ウィキペディアタウンとは、
街の名所や旧跡などをウィキペディア日本語版の記事にして、街をまるごとウィキペディアにすることを支援するプロジェクトだ。
自分たちの街を調べて写真を撮って、おなじみのウィキペディアに登録する。
そのウィキペディアタウンが2016年11/12(土)にTOYAMAキラリ内の富山市立図書館で開催された。参加してきたのでその内容をまとめてみた。
事前説明
ウィキペディアは世界中のみんなで作り上げるものなので、アカウントを作れば誰でも記事の編集や追加ができる。自分が書いた記事を誰かが修正や訂正もしてくれる。そのために様々なルールが用意されている。
ウィキペディアの表記ルール
細かいものでは、表記上のルールで「〜なこと」「〜なとき」は平仮名で書かなければいけない、などのルールがある。しかし、それを全て守ろうとしていると何も書けない。間違っている場合は、誰かが直してくれるので次の最低限の方針を守って、まず書き込んでみることが大事。だと個人的に思った。
ウィキペディアの三大方針
「中立的観点」「検証可能性」「独自研究は載せない」
中立的観点というのは、思いを入れ込みすぎないということだ。例えば富山が好きで全国に発信したいけど、「日本一いい県」「最高にうまい寒ブリ」みたいな感じの書き方はいけない。
検証可能性というのは、何を参考にしたかが明確に分かるということです。例えば「〇〇事典参照」などが明記できるものです。「誰々に聞いた」「見た」というのは、根拠がないため説得力に欠ける。
独自研究は載せないというのは、そのままの意味。
法律は守ろう
ウィキペディアのみに限るものではなく、著作権やプライバシー、個人情報などの法律的な面は必ず守らなければなりません。
チーム分け
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事前説明が終わったら、チーム分け。
今回のウィキペディアタウンin富山では、「太田口通り」「日枝神社」「石倉町延命地蔵尊」「臨池居」の4チームに分かれました。
僕は太田口通りチームに。太田口通りは、TOYAMAキラリの横にある商店街通りだ。
街歩き
大勢で街歩きってありそうでなかった。どんな店があるのか、歴史の足跡がどこかにないかを探して、みんなで首を振りながら歩く。
富山の町って知ってそうで知らないことが多い。ゆっくりと周りを見ながら歩くと、何だか面白そうな店とか意外な店とか、謎の看板とかどんどん見つかる。これは面白い。
ウィキペディアに情報登録
街歩きから帰ってきたら、今発見してきた情報と、富山市立図書館にある文献を調べながらウィキペディアに登録していく。
僕はアカウントも作ってなかったので、そこから。文字の入力の方法もちょっと独特だったりして、それに慣れるだけでも結構時間がかかる。
また数人で登録していくので、段取りなど、進め方も慣れた人がいないと結構難しい。
発表
最後は4チームずつ各自がウィキペディアに登録した内容について発表。まだまだのところもあれば、結構形になっているチームもある。
でも4チームともとりあえず登録はできた☆
まとめ
今回ウィキペディアの登録を初めて行ったのだが、文字入力や投稿の仕方などに慣れないと結構難しい。
そして今回は愛知県から、ウィキペディアが趣味という若者も参加していて「そんな趣味もあんのかぁ!」と思った。でも自分で興味のあることを調べてそれを登録してくってのは、自分の知識にもなるし面白い趣味だなぁと思った。
「初めてウィキペディアに投稿したんていつ?」って聞いてみると、「覚えていない」という答え。今の若者は、それほど身近にネットという存在があるのだと改めて実感した。
僕たちが登録した『太田口通り』。今見てみたら、「太田口通り」でgoogle検索1位になってたwというかめちゃくちゃ綺麗に色々追加されてたww
同じグループの人が個人的に追加していったのだけど、そういう風に誰かが補足追加していってくれるシステムも面白いなぁ。