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TOYAMA TABLE 引網香月堂の和菓子作り体験で学んだ「和菓子の楽しみ方と3つの大切なこと」

TOYAMA TABLE 引網香月堂

引網香月堂といえば、富山大和での特設販売では行列ができ、東京の高島屋や海外などでデモンストレーション販売をするほど大人気な和菓子店。

富山では、「高岡の引網香月堂」と「引網香月堂小杉一条店」の2店舗を構えていて、代表銘菓は「いちご餅」。

ということを、僕は全く知らなかった...w
富山に住んでいても知らないことって本当にたくさんある...。

そんな知ってるようで知らない富山の宝物を教えてくれるのが、TOYAMA TABLE(とやまテーブル)だ。

僕は過去に『能作の工場見学』と『富山の蛭谷和紙づくり』に参加して、富山について新しい発見をさせてもらったが、今回は「引網香月堂の和菓子作り体験とお茶」のイベントに参加してきた。

和菓子作りを体験して、引網香月堂4代目 引網康博さんの話を聞いて、感じたことをまとめてみた。

和菓子の楽しみ方

引網香月堂のあんこの食べ比べ

和菓子にとって「餡子(あんこ)」は、かなり重要な存在だ。

例えば、引網香月堂では丹後の大納言という豆を使用してあんこを作っている。この丹後の大納言、通常の大納言の5倍の値段するらしい。

どんな豆を使って作るか、こしあんか、つぶあんか、茹で加減、潰し加減、砂糖の加減などによって、あんこには無限とも言えるほど味のバリエーションがある。

その無限とも言える中から、和菓子職人がいくつかを選択する。それがその和菓子屋の味になるなのだ。

つまり、極端かもしれないが和菓子を楽しむということは、餡子(あんこ)を楽しむとも言える。

ワインの味の違いを楽しむ人がいるように、日本酒の味の違いを楽しむ人がいるように、あんこの味の違いを楽しむ人がいる。

「あの和菓子屋のあんこがいいんだよねぇ〜」なんて言い出したら、それは結構な上級者と言えよう。

ちなみに、引網香月堂のあんことイオンで買えるあんこの食べ比べをしたのだが、ほとんどの人がどっちが引網香月堂のあんこかは分からなかった。

僕たちは、どちらが正しいか正解を求めがちだが、あんこに正解はない。自分がどんなあんこが好きなのかが重要なのだ。

世の中の物事のほとんどには、数学のように明確な正解は存在しない。

おもてなしの心

引網香月堂のねりきり

和菓子には、おもてなしの心が重要だ。

引網香月堂では、お客さんからの受注で様々なねりきりを作る。デモンストレーション販売では、お客さんからのお題にねりきりの和菓子で応えることもある。

ねりきり(練り切り)
白あんに砂糖、山の芋やみじん粉などのつなぎの食材を加え、調整し練った練り切りあん(白あん)を主原料とする生菓子(Wikipedia)

和菓子を作るときには、どうしたら食べる人が喜んでくれるかを考える。

もし女性にプレゼントする和菓子なら、その女性は可愛いものが好きなのか、かっこいいものが好きなのか、何色が好きなのか、好きなものはあるのか、甘いほうがいいのかなど、食べる人のことを徹底して考える。

そこから特別なねりきりが誕生する。つまり徹底したおもてなしの心が最高の和菓子を生み出すのだ。

自分自身の自己満足ではなく、自分が伝えたいものではなく、あくまで食べる人が喜ぶ和菓子。

この考え方は、多くのビジネスやイベントでも役に立つ。

名前をつける大切さ

和菓子の名前

これは蛭谷和紙と和菓子のコラボレーションだ。いきなりこれを出されても正直よく分からない。

だがこれに、例えば「蛭谷のホタル」とタイトルをつけてみたらどうだろう?

蛭谷の山奥、雑草が生い茂る中、1匹のホタルが光りを放って飛んでいる。そんな情景が思い浮かぶだろうか?

日本人は、その背後にあるストーリーを想像する習性があるようだ。そのストーリーを味わう。

ただ「日本酒」と言われるよりも、「田舎の過疎地域、実家の危機に帰ってきた14代目の主人が苦しみ抜いて醸した日本酒」と説明された方が、美味く感じることだろう。

人に想像するきっかけを与えるタイトルは、和菓子にとってかなり重要なのだ。いかに人に想像させて引き込むか?キャッチコピーなどでも同じことが言える。

人はときに、商品を買うのではなく、その背後に想像出来るストーリーを買うためにお金を払う。

ちなみどうでもいいんだけど「蛭谷のホタル」は、この日に僕が作ったねりきりだ。意外と器用でしょ?w

茶と和菓子

和菓子は、お茶を味わうために生まれた。

高級なお茶を引き立たせるために、和菓子というものが存在する。

先ほど引網香月堂のあんこの食べ比べをしたときに、ほとんどの人が当てることができなかったと書いた。

実はこれは、あんこだけを食べていたからだ。

あんこは、あんこ単体で存在することはほとんどない。どら焼きの中に入っていたり、あんみつだったり、あんこの団子だったり、必ず何か他のものとセットになって存在する。

引網香月堂のあんこは、セットになるものに合わせて作られている。例えばあんこの団子だったら、団子と一番合う味に仕上げられているのだ。

あんこだけが、単独で素晴らしくて、あんこだけが売れるなんてことはない。

これは、僕たち人間の世界でも言えるのではないだろうか?

のび太がいるからドラえもんが活躍できるように、ドラえもんがいるからのび太が甘えられるように。

僕たち人間は、一人では生きていけない。地球があるから、自然がいるから、家族がいるから、生きていける。

まとめ

僕は三色団子が結構好きで、スーパーでよく買う。

その意味で和菓子を買うことは買うが、餡子(あんこ)を食べることはほとんどない。

コーヒーよりは断然お茶の方が好きだが、お茶もいうほど飲まない。

でも今回引網香月堂の和菓子を食べてみて、和菓子とお茶の見方が変わった。

その相互関係とあんこの裏にあるストーリーを知ってしまった。富山には本当に面白いものがまだまだ眠っている。

引網香月堂の4代目、引網香月堂4代目 引網康博さんが言っていた。

「和菓子を買って帰ってくれたら、家で和菓子と一緒にお茶も楽しんでくれるかな?と思えることが嬉しい。」

和菓子から学ぶことは、結構多い。

今回の写真であんこの食べ比べに使っている皿は、「WASARA(ワサラ)」という紙のお皿。

普通の紙皿よりはちょっと高いが、オシャレなパーティーなんかで使うと一気に雰囲気が出る。オシャレさんは使ってみてね☆

特注の和菓子のプレゼントでおもてなし、サプライズに使えるかな??

アドセンス

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