2019年1月24日に富山市池多で起こってしまった「駐在所襲撃事件」の概要や犯人などが分かる!
【2019/2/6追記】
2019年2月6日に容疑者は鑑定留置された
「奥田の交番襲撃事件」や「富山市犬島の拳銃発砲事件」などが起こって、正直「富山県内でもうこんな事件は当分起こらんだろうな」って思ってた…。
平和ボケしてるって言われることもある富山県民、僕のような感覚だった人もいるのではないだろうか?
でも、2019年1月24日に富山市池多の駐在所が襲撃される事件がまた起こってしまった…
今回の池多駐在所襲撃事件の流れや事実、犯人などについて、ニュースや新聞を読んでまとめて自分なりに考えてみた。
いつ何が起こったのか?
2019年1月24日15:00頃、富山市池多の駐在所の山本宏樹巡査部長(30)が刃物を持った男に襲われた。
パトロールに出ようとしていた山本巡査部長は、犯人に「携帯電話を拾った」と呼び止められ書類を作っているときに、いきなりハンマーで殴りかかられた。
ハンマーで殴られて刃物でも切りつけられ山本巡査は頭などに軽い傷をおったが、犯人を何度も投げ飛ばして取り押さえ現行犯逮捕した。
ちなみに犯人を取り押さえた山本巡査部長は、逮捕術の全国大会で2位の実力者だったようだ。
犯人は誰?狙いや動機は?
犯人は富山市五福の富山大学の学生「前田将輝(まえだ まさき)容疑者(22)」とされている。
1/25(金)12:17の「NHK NEWS WEB」では、前田容疑者の動機は「拳銃を奪い、自殺しようとした」と書かれている。
前田容疑者も右手を怪我し、容疑を認めている状態だそうだ。
誰が通報したの?
山本巡査部長が犯人を取り押さえた後に、通りかかった60代男性に頼んで110番通報をした。
池田駐在所ってどこにあるの?
池田駐在所
住所:富山市池多1361-1
富山市西インターチェンジの近く、有沢線の古沢の方からだと北陸自動車道の手前のファミリーマートから右手にちょっと中に入って行ったところにある。
グーグルマップで見ると、田んぼの中にポツンとあるような田舎の駐在所。
駐在所と交番って何が違うの?
「交番」と「駐在所」の違いがよく分からなかったので、簡単に調べてみた。
交番
複数の警察官が交代で番をするところ。
駐在所
居住しながら地域の安全を守るところ。家族も連れてこれるので、一緒に生活できる。
家族もが無事でホント良かった。今までは「家族と一緒にいるのは安心」だったかもしれないが、このような事件が立て続けに起こると逆に不安点が多いように感じる。
容疑者が住んでいる所はどこ?
フットサルに行くと仲間から続々情報が入ってきた…。
容疑者が住んでいるアパートは、僕らが中学校の時によくメンチカツを買いに行っていたお店のすぐ近く。
富山大学の正門から徒歩5分ほどの五福地区なようだ。
深夜に部屋から叫び声
わが富山県の情報を一番詳しく載せている「北日本新聞」。1月25日発行の北日本新聞には、前田容疑者のアパートの取材の情報も載っている。
それによると、2017年夏頃から深夜に容疑者の部屋から叫び声が聞こえていて、最近は毎日のように聞こえていたそうだ。
これを読む限り、何か悩みごとなどで精神的な問題を抱えていたんじゃないかと思ってしまう…。就職の問題だったりするのだろうか…?
もっと詳しく知りたい方は、「北日本新聞」を読んで見てほしい。
25日の夜の段階で、前田容疑者は就職の内定ももらっていたとの情報が入ってきた。
容疑者はどうやって犯行現場まで行ったの?
五福に住んでいる前田容疑者は、犯行現場の池多駐在所までは自転車で行ったと考えられている。
池多駐在所から200mほど離れた集落で、カゴに鞄が入ったままの放置された自転車が見つかっており、前田容疑者がその自転車で来た可能性もあるとして調べられている。
容疑者が在籍する富山大学の対応
25日午後、学長名のFAXで次のような内容を発表している。
このような事案が発生したことは誠に遺憾。事実関係の把握に努めるとともに、今後、このような事件が発生しないよう、学生指導に十分配慮し再発防止を図りたい。
近隣の学校や小学校の対応
今回の事件が起こった池多駐在所の近くには、「池多小学校」や「池多保育所」などがある。
池多小学校は、通学路の巡回や保護者の送迎など、池多保育所は出入り口を一時的に閉鎖し待機などの対策をとった。
奥田交番事件の時は富山市の小中学校が休校、犬島の拳銃発砲の時は周辺の学校が休校になったが、今回の事件で休校などはない。
富山県の対応の具体策
富山県の石井知事は、1月25日に緊急の会見を開いた。
今後は交番相談員のいない富山県内の3つの交番への相談員の設置を急ぐことや、今回のような相談を装った襲撃者を防ぐために交番にスイングドアの設置などが行われるようだ。
2019年2月6日に鑑定留置
富山地検は2019年2月6日に、富山市五福の富山大学の学生「前田将輝(まえだ まさき)容疑者(22)」を強盗殺人未遂などの疑いで送検された男を鑑定留置した。
2/6から5/10までの3ヶ月余り、医師などが精神鑑定などを行い刑事責任能力の有無や程度を調べる。
Yahoo!地図の防犯マップで防犯対策
僕自身、今年6月の交番襲撃発砲事件のさいにちょっとでも安全に気をつけようと、Yahoo!地図の防犯マップの記事を書いた。
でも本当にヤバい事件は、その周辺住民への配慮なのかわからないが消されるっぽい。
気休め程度だけど、防犯のための情報として一応見ておいて損はない気はしている。
まとめ
2019年1月24日に起こった「富山市池多駐在所襲撃事件」の情報をまとめてみた。
富山市民としてちゃんと情報を把握しておきたいのと、こんな事件がもうどこでも起こって欲しくないって想いが強い…。僕と同年代の親は、子どもの安全を考えるとやはり不安なはずだ。
今回色々調べて見て一番気になったのは、容疑者の動機の部分。
奥田の交番襲撃事件の島津容疑者の動機は北日本新聞のニュースを見てみてもまだ明らかになっていないが、今回の事件は「拳銃を奪い、自殺する」というもの。
「ただの自殺ではなく、人を傷つけて拳銃を奪ってまで自殺したい」ってなると、人としての問題だけでなく「今の社会」に何か問題があるんじゃないかと思えてくる…。
個人的には何かの事件は、少なからず「世の中の流れ」の影響から起きていると思っている。
僕も正直、就職のときは精神的にかなりキツかった記憶がある。一般の道からちょっと外れても大丈夫、何か失敗しても大丈夫ってくらい、許容力のある世の中になってほしい。精神的にキツいときって絶対あるから、そんなときに気軽に話して楽になれる相手やサービスもあるとよい。
でも、内定も決まっていたようなので全く別の悩みがあったのか…?
多様性のある社会によって、こんな悲しい事件が世の中からなくなるといい。
また巡査部長やその他関係者の方の無事を祈る…。
▼2019年2月7日に射水市北野で殺人事件が発生してしまった…