行こうか迷ったとき、ちょっと行くのが嫌なとき、思いきって行ってみると楽しいことが待っている法則。
フェイスブックを見ていると、元島生君が富山を去るとの書き込みを発見!3/31(土)17:00~、高岡のひとのまで「さよなライブ」をやるというではないか。
元島君とは、2年ほど前に砺波の呑み会の席で初めて会った。まぁ、普通の人ではないのはその雰囲気からすぐ分かったw 僕は基本的に変な人が好きなので、一瞬で「あぁ、なんかこの人はいい感じの人やな」と思ったのを覚えている。
この日は大沢野でフットサルやって、島田食堂でガッツリ食って、疲れ果ててたので、正直行こうか迷ったんだけど、最後の機会なので頑張ってひとのままで車を走らせた。
すると、最初に書いた法則が発動!
元島くんの歌だけでなく、マツバラーズの生歌まで聞くことができたのだ。行って良かった☆
「ひとのま」と元島生くん
元島って誰?
って人がほとんどだと思うので、簡単に説明。
「コミュニティハウス ひとのま」は、高岡の瑞龍寺のすぐ前にある一軒家。ここは誰もが通えて、講座や企画を自由に行える、繋がりあえる、そんな場所。
その場所を立ち上げたのが、宮田凖さんと元島くん。
北陸中日新聞などや、TVでも取り上げられているので、知っている人は知っているかも。でもこの場所は本当によく分かんなくてw、簡単に説明できる場所ではないので、もっと興味のある人は下の記事を読んでみて。
元島くんは、熊本出身なんだけど2011年から富山で様々な活動を行っていた。
詳しいことは全然知らないんだけどw、僕は意外と元島くんの持ってる雰囲気とか歌が好きで、たまにライブなどがあると聞きに行ったりしていた。同い年だったという点も、共感した部分が多かった要因だったんだと思う。
元島生くんの良さ
画像引用:元島生HP
元島生くんの良さは、この写真が全て物語っているような気がする。でもあえて言葉にするなら、その人あたりだとか飾らない正直さとかなのかなぁと思う。
僕の知ってる元島くんは、ガリガリに痩せてて、いつも笑ってて、浮浪者みたいな人w
称号はニートの親玉。何回目かに会ったときに「浮浪者に間違われて、警察に事業聴取された話」とかをしたのを覚えてる。
見栄やプライドで着飾ったなんとなく信用できない大人が多いこの社会で、この人は本当のことを言う人なんだと思わせてくれるのが元島くんの魅力。この日もすごく大勢の人が集まっていた。
さらに詳しく知りたい人は、元島生HPというのがあったのでそちらを参考に。
元島くんの歌
元島くんの歌には、「死」とう言葉がよく出てくる。
普通の人はあまり口に出さない「死」が、歌詞にどんどん出てくる。この日歌った歌も、その半分以上に「死」というワードが出てきたw
すごくいい声で、「死」の入った曲を歌う点も僕は気に入っている。
今回買った元島くんのCDの中に入っていた紙にも、「僕の唄にはよく死が出てくる。僕自身にも、それがなぜなのか分からない」とかかれてあった。
僕も「死」というものをすごく意識していて、元島くんには「死」の危うさと、それに反する「生」を感じてしまう。
元島くんの歌は、基本的に暗いんだけどw、その声と歌詞が結構好き。
『分かりたい』は、僕が好きな曲の一つ。聞いたことがない人は、ぜひ一度聞いてみて欲しい。『あと一杯のウイスキーで』もかなりイイ。
マツバラーズ
マツバラーズは、松原マブ(うた)と松原タツミ(ギター)によるアコースティックユニット。
僕は一回も生で聞いたことがなかったんだけど、以前「山町茶屋で夜音茶屋クリスマスライブ!マツバラーズ,元島生,ichiが出演」のイベント記事を書いていたときに知った「うたをうたう」という曲が気に入って、YouTubeでリピートして聴いていた。
この日、マツバラーズが来ることも知らなかったし、ここで生の「うたをうたう」を聞けるとも思ってなかったので、2人が現れて「うたをうたう」を歌い出したときは久しぶりにちょっとテンション上がった☆
初めて生マツバラーズを見た印象は、2人ともめっちゃいい顔してる!ってこと。
元島くんは根元に暗い匂いがするんだけどw、マツバラーズの2人は根元から明るい感じでめっちゃイキイキしてる☆この2組の対象がなんかイイw でも両者ともに心から音楽が好きなのが、見ているだけで伝わってくる。
マツバラーズのタツミくんは入善で農業もしているらしく、機械の整備で腰を痛めたと言っていた。直接話す時間はほんのちょっとしかなかったんだけど、その日常感と2人の笑顔は「この人たち絶対いい人や」って一瞬で分かるほどだった。
本当に好きなことをやっていると、人ってここまで笑顔になるんだなぁ。マツバラーズの笑顔は、周りも明るくする笑顔。
というか、俺、人間不信なんかな?w
マツバラーズの唄は、心が入っていて本当に心からいいと思える。知らない人は一度聴いてみて!
ひとのまバンド
最後は、ひとのまバンド。これがまた、ひとのまっぽくて良かった。
小春ちゃんの声も素朴でとてもいいし、女の子のギターもカッコいい。なにより、ひとのまに関わる人の「生きてる音」な気がしてちょっと感動した。
音は小さくてあまり聞こえんけど、そのときの様子がYouTubeにアップされてた。ひとのまの雰囲気は伝わってくる。
今回購入した元島生のCD
富山最後ってことなので、なけなしのお金で元島くんのCDを購入した。
CDを買ったのなんて、中学生ぶりな気がする…。
でもこのCDは、メジャーなCDとは全然違っていてそれが良かった。
それぞれのCDの歌詞カードに、元島くんの言葉書いてあるのだ。日常の中で感じにくい、忘れがちだけど本当は大事な何かを伝えるような文章が書いてある。気に入った曲があればネットでワンクリックですぐ購入できてしまう現代において、忘れてしまった暖かさのようなものがある。
もちろん音質などはプロのCDに比べると劣るが、それを差し引いても人間味があっていいCDだと思う。買って良かった。
もしちょっとでも欲しくなっちゃったり、他の曲も聞きたくなっちゃった人は、元島生HPに色々載ってるので覗いてみてね。
まとめ
元島くんが富山から去ってしまうのは、なんだか寂しいし、富山においての損失だと思う。
元島くんとは、そこまで頻繁に会ってないし、まだめちゃくちゃ仲良いってわけでもないんだけど、今回富山を去ると聞いてそんなことを思った。
企業もそうだけど、富山も人でできている。
もちろん出入りはあって、それが当たり前なんだけど、人財ということへの意識はもっと持っておくべきなんだろうなぁ。
とてもいい人と、とてもいい歌と音楽を聞けてめちゃくちゃいい1日だった。
人と音、その繋がりって想像以上に大きいのかもな。
元島くん、またどっかで会いましょうw マツバラーズ、また聞きに行きます☆