富山県民なら一度は行ったことがあるであろう富山市ファミリーパーク。
そのファミリーパークが、いつの間にかクラウドファンディングに挑戦していて、いつの間にか達成していたw
しかも目標額1000万円で開始して、それを達成したのだからかなりすごいと思う。
ファミリーパークが現在も挑戦中のクラウドファンディング『残そうニホンライチョウ!絶滅の危機にあるライチョウを救いたい』について、ちょっと調べてまとめてみた。
クラウドファンディングとは?
最近結構耳にするクラウドファンディングとは、どんなものなのか?
クラウドファンディング
インターネットを通してクリエイターや起業家が不特定多数の人から資金を募ること。群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語で、製品開発やクリエイティブ分野などで利用されることが多い。
資金調達の手段の一つとして、よく利用されている。
銀行に断られたらなかなか実現が難しかったことが、ネット上で多くの個人から少しずつ資金を集めることで実現できる可能性が生まれた。
富山のような地方こそ、かなり有効な資金調達の手段であると思っている。
「クラウドファンディング」富山のような地方でも資金集めができる!
最近では、舟橋村や、千石町商店街、(有)土遊農、映画「真白の恋」などが利用し、達成している。
舟橋村に日本一楽しい公園を!子供たちの夢への挑戦☆クラウドファンディング
映画「まちむすび」富山県内の若者が協力して創り上げた地域映画
ファミリーパークのクラウドファンディングの内容
クラウドファンディングには、達成した目標、目標金額、期限などが決まっている。
富山市ファミリーパークのクラファンについては、次の通りだ。
目標:絶滅の危機にあるニホンライチョウを救うこと
目標金額:10,000,000円
期限:2017/12/1~2018/2/28,23:00
富山県内で開催されたクラウドファンディングにおいて、目標金額1000万円はかなり高額な方だ。
でもどうして突然そんなお金が必要になったのだろうか?
今まで通りにニホンライチョウを保護しているだけではダメなのだろうか?
ニホンライチョウの現状
雷鳥は特別天然記念物。富山県のシンボルとされ、立山登山をしたことのある人なら、実際に見かけたことがある人も多いはずだ。
1980年代には生息数約3000羽だったのが、現在では2000羽以下と推測されている。
近い将来絶滅するかもしれないので、環境省のレッドリストで「絶滅危惧種」にも指定されている。
ファミリーパークが保全する理由
なんでファミリーパークが保護保全をしてるのか?
「人を元気に、森を元気に、いのちを元気に、地域を元気に」をコンセプトにしているファミリーパークが、富山の県鳥にもなっている雷鳥を見過ごすわけにはいかない。富山と関係性の高い雷鳥の飼育繁殖と、その情報発信は、ファミリーパーク開園からの念願だった。
それが大きな理由だ。
確かに動物園という仕事をして動物に関わっていれば、富山の県鳥であるライチョウがピンチのときに手を挙げるのは自然の流れだろう。
でもなんで、突然クラウドファンディングに挑戦してまで資金が必要になったのだろうか?
ライチョウ保全の資金が必要になった理由
無理にお金を集めなくても、今まで通りでもちょっとずつ増やせていたんじゃないの?って疑問がわいたのは僕だけじゃないはず。
その理由は、助成金の終了だ。
特別記念物でありながらも絶滅危惧種のライチョウ。今までは環境省の保護増殖事業の関係で、動物園、各自治体、愛鳥基金の助成金などをもらいながら、事業を進めていたが、それが2017年度で終了するのだ。
それなら、絶対的にお金が足りなくなるのは仕方がない。
目標達成からさらなる目標へ
そうして始まった今回のファミリーパークのライチョウ保護へのクラウドファンディング。
全国の人に支持されて、見事1000万円の目標額を達成した。
クラファン運営サイトへの手数料、支援者へのリターンで、そのお金が丸々手元に残るわけではない。
ファミリーパークはさらなる目標額を1300万円に設定した。
まとめ
自然に生きる動物たちへ支払うお金。
兵器を買うのに何億って使っているお金に比べたら、とても人間的なお金だと思う。
このクラウドファンディングへの資金提供は、3000円からできる。
サイトに情報を登録して支払いを済ませるだけ。カード払いなら家にいながら雷鳥の保全に協力することができる。
一度は行ったことがあるであろうファミリーパークの挑戦への応援の気持ち。立山や薬師岳で見かけた可愛らしいライチョウの絶滅危機からの救出。
それらの願いを叶えるのは、あなたの飲み代1回分の我慢、洋服1枚の我慢、カフェ数回の我慢から生まれる暖かい支援だ。
支援はこのリンクから
残そうニホンライチョウ!絶滅の危機にあるライチョウを救いたい