いまどきの夜行バスはどんな感じなのか?実体験をレポート。
最近夜行バスに乗ったという人はどれくらいいるだろうか?
僕は夜行の高速バスは昔はよく使っていたが、最近は北陸新幹線を使うことの方が多い。その理由は、快適さと約2時間で東京に着くというスピード便利さだ。
しかし今回は夜行の高速バスに惹かれた。
なぜなら、往復で7,310円という格安さと、車内Wi-fi完備などの記載に、最近の夜行高速バスの現状を知りたくなったからだ。
実際に富山〜東京を往復してきた体験談と感想をまとめてみた。
富山から東京への交通手段と料金
富山から東京への旅行について、以前次のような記事を書いた。
参考富山〜東京の交通まとめ!夜行バス、飛行機、JR、新幹線?格安最安値の探し方!
富山〜東京の交通手段の中で、夜行の高速バスは1番安い交通手段。平日料金で行けるならさらに旅費を安く抑えることができる。
今回は VIPライナー というサイトで予約したら、行きは火曜夜のさくら観光バス、帰りは日曜夜のSHB杉崎高速バスだった。
料金はなんと、往復で7,310円!!
夜行バスの往復料金は、北陸新幹線の片道よりも安い…w
今回は平日の夜出発だったので特別やすかったのかもしれないけど…(行きは2,810円、帰りは4,500円)
格安高速バスの探し方
富山を東京を結ぶバスにはいくつか種類がある。
4列、3列、トイレ付きなどの設備で基本的な料金が決まり、あとは日にちなどによって全体の料金が変わってくる。また、夜行バスの料金は混み具合などでも変動する。
格安・最安値の夜行バスを見つけるには、絶対的に比較サイトを使って探す方がいい☆
今回実際に利用した夜行バス比較サイトを含めいつくかサイトを紹介しておく。料金が大きく変わる場合もそんなに多くないので、2つくらいのサイトを比較して見ておけば間違いない。
格安夜行バス比較サイト
格安夜行バスの体験レビュー
久しぶりに格安夜行バスに乗って感じたことや夜行バス内の様子などをまとめてみた。
出発までの流れ
【前日】
出発日の前日朝にちゃんとリマインドのメールが届く。
これは地味にありがたい☆(
VIPライナー
【当日】
出発時間に遅れずに集合し、メールに記載された乗り場でバスに乗ろう。(沢山バスがあるので時間や場所を間違えないように!)
前日に送られてきたメールをすぐに見せられるように準備しておくとスムース。(乗車する人が大勢いる場合は、全員の乗車までに5〜10分時間がかかる)
【夜行高速バスの中】
注意事項の案内の後、すぐに真っ暗になるのでそれまでに寝る準備や充電器の準備をしておこう。
消灯後は真っ暗になり、明かりがかなり目立つのでスマホをいぢるのはためらわれる。周りの迷惑も考えると寝た方が無難だ。
コンセントは1席に1個だけついている。ブランケットも置いてあった。(時期によるが10月後半は夜は寒い。室内は暖房完備)
今回のバスはコンセントも完備。1シートに1コンセントがついていたのでスマホの充電などもバッチリだった。
夜行バス内にはフリーWi-fiが完備されている。しかし、そこまで早くないので動画とか重いゲームはできない。
ココに注意
無言でいきなり最大限にシートを倒すのはやめよう!前の登山帰りの人がそれをやってきてすげームカついた…
格安夜行バスの乗り場
夜行バスの乗り場は、利用する夜行バス会社や行き先によって異なってくる。
今回僕が利用した夜行バスは、行きは富山駅北口〜新宿バスタ、帰りは東京駅(丸の内鍛冶橋駐車場)〜富山駅だったので、3つのバス乗り場の様子を紹介する。
富山駅
富山駅北口のロータリーが指定されたバス乗り場だった。
同じように夜行バスが来るのを待っている人が結構多い。見た感じ、登山帰りの人やビジネスマン、大学生など。
ココに注意
ウィラーエクスプレスやジャムジャムバスなど、複数の会社のバスが止まってることもあるので、乗るバスを間違えないようにしよう。乗るときにチェックされるけど間違うと恥ずかしい。
新宿バスタ
新宿駅にある新宿バスタは、「すごい」とは聞いていたけどホントにすごかった。
空港の待合室のような感じで、電光掲示板に自分が乗るバスの情報が表示されるし、バスの出発時間まで暖かい部屋で座って待つことでできる。
東京駅
帰りの夜行バスに乗った東京駅(丸ノ内鍛冶橋駐車場)のバス乗り場も、新宿バスタほどではなかったけどすごかった。
ここにも室内の待合室や、電光掲示板が設置されている。もちろんトイレなどもある。
それぞれの行き先の、それぞれの会社の夜行バスがたくさん止まっている。
なんだか外国のバス乗り場にいるような気持ちになった。
電光掲示板を見て、指定のホームに行くと目当ての夜行バスに乗れる。
2時間おきのパーキングエリアでの休憩
夜行バスは、基本的に約2時間おきにパーキングエリアで休憩をとる。
降りてもいいし、降りなくてもいい。(4列シートで通路側だと、窓際の人が降りるときに100%起こされる)
休憩後の出発時間は、アナウンスもされるがバスのフロントガラスのところにも表示される。
パーキングエリアに寄れるので、お土産なども購入可能。富山〜東京では有磯海PAに最初に寄ったけど、ますのすしが売っていた。(数は少なかった)
格安夜行バスの安全性は大丈夫なのか?
僕が格安夜行バスをしばらく利用していなかった理由の一つが安全性。
2014年に北陸自動車道の小矢部川SAで起こった事故で死亡者が出た。それ以来ちょっと怖かったということがある。でもあれ以来大きな事故の話も聞かないので、バス会社でも規制や運転手への健康診断がしっかり行われるようになったのだろう。
今回利用したバスでも運転手が2人乗っていたし、特に危険だと感じる運転や場面は全くなかった。
ある記事によると、高速バスの事故率は0.001~0.01%だそうだ。飛行機や新幹線に比べると多少事故率は高いが、10,000~100,000回に1回の確率。死亡事故の確率ではなく、ただの事故も全て含めた可能性なので、死ぬ確率はこれよりもかなり低くなる計算だ。
格安夜行バスのメリットとデメリット
久しぶりに高速夜行バスを利用してみて感じたメリットとデメリットをまとめてみた。
格安夜行バスの最大のメリットは、料金と長い滞在時間だ。
デメリットは、4列シートなどだと狭いことや、遅くまで呑んでて乗る場合、車内にトイレがないバスだと詰むことだろうかw 3列シートやトイレ付にするとそれらの不安やデメリットは解消されるが、その分料金が高くなる…。(それでも新幹線よりは安い)
メリット
- 交通費がかなり安い
- 深夜出発〜早朝到着なので滞在時間を長くできる
- 途中のパーキングでお土産を買える(店がやっていれば)
デメリット
- 寝にくい
- 4列シートだと狭い
- 長時間座っているので身体が疲れる
- トイレなしバスだとちょっと不安
まとめ
久しぶりに格安の夜行高速バスを利用して富山から東京を往復で旅行してみた。
「車内のWi-fiやコンセントの設置」「バス乗り場の利便性や快適さの向上」など、今時の夜行バスを実体験できた。
夜行バスも進化しているし、国や県もその整備に対してお金を払っている。
往復料金が北陸新幹線の片道よりも安いってのもメリットだが、夜遅くまで友人などと時間を共にできるのもメリットだと感じた。たまには利用してみるのもアリだな。でも多少高くても、3列シートのトイレ付の方が寝られるし、色々快適だ☆
今回は
VIPライナー
格安夜行バス比較サイト