2019年4月13日に富山県美術館で開催された劇場アニメ『君の膵臓をたべたい』の試写会に行ってきた!
4/3の映画アニメ『君の膵臓をたべたい』通称キミスイ のBlu-ray&DVD発売を記念して開催された試写会。
約200名の抽選だったのだが、僕と甥っ子が当たったので見てきた☆
試写会当日は牛嶋新一郎監督とヒロイン山内桜良役の声優Lynnさんのトークショーもあり、そこだけでしか聞けない見どころの話も聞けた☆
富山県美術館で開催された劇場アニメ『君の膵臓をたべたい』の試写会実際にどんな感じだったのかまとめてみた!
『君の膵臓をたべたい』とは?
原作 住野よる氏による人気青春小説。
住野よる氏によるデビュー作品で、2016年「本屋大賞」2位、「ダヴィンチBOOK OF THE YEAR」2位など。
さらに2016年12月には第3回「Yahoo!検索大賞 カルチャーカテゴリ 小説部門賞」も受賞している。
「キミスイ 」と略称で呼ばれ、実写映画化、漫画化などもされている。
【原作】住野よる
【原作イラスト】loundraw
【監督】牛嶋新一郎
【キャラクラーデザイン】岡勇一
【美術監督】小川友佳子
【アニメーション制作】スタジオヴォルン
【配給】アニプレックス
【主題歌】sumika
キミスイと富山の関係は?
なんで富山県で試写会を開催し、わざわざ牛嶋監督とリンさんがトークショーをしにやってきたのか?
それは…
富山県がロケ地だから!
実際にアニメを見てみると、明らかに知ってる景色がかなり出てくる!
劇場アニメ「キミスイ 」は作品自体もかなり面白いけど、富山県民なら見知った風景が出てくるという点でも楽しめる☆
劇場アニメ『キミスイ』のロケ地マップ
- 高岡駅前(高岡駅)
- ウイング・ウイング高岡
- 万葉線 末広町電停
- 高岡市民病院
- JR氷見線 能町駅
- 二上山(守山城跡)
- 松太枝浜海水浴場
- 雨晴海岸
- 新湊大橋
- 内川(川の駅新湊)
10ヶ所も富山、主に高岡が舞台設定として使われている。
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万葉線のアナウンスはキミスイ声優陣 !
全然知らんかったけど、万葉線の車内アナウンスがキミスイの主役とヒロインの声優さんになってるんだね☆
高岡駅→越ノ潟は「僕」役の高杉真宙さん、越ノ潟→高岡駅は「山内桜良」役のLynnさん。
富山が劇場アニメ『キミスイ』に使われた理由
監督の牛嶋新一郎氏が、富山を舞台として作品内で使った理由について説明してくれた。
福岡が出てくるのは分かっていた。それとコントラストになる町が欲しかった。それは住んでいてホッとする町が良かった。
自分が帰ってきたと思える町ってなんかないかな?と考えたときに、母方の実家で幼少期よく遊びに来た高岡の町が思い浮かんだ。
自分が感じるノスタルジックな雰囲気は、実は誰でも感じるのではないか?と考えて提案。
監督がロケハンできたのは2016年の夏。ロケハンのリストが多すぎて、一ヶ所数分くらいでしか見られなかった。
雨晴海岸は使うかどうか決めていなかった
雨晴海岸についても牛嶋新一郎監督は話していた。
雨晴海岸は使うかどうか決めていなかった。
主人公の「僕」とヒロインの「桜良」、2人が近づくシーンをどう作ろうか考えていた。
さくらが女子になるシーンにしたいと考えて、それは綺麗なところでが良かった。
雨晴海岸のシーンは本当に綺麗で、まさに桜良が女の子になるシーン☆
アニメ内だとかなりいい演出が入って、実際にもロケ地巡りをしたくなってくる!
試写会当日の『キミスイ』の展示物
富山県美術館で開催されたアニメ『君の膵臓をたべたい』の試写会。
その会場ではキミスイに関するちょっとした展示がされていた。
劇場アニメ『君の膵臓をたべたい』の山内桜良役のリンさんと、僕役の高杉真宙さんのサイン。
これは原画だったのかな?…
あんまり詳しく見んかった…↓
アニメ『キミスイ』のブルーレイ&DVDのジャケット。
共病文庫にかかっていたブックカバーなど。
このブックカバー売ってたら買う人結構いそうだけどなぁ…。
アニメ『キミスイ 』試写会のプレゼント
試写会の参加者には、キミスイのクリアファイルとロケ地マップが渡された。
アニメ『キミスイ 』の注目ポイント!
アニメ『キミスイ』の試写会後の牛嶋新一郎監督とリンさんのトークショーで、もう一回見たくなるような話をいくつかしてくれた。
- 光の使われ方
- キャラクターの仕草
- 声優さんの声
光の使われ方
牛嶋監督は、アニメ内で光をかなり工夫して使っているそうだ。
例えば雨の中「自分で選んでここに来たんだよ」というシーン、ここでは車のライトが顔に一瞬当たる。最後のシーンでも電車のライトが顔に当たる。
アニメで人の感情の動きを表現するのが難しいので、そういった演出でさりげなく光を利用したりしているようだ。
光に注目して見るとさらに楽しめそう☆
キャラクターの仕草
『キミスイ』の作品内のキャラは、かなり細かく性格などが設定されている。
ちょっとした仕草などから、「この子はこういう性格」ということが分かるようになっている。
例えば、桜良がカフェに入るときにはドアを押さえない。そういったちょっとしたシーンに桜良というキャラの性格が現れる。
キャラのちょっとした仕草や行動に注目してみると発見がありそう☆
声優さんの声
声優は、声で演技をする仕事。
桜良の母役の和久井映見さんは、「私が泣いていても、それが声に表れないとなんの意味もないんですね。声のお仕事って難しいですね」というようなことを話していたそうだ。
俳優や女優などは、自分が泣くとそれが映像として残るので何も喋らなくても表現ができる。
でも、アニメは表に出てくるのはキャラクターボイス(CV)さんの声のみ。身振りも手振りもなにも見えない。
確かにその通り!声優陣の声により注目するとキャラのちょっとした感情をより楽しめそう☆
試写会トークショーで聞けた裏話
試写会での牛嶋新一郎監督とLynnさんのトークショーでは様々な裏話を聞けたのだが、とりあえず3つピックアップしてみた。
アニメを見ているだけではなかなか分からない裏事情は聞いていると、結構面白い☆
ヒロイン桜良の好きなところ
【リンさん】
私自身はどちらかというと「僕」よりで、積極的なコミュニケーションなどが苦手。それを上手にこなしている桜良に憧れがあるし、見栄を張っているような部分も分かる。そういった身近な女の子に感じられるところが好きなところの一つ。桜良役をやってから、自分自身もちょっと変わってきた。
【牛嶋新一郎監督】
まず声がLynnさんだというところw ヒロイン桜良には少なからず僕自身が好きな女の子が反映されている。可愛いからという理由で、男の子の前でも薄着でいるような感じが好き。
原作 住野よる氏と牛嶋監督でどんな話をした?
住野よるさんは、キャラクターに関して相当しっかりした設定とこだわりがあった。
原作小説をアニメ化にするときに「削る作業」が発生する。その一つにキャラのセリフを削ったりするのだが、住野よるさんは語尾などの言い回しなどをすごく細かくやり取りをした。
桜良の親友 恭子役の藤井さんの話
藤井さんは徹底的にキャラに入り込んで演技をする人。役になりきっているので、私(リンさん)を見て「桜良がまだ生きてるぅ」と話していたそうだw
最後の方は、本当に「僕」役の高杉さんのことを嫌いになりそうになった。でも高杉さんはいい人だから、なるべく話さないようにしていたそう。
原作小説にはない劇場アニメだけの表現!
アニメ『君の膵臓をたべたい』の感想
まず、想像以上に良かった!!
いや、正直いって漫画で読んだことすら忘れてアニメ見に行ってた…。でも、最後の方とか普通に泣いちゃった…。
細かい映像描写や富山の風景、素晴らしい演出で、かなり入り込んで見ることができた。
まだ漫画だけで原作を読めてないけど、漫画よりもアニメの方が僕は好きだった。
キミスイ試写会の感想
Lynnさんがビックリするくらい美人だった!w
声優さんってあんまり表に出ないイメージがあったけど、女優でも全然やっていけるくらいの美しさに衝撃を受けた…w
新潟県出身らしいけど、あんな綺麗な人って実在するんやなぁ…
まとめ
劇場アニメ『君の膵臓をたべたい』のBlu-ray&DVD発売を記念した試写会。
たまたま当選したから見に行ったのだけど、想像以上に面白い体験ができた!
『キミスイ』の作品自体が面白いのはもちろん、トークショーの内容も良かった☆
劇場アニメ『キミスイ』をまだ見てない人は、一回見ても損はしないはず!特に高岡に詳しい人は絶対楽しめるはず♪
僕はとりあえず原作小説を読み直してみる!