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シネマカフェ「ほとり座」オーナー田辺くんの話を聞いて感じた、富山を活性化する方法。

2017/02/17

まちのカタリバ、ほとり座

富山市にも面白い人が、たくさんいるもんだなぁ。

富山市中央通りのカフェ&シネマ「ほとり座」。わずか15席の小さな映画館。

日中は映画館「ほとり座」、夜はライブ企画やオーガニックマルシェなどが企画される「HOTORI」。

そこのオーナー「田辺和寛くん」。

NPOまちなかライフスタイル研究会が主宰する「まちのかたり場in城下町」で、その「HOTORI」の田辺和寛くんの話を聞くことができた。

人柄?生き方?考え方?が、個人的にとても面白かった。

田辺くんの話を聞いて、いろいろと気づきがあったのでまとめてみた。

「まちのかたり場in城下町」とは

NPO法人まちなかライフスタイル研究所が主宰するカタリバ。

富山で活躍する面白い人をゲストに迎えて、1時間はその人がスライドを交えて話す。その後の1時間は、質問などを受けつけながらゲストと絡んでいく。

僕は今回初めて行ったので、詳しくは分からないがそんな感じ。

高岡では『タカポケ』、氷見では『ひみくらしトーク』といった、一般市民の話を聞くイベントがある。「富山市にはそんな感じのイベントないなぁ」なんて思っていたが、ちゃんとあったw

ではなぜ今まで知らなかったのか?

「NPO法人まちなかライフスタイル」のフェイスブックページが非公開だから...w

それぞれ方針があるので仕方ないけど、こんな面白い人の話はもっと広まって欲しいので、個人的にはオープンにして欲しい。

僕はたまたま教えてもらって今回の話を聞けたけど、イベントの情報を知ってたら来たい人は必ずいると思う。

次回の話は、椅子張り職人さん!
「椅子張り職人なんて仕事が存在するのか!」って、なんか気になるよね?w

映画を見に、町に来る

今回の「まちのかたり場」主宰の「NPO法人まちなかライフスタイル研究所」の室伏さんは、どうやらフォルツァ総曲輪を運営していた方らしい。

その室伏さんが、田辺和寛くんに声をかけて始まったのが今回のテーマとなる「ほとり座」。

かたり場の最初の挨拶で室伏さんがこんなことを言った。

「映画を見るというよりは、映画を見に町に来て欲しい」

この言葉を聞いて、僕の中で気になっていたことと結びついた。

富山市中心街に何をしに来るのか?

僕は2017年7月に『えんとつ町のプペル展in富山』を開催することになって、富山市中心街である「総曲輪通り・中央通り」についてちょっと考えたことがあった。

「小さい頃は、自分も総曲輪通りや中央通りに行っていたけど、何をしに行っていたのか?」

小学生や中学生の頃は、お金もそんなになかったし頻繁に来ていたわけじゃないけど、楽しみだった記憶がある。じゃあ、何をしに行っていたのか?

よーく思い出すと、「映画」を見に行っていたのだ。

僕が小さい頃は、「東映」と「松竹」があって、「ゴジラ」や「ドラえもん」を見に行った。そのついでに友達とミスタードーナツに寄ったりしていたのだ。

つまり、街に来る目的は「映画」で、そのついでに飲食店で買い物をするのが楽しかったのだ。

その意味で、映画館の存在というのは思ったより大きい。

室伏さんが放った「映画を見るというよりは、映画を見に町に来て欲しい」という言葉は、僕の中では結構真理だと思う。

HOTORIのオーナー田辺和寛くん

「HOTORI」「ほとり座」の田辺和寛くんとは、何者なのか?

富山県射水市出身。10代の頃からDJに憧れ、活動を開始。10年東京でDJ活動・イベント企画などの活動をして、2011年に富山に戻ってきた。

富山に戻ってからは「HOTORI」を拠点として、「ホーライサンフェス」、風の盆期間中の「Bar風まかせ」、「プライベートウェディング」の企画、熊本復興支援イベント「ひかり」など、多数のイベントに関わっている。

かなり端折ってるけど、こんなに色々やってる若者がいたのを全く知らなかった。

話を聞いていてすごく感じたのは、「個性」をすごく大事にしていること。そして、「あぁ、なんか好きなタイプの人間だな」ってことw

面白いなと思った話がいっぱいあったので、一部を少し紹介する。

個性が町を変える

「ショッピングモールって、全国どこでも中身が同じ」
「富山大和で買い物をしている人に、他の店で買い物してもらうには、店の個性しかない」

ショッピングモールについて深く考えたことがなかったけど、「確かに!」と思ってしまった。店舗に多少の違いはあるけど、基本的にはほぼ同じ。

僕たち日本人は、多数ということに安心感を持つように教育されてきた。

「空気を読まないといけないし」「みんなと違うことしたらイジメられるし」「みんなが買うものを買う」

大多数や大規模店ってのはやはり強くて、小さな商店街が同じことをやろうとしても絶対に歯が立たない。それらと戦うには、自分たちにしかできない個性を出して、大規模店と違う舞台で勝負するしかないのだ。

お金の流れを意識する

「お金がどこに落ちるかを意識するようになった」

僕たちが使うお金の流通を考えたことがあるだろうか?

例えばファボーレで映画を見たとする。鑑賞代1800円は、東京に本社のあるTOHOシネマズ株式会社に落ちる。

例えば富山マラソンで、走っている写真を買ったとする。その代金9800円は、東京に本社のある株式会社フォトクリエイトに落ちる。

例えば地元の商店街の肉屋で、ステーキを買ったとする。その料金3000円は、商店街の肉屋に落ちる。

これらの3つの例で言うと、富山で消費行動が起こったにも関わらず、11600円が富山県外に流れ出てしまっている。

すべてのお金を富山県内だけで回すことは不可能だし、それがいいとは言わないが、自分のお金の流れを意識することは重要だ。

僕たちは銀行にお金を預けているが、そのお金が海外の自然を壊す活動に投資されていたりもする。僕たちは知らないうちに、世界の誰かを悲しませる行為に加担してしまっていたりするのだ。

富山は十分面白い

「富山の決まったところしか行ってなかった」

僕たち富山県民は、「富山にはなにもない」と思ってしまっている部分がある。これは果たして本当なのだろうか?

若い時はどうしても都会に憧れるし、個人的には一度富山から、日本から外に出た方がいいと思っている。

でも「富山になんもない」っていう人に、「富山市五福にある美味しいカレー屋さんに行ったことある?」って聞くと「ない」という答えが返ってくる。

「何もない」って言ってる人って、自分の行動範囲の中、富山の一部しか見ずにそう言っているのだ。

僕も昔は「富山はなんもない」なんて言ってたけど、このブログを始めて富山についていろいろ調べるようになって、考えが変わった。富山には知られてないだけで、イベントや美味しい店が腐るほどあるのだ。綺麗な景色がめちゃくちゃあるのだ。

おそらく残りの人生全部をかけても全て見ることは不可能なくらい、富山にはいろいろな面白いものがある。

まとめ

僕たちは、隣の芝生を青く見がちだが、まずは自分の家の庭をしっかりと見ることから始めて欲しい。

「富山市には、面白い人の話を聞ける集まりはない」って思い込んでいたけど、今回の「まちのかたり場in城下町」がちゃんと存在していた。

どんな県にも、どんな市にも、どんな町にも、探せば面白い人やコトがいっぱいある。

周りばかり見ていないで、足元をしっかり確認することが一番大事なのだ。

僕の中でちょっとモヤっとしていた部分だけど、今回の田辺和寛くんの話を聞いてある程度すっきりした。

富山の良さ、総曲輪通りの良さ、中央通りの良さ、地元の良さ。

地域を活性化させるためには、まずは自分たちで自分たちの地域の良さを見つけなくてはならない!

自己分析ならぬ、地域分析。

自分たちが分かっていないものを、他の人に勧めて人を集めることなんてできない。

あなたの町の良さはなんですか?

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