温泉に入って、
友人たちとお酒を呑んで、
野菜などの食料を買って家に帰る。
こんな生活を贅沢だと思わないだろうか?
富山県立山町のグリーンパーク吉峰にある温泉「ゆーランド」では、高齢者がまさにそんな暮らしをしていた!しかもほとんどお金を使わずに…
これは確実に、田舎の富山県が都会に負けない良さの1つ。立山吉峰温泉ゆーランドを再び訪れて本当に実感した。
立山町の高齢者の生活の一部に入り込んでいるこの施設は、本当に商売上手。
グリーンパーク吉峰
グリーンパーク吉峰は、富山県立山町にあるアウトドア施設。
山の高台な敷地を利用して、宿泊・温泉・喫茶店・土産物屋・バーベキュー・コテージ・オートキャンプ・パークゴルフ・大型遊具などの設備が揃っている。
その中の施設の一つが立山吉峰温泉ユーランドだ。
立山吉峰温泉ゆーランド
立山吉峰温泉ゆーランドは、敷地内に湧き出た温泉を利用した天然温泉。
疲労回復・神経痛・関節痛・冷え性などに効果が期待できる、無色透明の単純泉。浴場には4種類の風呂(薬湯・熱めの湯・温めの湯・露天風呂)があり、サウナなども揃っている。
今まで、日曜の15時頃と16時頃に行ったのだが、両日とも駐車場はほぼ満車だった…。
風呂場までの通路など、基本的に建物の中はかなり綺麗だ。
立山吉峰温泉ゆーランド|料金
大人(中学生以上)610円(団体550円)
小人(3才~小学生)310円(団体)280円
※団体は10名以上
大人回数券11枚つづり6100円
第3土日は、子供(小学生以下)無料
JAF会員とモンベル会員は10%割引
前回来た時とは券売機が変わっていた。
そして「JAF会員」と「モンベル会員」は、なんと10%割引。
610円の入浴料が、550円と60円引になるのは地味に嬉しい☆ 毎日行くような人にとっては特に嬉しいポイント。
立山吉峰温泉ゆーランド|野菜や服なども買える
温泉に入るだけの施設だったら富山県内にたくさんある。
だが吉峰温泉ゆーランドのユニークなところは、野菜が買えることだ!温泉の受付の横に普通に野菜販売所がある。聞いたら毎日開催しているらしい!
温泉と野菜販売所ってありそうでない組み合わせw
これはすごい便利! 温泉に入りに来たついでに、新鮮な野菜を買って帰れる。しかもその大半がスーパーで買うよりも安い。
そして売店では、服やパン、おこわなどの商品も売っている。
スーパーなどが近くにない吉峰温泉ゆーランド周辺地域の人にとっては、ありがたいサービスなのではないだろうか?
さらに宿泊もできる施設なだけあり、宴会も可能。友達と集まって温泉に入って宴会ってのも贅沢でいい。
立山吉峰温泉ゆーランド|食堂と休憩室
1回目に行ったときは全然気づかなかったんだけど、2回目に訪れたときに立山吉峰温泉ゆーランドに立派な食堂と休憩室もあったことに気づいた!
休憩室兼食堂。この写真の手前部分にも畳の上がりになっている休憩室は続いていて、たくさんの高齢者が寝転がったり、お茶をしていたりとくつろいでいる。
大勢の高齢の方がリラックスしてそれぞれの時間を過ごしている光景が、この立山吉峰温泉がいかに立山町の人々の生活に密着しているかを物語っていた。
食堂のメニューと料金
うどんやそば、ラーメン、カレー、定食といった一般的な食堂メニューが手軽な料金で味わえる。
立山ポーク丼は立山の名物なのだろうか、ちょっと気になった。立山コロッケってのもある。
ビールとおつまみもしっかり揃っているので、温泉上がりに友達や家族と一杯ってのも贅沢な休日の過ごし方だ。
休憩室と食堂の営業時間
食堂と休憩室は24時間営業しているわけではない。
食堂の営業時間は、11]00~14:00。
休憩室の利用可能時間は、10:00~20:30(19時以降は右側広間のみ)。
立山吉峰温泉ゆーランド|アクセス
富山県内の方はもちろん車で来ることが可能なのだが、近隣の方は立山町営バスも利用できる。
基本的には片道大人200円。65歳以上の方は一ヶ月定期券が1500円。
まとめ
キャンプやパークゴルフなどのアウトドア施設は、田舎に行けば結構ある。これらは基本的に、遊んで宿泊するというのが狙いだ。
だが立山吉峰温泉ゆーランドのお客さんは、僕が見る限りほぼ高齢者。観光客が大勢宿泊している感じもあんまりしなかった。それでも駐車場にはたくさんの車が停まっていて、食堂や休憩室、温泉にも大勢の人がいた。
日常生活の一部として利用されているのではないだろうか?
歳をとって運転も危なくなってきた。でもずっと家にいるのは気が滅入る。そこで町営バスで温泉へ出かける。定期券を買えば一ヶ月たったの1500円だ。温泉に入って、野菜などの必要な食料を購入して、食堂でご飯を食べて休憩して帰る。
友達ともゆーランドで話ができるし、ゆーランド友達もできる。バスで来ているから話が盛り上がれば、気軽に酒を呑んで帰れる。
必要なお金は温泉代610円と食料購入費用と食堂などの飲食代だけ。これはすごく贅沢な老後生活なのではないだろうか?
土地の価格がそこまで高くない富山県という田舎、そして広い土地と温泉がある立山町だからこそできる安くて贅沢な暮らし。このレベルの生活を都会でしようと思ったら、いったいいくらかかるのだろうか?一般庶民の収入ではまず不可能だろう。
自然、温泉、食事のコスパを考えると、田舎の方が贅沢な暮らしができる。
立山吉峰温泉ゆ〜ランドのように、その土地の人々の生活を考えて便利に利用できる施設は、しっかり機能すればめちゃくちゃ強い。利権や儲けにとらわれて誰も利用しない変な施設にならずに、長いことあり続けて欲しい。
まだ行ったことがない人は、一度行ってみてはどうだろう?たぶん帰りに、受付前の野菜売り場で新鮮な野菜を買って帰りたくなるはずだw