2016年、第95回全国高校サッカー選手権大会。
富山県代表の富山第一高校は、1/3の14:10から等々力陸上競技場で大阪代表の東海大仰星高校と、ベスト8をかけて3回戦を戦った。
1/3(火)の15:00から北日本放送(KNB)でテレビ録画放送された。
結果は、0-2で敗退…、残念ながら今年の富山県の高校サッカー選手権はここまでとなった。
3回戦の試合内容
前半9分に大阪代表の東海大仰星高校のゴールで先制を許す。その後も攻められながらなんとか反撃を機会を待つ。
後半は攻めるための選手交代をして、1点を奪いにいく体勢を整える。しかし、後半26分に左サイドからの相手のシュートを防ぐために、DF2人が身を投げ打ってスライディング。そのシュートが運悪くスライディングしたDFの手に当たり、PKで追加点を許してしまった。
その後も最後まで、あきらめずに頑張ったが届かず…。残念ながら敗退した。
全体的に、東海大仰星の方が試合を有利に進めていた。もしかしたら前の試合で辛くも勝利した東海大仰星と、余裕のある点差で解消した富山第一、その精神的な違いが出たのかもしれない。
高校サッカーは、メンタルも部分が大きく、勢いが試合の結果に大きく左右する。それが面白い。
だから今回の結果もある程度は仕方がない。最後まで一生懸命な姿を見せてくれただけで、富山県民としては十分だ。
『富山第一vs東海大仰星ハイライト動画』
これまでの対戦
富山第一高校と東海大仰星、それぞれのこれまでの対戦結果は次のとおりです。
富山第一高校
1回戦シードで、2回戦は沖縄の那覇西高校とニッパツ三ツ沢球技場で対戦。
前半6分のラッキーなオウンゴールで勢いづき、前半23分、33分と立て続けに2点を追加。後半14分にも1点を追加、後半36分に強烈なフリーキックで1点を返されたが、そのまま勝利。
前半3-0、後半1-1、トータル4-1で危なげない勝利だった。
『富山第一vs那覇西のハイライト動画』
東海大仰星高校
1回戦は、ニッパツ三ツ沢球技場で藤枝明誠高校(静岡)との対戦、前半23分にフリーキックからヘッドで合わせて先制。後半8分にはフリーキックを直接入れられ同点とされるも、その1分後に勝ち越しゴールを奪った。後半27分には相手のPKで危ない場面もあったがキーパーの好セーブで死守。そのまま2-1(前半0-1、後半1-1)で勝利。
『東海大仰星vs藤枝明誠ハイライト動画』
2回戦は、ニッパツ三ツ沢球技場で鹿島学園(茨城)との対戦。後半40分とギリギリのゴールで、1-0(前半0-0、後半1-0)で勝利。
『東海大仰星vs鹿島学園ハイライト動画』
まとめ
高校サッカーは、年々レベルが上がっていっていて見ていて面白い。プロではほとんど見られないロングスローが、どのチームでも必須の要素になってきていたりもする。
でもやはり精神的な起伏が激しく、2点差あってもどうなるか分からない感じがとても面白い!
今となってはまるで夢のようだが、富山県としては初、第92回全国高校サッカー選手権大会で全国制覇を果たしたこともある富山第一高校。
私立高校の財力でw、今大会も新しいデザインのユニフォームで登場。今はどんどんおしゃれになっているが、僕の中ではシンプルな紫色のユニフォームがとても懐かしい。
最近の富山第一高校は、県内では苦戦するものの全国大会では安定して勝利をする。シードで迎えた2回戦は4−1と快勝。
今年はどこまで勝ち進むのか楽しみだったが、残念ながら3回戦で東海大仰星に0−2と敗れた…。
でも本当に最後まで諦めずに走ったし、戦ったと思う。とてもいい試合だった。
選手、控え、監督含め、富山第一高校サッカー部に関わる全ての皆さん、お疲れ様でした。楽しい試合を見せていただき本当にありがとうございました。