決済アプリPayPayの導入を検討しているお店へ。これを読めばペイペイの費用や申込の流れなどが丸わかり!
100億円あげちゃいますキャンペーン!などで急速に拡大した決済アプリ「PayPay」。
ウチも導入してみようかな?
そんな風に考えたお店の経営者の方も多いのではないだろうか?
実は僕も個人的にすごく興味があったので、導入のコスト、リスク、メリット、デメリットなど色々と考えてみた。分からない部分は、もちろんペイペイに電話で確認してみた。
同じようにペイペイの導入に悩んでいる経営者の参考になると嬉しい☆
ペイペイ導入で考えられるメリット・デメリット要点
PayPayを導入することで、お客様側・店舗側にどのようなメリットとデメリットがあるのだろうか?
とりあえず要点だけまとめてみた。
お客様側
利用者目線では、ほぼほぼメリットしかない。
【メリット】
- ペイペイ残高が貯まる
- ペイペイを通してクレジットカード払いができる
- 会計がキャッシュレスで早い
- Alipayなども使える
【デメリット】
- 購買のデータが取られる
お店側のメリット
店舗側の最大のメリットは、集客効果とPayPayユーザーに対してクレジットカード払いを提示できることだ。それらを初期費用や月会費なしで利用できるのは大きなメリット☆
リスクは、将来的な「決済手数料」や「銀行への入金手数料」が未定なこと。
【メリット】
- 集客が見込める
- クレジットカード払いを提示できる(PayPayユーザーにのみ)
- キャッシュレスなので会計が楽
- Alipayなどの海外観光客の集客も見込める
- QRコード提示だけで、読取機器などの設備と初期費用が不要
【デメリット】
- 購買のデータが取られる
- PayPayから銀行口座への入金が必要
- 将来的な手数料が未定(現在は無料)
ペイペイの決済手数料など
ぺいぺい公式HPには、お店がPayPayを始めるコストは0円と記載してある。
- 初期導入費0円
- 決済手数料0円
- 入金手数料0円
お客さんに「クレジットカード使えますか?」と言われたことのある店は、一度はクレジットカード導入を考えたことがあり、手数料やシステムにかかる費用がネックで断念してる!…はず。
クレジットカードで支払えることはお客側にとってはかなりメリットだけど、お店側にとっては手数料などのコストの面でデメリットなのだ。
その点、ペイペイならば全て無料で導入できるという点はかなり魅力的☆
注意事項をしっかりとチェックしてみよう!
ペイペイ導入時の注意事項
注意書きをよく読むことが失敗しない秘訣☆
お店側のペイペイ導入ページには、次のような注意書きが記載されている。
- 「読み取り支払い」のみ対象。
- 決済手数料は、本サービス開始日より3年間は無料といたしますが、その後は有償化する可能性がございます。有償化する場合は告知いたします。
- 入金手数料は、ジャパンネット銀行の場合は永年、その他銀行の場合は2019年9月30日まで無料です。
読み取り支払いとは?
「読み取り支払いのみ」の記載がある。
ここでの募集は、お客様にQRコードを読み込んでもらって支払うタイプの支払いが対象。大きな店舗でみる、お客様のバーコードを読み取って支払うタイプはまた別の窓口があるようだ。
決済手数料はいくら?
決済手数料、お客さんがPayPayで支払ったときに、お店側がPayPayに対していくら手数料を支払うかってこと。
PayPayは3年間は無料!
楽天ペイやAirペイ、オリガミペイなどでは、決済手数料は大体3.24%〜といったところなのでかなりお得な料金設定だ。
有償になる可能もあり、いくらになるか分からない部分はリスクだが、解約しても解約手数料などがかかることは一切ない!
ジャパンネット銀行とは?
ジャパンネット銀行は、ネットバンクの老舗。
振込手数料は実店舗の銀行に比べて格安。入出金手数料は毎月1回無料、2回目以降も3万円以上は無料。PCやスマホで振込や残高確認が可能。Tポイントを現金に変えられる。というようなサービスがある。
各種手数料が安いのであれば、ネットバンクの方が実店舗よりも便利なことが多い。
ペイペイの入金サイクル
PayPayの入金サイクルは、ジャパンネット銀行かその他の金融機関かで若干変わってくる。
お客様が支払ったペイペイは、翌日か翌々日くらいに店のペイペイ口座に入金される。
入金タイミング | 入金手数料 | |
---|---|---|
ジャパンネット銀行 | 翌日 | 0円 (ずっと) |
その他の金融機関 | 翌々営業日(最短) |
0円 |
入金には2種類のタイプがあって選択できる。
- 一括入金
- 都度入金
【一括入金】
月末に締めて翌月10日頃に登録した指定銀行口座に入金される。
【都度入金】
お客様がPayPayで支払いをしていく中で残高が1万円を超えると翌日に指定銀行口座に入金される。都度入金にも月末の締めがあり、月末締めは1万円を超えていなくても入金がある。
ジャパンネット銀行だとずっと入金手数料が無料で、さらに口座開設&入金で5,000円もらえるキャンペーンも実施中!(2018年12月現在)
PayPayを導入するなら、確実にジャパンネット銀行口座を作っておく方がお得。でも、最初は他の銀行も入金手数料が無料なので、あとでジャパンネット銀行に切り替えるという方法もいいだろう。
注意事項
- 月末は累計決済金額に関わらず、必ず締日となる。
- 2019年10月1日以降有償化する場合がある。
月末は必ず締め日になる、ってのはそこまで重要なことでもない。
2019年10月1日以降有償化する場合がある。ってのは、まぁそうだろうね。
どれくらいの手数料になるのか未知数なのが、ちょっと怖いところ!
ペイペイ導入時の決済の流れ
【支払いの流れ】
- スマートフォンでお店のバーコードを読み取ってもらう
- お客様に会計金額を入力してもらう
- お客様のスマホの支払い完了画面を見て確認
- お店の端末に支払い完了の通知が来て会計完了
導入しても会計時の店側の負担は、レジなどを打つよりも楽になりそうだ。
アリペイの場合はどうなるの?
PayPayコードは、なんとアリペイの決済にも対応してる!
中国アリババグループのALIPAY(アリペイ/支付宝)は、タオバオをはじめとしたネットショップサイトで利用される、中国モバイルペイメント業界で約54%のシェア(2017年第一四半期・Ant Financial発表)を占める世界最大の第三者決済。
引用:ALIPAY公式HP
アリペイの場合の決済手数料や決済方法は?
ペイペイは、アリペイでの支払いを受けた場合も決済手数料無料!
アリペイでの支払いを受けられるということは、海外からのAlipayユーザーを取り込むことも可能。海外観光客の多いスポットにあるお店にとっては、それだけで随分メリットがある☆
アリペイの場合の注意点
PayPayでAlipayの支払いを受ける場合の注意点もチェックしておこう!
- Alipayの決済手数料0%は2019年9月30日まで。2019年10月以降は有償化する場合があります。
- Alipayのご利用には、Alipayの審査が必要です。
アリペイの利用をするには審査がある。あとで説明する必要書類の他に、店の中と外の写真をメールで送る必要だ。
そして、こちらも入金手数料同様に2019年10月以降は有償化する可能性あり。
ここもどれくらいの手数料になるのか未知数なのは導入を検討している人にとってはリスク!
ペイペイ申込後の流れを電話で聞いてみた
電話はなかなか繋がらなかったりするので、事前にPayPay公式HPをしっかりチェックしておいた方がいい。この動画を見れば、ざっくりとした流れが分かるので、一回くらいは見ておいて損はない。
とりあえず、公式HPと電話で聞いたことをまとめておいた。
step
1申込
電話で申込、もしくは担当営業がいる地域は営業が来るらしい。紹介者がいる場合は、紹介キャンペーンページのフォームから申し込める。必要書類の準備が必要。
step
2申込完了メール
申込が完了すると登録したメールアドレスにメールが届く。そこに紹介者コードが書かれている。
step
3審査
申込をした順番で審査が進んでいく。審査は最短で2週間ほど、混み具合によってもっとかかる。
step
4ご利用開始のお知らせメール
審査完了後、PayPayから登録したメールアドレスに利用開始のメールが届く。
step
5PayPayコードキットが届く
利用開始メールの約1週間後にPayPayコードキットが届く。申込からキットの到着までは約1ヶ月ほどらしい。
必要書類ってなに?
PayPayの申込に必要な書類は、法人か個人かによって異なる。
【法人】
- 法人番号
- 入金用の銀行口座情報
- メールアドレス
【個人】
- 免許証などの本人確認書類
- 入金用の銀行口座情報
- メールアドレス
PayPayコードキットってなに?
PayPayコードキットというと大げさな何かが入っている気がする。
しかし、中にはその店舗用のQRコードのシール、「PayPay使えます」というシールなどが入っているだけで、特別な機器などは入っていない。
QRコードを支払いの机や、ちょっとした看板に貼って、それをお客様に読み取ってもらうだけでPayPayの利用を開始できる。
紹介キャンペーン
PayPayアプリは導入店舗を増やすために、紹介キャンペーンも行なっている。
【キャンペーン期間】
2018年9月6日〜12月28日
【特典】
・紹介した店舗(あなた自身)に1500円
・紹介された店舗(相手)に1000円
紹介は自分にも、相手にもメリットがある☆
紹介は「申込完了時のメール」に記載されている紹介コードがあれば誰でもできる。紹介キャンペーンページのフォームからか、電話でも申込ができるので、知り合いにもうPayPayを導入している人がいれば紹介コードを聞いておこう!
注意事項
- ご紹介いただいた場合であっても、ご紹介者店舗様が当社の加盟店審査を通過しなかった場合は特典付与の対象外となります。
- ご紹介された店舗様がすでに本サービスにお申込み頂いている場合は本キャンペーンの対象外となります。
- ご紹介された店舗様が加盟店審査を通過しなかった場合、もしくは2019年1月末までに審査を通過しなかった場合は特典付与の対象外となります。
- 同一店舗へ複数ご紹介があった場合は、一番初めにご紹介いただいた方のみ特典付与の対象といたします。
- 本キャンペーンでご紹介者頂く店舗様より受領するご紹介者情報及び被紹介者情報は、本サービスのご案内以外には使用いたしません。
- 当社が同時期に実施するキャンペーンについては併用できない場合があります。
- 本キャンペーンの受付期間を延長、もしくは予告なく終了する場合があります。
- 本キャンペーンの提供主体は、当社です。
紹介は、紹介した相手が審査に通るかどうかなどが影響してくる。
でも、あくまで補助的なサービスなのでそこまで注意が必要な部分もない。
Q&A:気になったことを聞いてみた
個人的に気になったことを電話で確認してみた。
Q.オンラインでも利用していいのか?
A.オンライン決済での利用は想定していないとのこと。
Q.お客様に還元されるPayPay残高0.5%はお店側が負担するのか?
A.全てPayPayが負担。(PayPay導入についてお店側は現状なんの負担もなし)
ペイペイのサポート
どんなに事前にリスクを想定していても、必ずトラブルは起こるもの!
トラブル時にどう対応してくれるかはめっちゃ重要ポイント。
ペイペイはどんなサポート体勢なのかというと…
【申込済みの方】
PayPay加盟店サポートデスク
土日祝を含む365日 24時間受付
0120-990-640
【問合せ先】
PayPay加盟店新規受付センター
10:00~19:00(年末年始、メンテナンス日を除く)
0120-957-640
ペイペイの導入が気になっている人が多いらしく、オペレーターに繋がるまで相当時間がかかった。ちなみに12/12(水)の17時頃に電話をかけて繋がったのは、約60分後…。
まとめ
PayPayの店舗への導入。
電話で聞いたり、HPの情報を整理したりと、情報をまとめてみた。
2019年9月30日までは、初期費用も決済手数料も銀行への入金手数料も全くかからない!
実質的に無料でクレジットカード払いを導入できることや、集客効果を考えると導入へのリスクやデメリットってほとんどないように感じた。
2019年10月1日以降に、決済手数料や入金手数料がどうなるかは確かにリスクだが、その時点でPayPayの利用をやめても金銭的な負担は全くない(解約手数料などナシ)。
お客様へはご不便もかけるし、説明も必要だけど、決定的な損害になることは考えられない。
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