世の中では、将来の人口減少が心配されている。
だが目の前の生活にいっぱいいっぱいの僕なんかが、将来よりも今が心配で全く実感がわかない。
いやいや政府とか行政とかが何とかしれくれるんでしょ?そのために僕たちは税金払ってるんでしょ?
ってな感じで、完全に他人事、お任せ状態になっている。
「人口減少しても、まぁなんとかなるやろ」的な現実逃避状態。
でも
自分の地区から病院や学校などの公共施設がなくなる
と考えるとどうだろう?
僕は結構リアルだなと感じた。
人口減少は確実に起こる
あなたの周りで、3人以上子供がいる人は何人いるだろうか?
僕の周りにはほとんどいない。子供が2人いる人もそこまでいない。単純に考えて、夫婦で3人以上子供を産まないと人口は増えない。
つまり自分の体感として、将来確実に人口が減る実感がある。
データ的には『25年後に富山県の人口は79%に減少する』らしい。
つまり現在富山県の人口は100万人ほどなので、25年後には80万人くらいになるということだ。
しかもお金を稼ぎだす生産年齢人口の減少は、30%ほどにもなるというので財政的にはさらに厳しいことになるだろう。
人口減少が引き起こす問題
ところで人口が減るのは、何が問題なんだろうか?
僕が考えるに公共の設備や保障制度の不足だと思っている。病院や学校、道路、その他の保障などが、確実に今より少なくなる。
人口が減るから問題ないと思うかもしれないが、今まで広範囲に住んでいたのでそれがスカスカになるから問題が出てくる。
同棲中は1LDKに住んでいたのに、別れて一人になったら家賃を払えなくなるという感じだろうか?
その意味では、富山の行なっているコンパクトシティは、理論上は正しいとは思う。
しかし理論通りに動かないのが、人間。僕も中心部で高い駐車場代を払って住もうとは、絶対に思えない。
だがネットなどのインフラがないと、現実的には郊外にも住めないのだが。
自分だけ良ければいい
人口減少で僕が実際に目に浮かんだ光景は、地域同士での争いだ。
2地域で1つの病院しか維持できない状態になったときに、おそらく喧嘩になる。
誰しも自分にとって便利な方がいいからだ。いざというときになったら100%もめる。
車を運転していても、意地でも前に入れてくれない人がいるように、絶対に自分に有利なようにしたいと思うのは半分本能なのだろう。
人口の減少で、病院だけでなく学校など、様々な規模での公共施設の争奪争いが起こるだろう。
そしておそらく近い将来、人口減少によって「自分だけが良ければいい」ってのが通じなくなるはずだ。
みんなで肩を組んで進まないと、そもそも生き残れないようなそんな事態になるんじゃないかと思っている。
まとめ
20年後、30年後の世界を考えろと言われてもやはり難しい。
本当に日々生き抜くことで一杯一杯だったりもするけど、少しは考えておいた方がいい気がしている。
自分だけが良ければいいと利権を独り占めするよりも、それを解放している会社の方が実際にうまくいくような流れも実は少しずつできているのかとも思う。
そしてクラウドファンディングなども、そうした時代の流れの一つなのかもしれない。
『富山のような地方でも資金集めができるクラウドファンディング』
25年後の富山はなかなか想像できないけれど、25年後の富山を作るのは確実に今富山にいる僕たちだ。
どんな世界が待っているのだろう?