【サクラクエスト】町づくりのヒント満載!富山発お仕事アニメの感想と学び。

町づくりをテーマにしたアニメ「サクラクエスト」。

これは富山県南砺市のアニメ制作会社PAワークスが手がけた作品。

富山に関係のある作品ということで、実はあまり期待せずに見たんだけど、田舎の町づくりについて共感するような部分がすごく沢山あった。

南砺市の桜ヶ池に本社があるせいか、桜ヶ池や南砺市を連想するシチュエーションも多く出てくる。そのせいか、富山の町おこし番組を見ているような気にちょっとなってしまう。

富山県民なら一度は見てもいい作品ではないだろうか?

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僕はAmazon信者なので、Amazonプライムビデオで全部見た。やはり便利☆

サクラクエストや、このアニメから得た町づくりのヒントや学びについて、感想レビューをちょっとまとめてみた。

ココに注意

2020年7月現在Amazonプライムビデオの無料視聴では見られません。FOD(フジテレビオンデマンド)では見られます。

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目次

サクラクエストとは?

「サクラクエスト感想レビュー」町づくりのヒント満載、お仕事アニメ!

サクラクエストは、PAワークスがお仕事アニメシリーズとして「花咲くいろは」「SHIROBAKO」に続く第3弾として制作したアニメ。

2017年に放送され、現在すでに放送は終了している。

サクラクエストは、地域の町おこしの観光大使。花咲くいろはは旅館業。SHIROBAKOはアニメ制作。それぞれの仕事に従事する主人公を取り上げて、うまく物語にされている。

サクラクエストは共感する部分が満載だったし、シロバコはアニメや漫画好きな僕にはとても新鮮な世界だった。「花咲くいろは」は、名作といわれるだけあってすごくよくできてる☆

アニメなので、気軽にその世界のことが分かるのでちょっとした知識にもなる。

町おこしで起こりそうなトラブルなどもあって、「起こりそ〜」なんて思ってる自分がいる。

サクラクエストのストーリー

就職の見つからなかった主人公「木春由乃(こはるよしの)」の元に、以前登録した派遣会社から「地域の町おこしの一環で、国王をやってほしい」という依頼がくる。

焦っていた木春由乃は、1日程度の短期間の仕事だと勘違いして気軽に受ける。しかし1年間の仕事で、しかもよそ者の由乃にとっては地方活性化という困難な仕事。

田舎の問題に直面しながら、その課題を解決していく物語。

補助金や有名人に頼った地方活性化、伝統芸能やネットの力など、現代のリアルに近い形で話は進んでいく。富山の制作会社だからか、明らかに富山っぽい問題なども出てきて共感する部分がたくさん出てくる。

サクラクエストの登場人物

様々な立場の登場人物が出てくるので、自然と自分に近そうなキャラに共感してしまう。

木春由乃:七瀬彩夏
四ノ宮しおり:上田麗奈
緑川真希:安済知佳
織部凛々子:田中ちえ美
香月早苗:小松未可子
門田丑松:斧アツシ
織部千登勢:伊沢磨紀
高見沢:小西克幸
山田:下野紘
美濃:濱野大輝
サンダルさん:ヴィナイ・マーシー
アンジェリカ:森なな子
鈴木エリカ:黒沢ともよ

サクラクエストの各話タイトル

サクラクエストの各話のタイトルは、冒険にちなんだようなものになっている。

パッとタイトルだけ見ても、どんな話なのかなんとなくしか分からないw でも見てみると「ここからきたタイトルね」って感じで分かる。

タイトルつけるの大変だったろうなぁw

第1話 『魔の山へ』
第2話 『集いし五人の勇者たち』
第3話 『マンドレイクの叫び』
第4話 『孤高のアルケミスト』
第5話 『ユグドラシルの芽生え』
第6話 『田園のマスカレード』
第7話 『煉獄の館』
第8話 『妖精のレシピ』
第9話 『淑女の天秤』
第10話 『ドラゴンの逆鱗』
第11話 『忘却のレクイエム』
第12話 『夜明けのギルド』
第13話 『マリオネットの饗宴』
第14話 『国王の断罪』
第15話 『国王の帰還』
第16話 『湖上のアルルカン』
第17話 『スフィンクスの戯れ』
第18話 『ミネルヴァの杯』
第19話 『霧のフォークロア』
第20話 『聖夜のフェニックス』
第21話 『氷の町のピクシー』
第22話 『新月のルミナリエ』
第23話 『雪解けのクリスタル』
第24話 『悠久のオベリスク』
第25話 『桜の王国』

サクラクエストで印象的だった言葉やシーン

サクラクエストを見ていて、個人的に気になったらシーンや言葉を並べてみた。

言葉やシーンの端々に、なんかヒントがあるようなものがある気がするんだよなぁ。

 

1話

ご発注しちゃいました、助けてください作戦。
チュパカブラ饅頭をご発注してしまい売り切らないといけない時にとった作戦。

東京で無理して働く時代じゃない、東京じゃなくても居場所なんてどこでも作れる。

 

3話

地元の人は、別に街を変えようとなんて思ってない。

間野山の人たちにとって、大事なものって何だろう?

覚悟があるかどうか。

 

4話

井波彫刻の欄間。彫刻の欄間などがある家は、もはやなくなった。

間野山彫刻は、伝統工芸なんだよ。国から保護されてるんだよ。

パワーアシストスーツ「ヘラクレス二号」

私がいなくても、世の中は回っていくんだって。世の中に代わりの効かない仕事なんてない。どんな仕事だって、代わりはいても、結果はその人にしか出せないことがある。

 

6話

何にもないけど、雰囲気はあるね。

映画撮影。ロケに必要な風景がコンパクトにまとまっているのがありがたい。

まぁ、挫折したり休みたくなったりは分かるよ。でも、自分が好きで目指した世界を自分で否定するなんてみっともないよ。

家はただの箱じゃない。そこに住んでた家族の思い出が詰まっているから。

田舎の人間はメンツを潰されるのを1番気にする。

オレンジジュースに塩辛、プリンにしょうゆでウニ味。きゅうりにハチミツでメロン味。 塩辛にヨーグルトでキャビア味。

 

10話

どうすれば都会の子が間野山に嫁ごうと思ってくれるんでしょうか?

地元の美味しい店巡り。古民家に泊まってもらう。吸血ヒル体験ツアー、悪い血を昼に吸わせるデトックス、インドの伝統医学アーユルヴェーダでも取り入れられてる。造り酒屋の日本酒、利き酒イベント。ホタルまみれの夜。

 

11話

間野山はよそ者を排除するような土地柄ではない。

でも…、だけど…、でも…、だけど…、戦わない奴らはみんな否定から入る。だから間野山はいつまでたってもしみったれたド田舎なんですよ。これは追い風でしょうが、何を迷うことがありますか。

本気かどうかで、人の心が動くかどうかが変わる。

 

13話

大きなイベントをいあかでやる場合は、宿泊施設や交通手段の整備も必要。

人が来ると、街の人の気分も上がる。

500円のクーポンを使いにわざわざ田舎に戻って来る人間はいない。

町おこしは、ただ人を呼ぶだけじゃダメ。

 

14話

本当に町を活性化させたいなら、定住人口を増やさないとね。

地元で取れた魚を地元で加工する。

仕事が終わったら、地元の友達と遊ぶ。普通の幸せを手に入れるのが、1番難しいんだって。

お姉ちゃんはいつまでたっても、夢見る少女だねぇ。

なんだか優しい町だなぁって。みんなが帰って来る場所、集まれる場所、自慢したくなる場所

 

15話

帰ってこれる場所。出ていった人も想いはある。

池干しイベント。

 

16話

世界はどんどん新しく生まれ変わってる。なのに私たちはこんな小さな所に取り残されたまんま。なんでみんな平気なんだよ。古くせーシキタリに縛られて、ヘラヘラ笑って無駄な時間過ごしてられんだよ。

お前ら逃げんな!おもしれーことしたくねーのかよ。こんなど田舎でただぼんやり生きて、死ぬのを待ってるだけなのかよ。

俺は、逃げて東京になんか行かねー!

今何を思っていようが、どんな夢を持っていようが、歳をとればみんな忘れてどうでもよくなっちまうんだ。そうなる前に、今のうちに何だってやっておくがいいさ。

 

17話

途絶えているということは、誰も必要としていないということだ。

もう町の成長なんて望めないんだからさぁ。こっから先は身の丈に合わせてやってくしかないんだろうなぁ。

辛気臭い話ばっか、だから、出て行きたいんだよ、こんな町。

コミュニティを解体するということは、その土地の文化を解体するのと同じなんだよ。

しかめっ面で一方的に叫んでいるだけでは、見向きもされないからね。人は楽しそうなところに集まってくる。

釣り灯篭で、生存確認。

 

18話

デジタルアーカイブで、文化を残す。

 

19話

ただ復活させるだけじゃダメ、 町の人たちの心を動かす何か新しい要素が必要なんだ。

閉校式といっても、ただ昔を懐かしむだけじゃダメなんだ。

祭り本来の意味は忘れ去られ、形だけが残った。

お芝居もそうだけど、大事なのは上手いかどうかではなく、伝わるかどうかなんだ。

食べていけとは言ってない、好きなことを好きでい続けることはそんなに難しいことなのか?

ちゃんと終わってないと次に進めない。

雪が深くなると、お客さん減るんだよね。

娯楽がないなら自分たちで作っちゃえばいいんだよ。

でもやっと腹は決まったよ。どんな仕事してても私は好きを貫こうって。好きなことと関係ないからヤダ、じゃなくて、仕事でもなんでも自分の方から好きに寄せていくっていうか。

文化の発信の拠点。市民の皆さんに開かれた施設にする。

こんな何もない町でただ歳をとっていくだけなんて考えただけでもゾッとする。

なんで、せっかくお店があるのに、シャッター降ろしたままなのか?みんな当面の生活には困っていないから。商売として成り立たなくても、これまでの蓄えがある。子供は成人して都会で就職。自分たちの暮らしだけなら問題ないってわけ。住居兼店舗で、一階に知らない誰かが入るのを嫌がる。みんな、今の生活を守りたいだけ。

いつも商店街で買い物してる?スーパーでまとめ買いじゃないの?商店街の役割はもう終わったんだよ。

生きてるのか死んでるのか分かんないこんな町、すぐにでも出て行きたい。

大人が、子供たちが住みたいという町を作らないといけない。

何かやりたい人はやって、そのままでいい人はそのままで。一緒くたにまとめようとするからおかしくなる。

商店街に灯篭を飾る。見た目の明るさは大事。

望まない人には、押しつけでしかない。

間野山がよそ者の私を受け入れてくれたから。

 

24話

間野山はもともと外から新しい知恵を得て、変化しながら生き残ってきた。

また忘れちまわないよう、未来にその想いを伝えていくことじゃないのかい?

1つ聞きたい、この妥協案は本当に国王が望んでいるもんか?後で後悔せんもんか?

普通じゃない仕事もそれが毎日続けば普通になるし、普通の仕事だってそこに刺激を見つけられれば普通じゃなくなるからね。 確かに東京はいろんな刺激に溢れてる。でも、外から与えられる刺激じゃなくて、どこにいても自分で探せる刺激もある。

まとめ

富山県のアニメ制作会社PAワークスの手がけた「サクラクエスト」。

富山の風景や、明らかに富山を元にしたストーリーもいくつか見られて、より共感しながら見ることができた。

田舎の人なら「分かるわぁ」ってシーンが結構あるので、楽しめると思う。

全て参考にできるわけではないけれど、地域おこしや地方創生、町おこしに興味がある人にとっても勉強になるアニメ。

富山で実際に開催されたら僕なら絶対に見にいくイベントは、南砺市桜ヶ池の池干し。池の底からどんなものが出てくるのかワクワクする☆

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