減されるということが計算で出ているようだ。

調査によると2013年度は1日当たり平均2591人が、お出かけ定期券を利用して外出したらしい。

高齢者が公共交通機関を利用して外出することは、経済の活性にもつながるし、高齢者が子供を轢くという不幸な事故の減少にも繋がる。

とりあえず、おじいちゃん、おばあちゃんにおでかけ定期券を購入してもらって、ANAクラウンプラザホテルでランチでも奢ってもらおうw

おでかけ定期券

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