【さよならの朝に約束の花をかざろう】映画試写会見てきた!感想と注意点☆

2018年2/24(土)公開の映画「さよならの朝に約束の花束をかざろう」、通称「さよ朝」。

その「さよ朝」の試写会に応募したのだが、見事外れた…。

しかし、このブログを書いていたことで、当たった人が誘ってくれた☆

映画「さよならの朝に約束の花束をかざろう」試写会のチケット

試写会の場合も、通常と同じチケットなんだな。

ということで、一足お先に見てきた映画「さよならの朝に約束の花束をかざろう」の感想と、試写会での岡田麿里監督や制作会社「P.A.WORKS」堀川代表の言葉などをちょっとまとめて見た。

 

目次

制作会社「P.A.WORKS」

富山県南砺市のアニメ制作会社。

花咲くいろは」「SHIROBAKO」「サクラクエスト」などの作品を生み出している。

Amazonプライム会員なら全て無料で見られるので、まだ見たことがない人は一度見てみて欲しい。

かなりマニアックだけど、「SHIROBAKO」を見るとアニメ制作のリアルな裏側事情が分かって、アニメの楽しさが倍増するはず☆

映画「さよ朝」を見る前に!

映画「さよならの朝に約束の花束をかざろう」試写会見てきた!感想と注意点☆

映画「さよならの朝に約束の花束をかざろう」は、映画内での時の経過があって、最初子供だったキャラが大人になって出てくるということが起こる。

実際に、「このキャラ誰やっけ?」と後半思った部分があった。

さよ朝公式HPにある下記のストーリーは、2〜3回読んで大まかなあらすじは理解しておいた方が、映画を楽しめるはず☆

縦糸は流れ行く月日。横糸は人のなりわい。
人里離れた土地に住み、ヒビオルと呼ばれる布に日々の出来事を織り込みながら静かに暮らすイオルフの民。
10代半ばで外見の成長が止まり数百年の寿命を持つ彼らは、“別れの一族”と呼ばれ、生ける伝説とされていた。
両親のいないイオルフの少女マキアは、仲間に囲まれた穏やかな日々を過ごしながらも、どこかで“ひとりぼっち”を感じていた。
そんな彼らの日々は、一瞬で崩れ去る。イオルフの長寿の血を求め、レナトと呼ばれる古の獣に跨りメザーテ軍が攻め込んできたのだ。

絶望と混乱の中、イオルフ一番の美女レイリアはメザーテに連れさられ、マキアが密かに想いを寄せる少年クリムは行方不明に。

マキアはなんとか逃げ出したが、仲間も帰る場所も失ってしまう……。
虚ろな心で暗い森をさまようマキア。そこで呼び寄せられるように出会ったのは、親を亡くしたばかりの“ひとりぼっち”の赤ん坊だった。
少年へと成長していくエリアル。時が経っても少女のままのマキア。同じ季節に、異なる時の流れ。変化する時代の中で、色合いを変えていく二人の絆――。
ひとりぼっちがひとりぼっちと出会い紡ぎ出される、かけがえのない時間の物語。

またこの映画内の言葉が結構出てくるので、その言葉の意味が「?」になることもあった。

僕の場合は、「ヒビオル」と「レナト」、あとはキャラ・部族・町の名前がごっちゃになってしまった…。

イオルフ
外見の成長が止まる一族

メザーテ
イオルフに攻め込んできた国。

レイリア
イオルフ一番の美女で、メザーテに連れ去られる。

ヒビオル
「布」という単純な意味ではなく、「イオルフの民の日々の記録」という意味合いが強かったように思う。

レナト
さよ朝に出てくるドラゴン的なキャラ。

カタカナで似たような名前が続々と出てくるので、これくらいは事前に把握しておくと理解しやすい。

映画「さよ朝」の感想

さよ朝みた

 

全体的な感想

映画さよ朝は、全体的に見れば「悲しげな感動もの」。

心がウキウキワクワクって感じではなく、様々な登場人物の立場に共感して感動するというタイプの映画だ。

主に母と子の立場や成長について考えさせられることが多いので、実際に子どもを持つ親はより共感できる部分が多いかもしれない。

 

序盤の感想

映画「さよならの朝に約束の花束をかざろう」の背景

まず思ったのは、背景や舞台がすごく綺麗で、丁寧に描かれているということ。

すごく幻想的で雄大な自然の景色と描き込みが、ファイナルファンタジーとかゲームの世界のような一種の特別な世界感を出している。イオルフの民もみんなかなり綺麗で、儚い感じがする。

でも、イオルフの長の衣装はスリットが深くセクシーすぎて、妙に気になったw ちょっと注目してみて欲しい。

 

後半にかけての感想

イオルフの民は外見の成長が止まり数百年の寿命を持つ種族。

そのために、時間の経過と共に周りの他の種族との差や関係が変わってくる。

自分の子どもは成長していくのに、母親の自分の外見は全く変わらない。子どもが死んでいくのに、親の自分は生きている。

そのような状況の登場人物達の感情に入り込み、心が動かされる。

様々な立場の登場人物が出てくるので、共感するキャラは人それぞれで面白いのではないかと思う。

数百年生きるということは、それだけ周りの人の死、つまり別れに立ち会うことになる。そう考えると、それはなかなかにしんどい。しかし、それはイオルフの種族として生まれた以上仕方のないことだとしたら、悲しい別れだけじゃなく、嬉しい別れになるようにしたいと考える。

僕たち人間もイオルフの民ほどではないが、様々な出会いと別れを繰り返す。そこにどういった感情を見いだせるのか?なんかそんなことを考えてしまった。

映画「さよ朝」試写会の様子

岡田麿里監督と、P.A.WORKSの堀川代表が登壇。

岡田麿里監督は、舞台で表に出て話すことにはあんまり慣れていないように見えた。その分、岡田監督の素の人柄が滲み出ていてよかった。

堀川さんは、着飾った服ではなく普通の服で来ていた。また話す内容もプロディーサーとして、全体を見た上で冷静に分析しているような内容。真面目で実直なイメージがした。

岡田麿里監督の話で、特に心に残ったのは次の2つ。

・時間によって関係値が変わって行く作品
・セリフはシンプルにしようと思った。シーン構成などで、キャラの気持ちが出てこればいいなと。

時間による関係値の変化は、本当に作品の中によく現れていて、その考え方からこの映画は生まれているのだなと妙に納得した。

セリフはシンプルに、シーンの構成などで感情を表すということに挑戦したとのこと。これはキャラのちょっとした表情を描く原画マンやアニメーターの力もすごく重要で、大変だったろうなと感じた。

また脚本家や監督は、作品を作るときの登場人物の感情表現において、「その時のシーン」ってかなり重要なものだと考えているのだなと、改めて実感した。

まとめ

映画「さよならの朝に約束の花束をかざろう」。

正直いうと、思っていたよりも複雑だったので、もうちょっとストーリーとかあらすじを予習してこれば良かったなと思った。

キャラの相関図とかも、公式HPにあれば良かったなぁと…。

なんも考えずの初見は、似たようなキャラ名などへの戸惑いが大きかった。2〜3回ほど見て色々と分かってくるタイプの映画に感じた。

感動で泣いている人も会場内に多くいて、僕も心を動かされた☆

それもなんかただの感動というか、今まで共感したことのないような不思議な感覚。おそらく老いない親と、変わっていく子どもの姿、という見せ方が今までに見たことがなかったからなのだろう。

人によって感想は結構変わりそうな作品で、他のみんなの感想も聞きたいなと思わされた。

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