2023年は開催予定
2020年、2021年と2年連続新型コロナウイルスの影響で中止でしたが、2022年から開催。2023年度も開催予定ですが、詳細はまだ明らかになっておりません。過去の情報ですが、大枠は同じなので参考にしてください。
富山市で本場の鵜飼ショーが見られる「売比河鵜飼祭」。
匠が鵜を巧みに操り、魚 (あゆ)を獲る鵜飼い漁といえば、岐阜県が有名です!
岐阜に行かないと見られないと思っていたのですが、「富山市の婦中町で見られるイベントがある」という情報を入手しました。
本場岐阜の鵜飼ショーが見られるイベント「売比河鵜飼祭(めひかわうかいまつり)」の様子をまとめてみました!
日程 | 2023年5月20日(土) |
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時間 | 17:00~ |
場所 | 富山イノベーションパーク横 |
問合せ先 | TEL:076-465-2494 |
サイト | 売比河鵜飼祭 |
住所 | 富山市婦中町島本郷 |
売比河鵜飼祭(めひかわうかいまつり)とは?
鵜飼いは、鵜 (う)を使って鮎などを獲る漁法の一つ。
鵜飼祭は「奈良時代の越中国司、大伴家持が神通川(古名・売比河)の鵜飼い漁を題材にした和歌を詠んだ」との故事にちなんで開催されるイベントです。ダンスや万葉集の朗詠などが見られるお祭りで、2019年で22回目となる歴史のある恒例イベントでもあります。
富山市の神通川は、売比河(めひかわ)の他に、鵜坂川(うかさがわ)とも呼ばれていたため婦中鵜坂で開催されるようになりました。
開催者は地元の実行委員会。これだけ長くイベントを継続しているのはすごいことなので、見に行ったときは感謝の気持ちを込めて楽しみましょう!
会場マップ
売比河鵜飼祭の会場は、婦中町のイノベーションパーク横の川(田島川)って結構狭い場所です。
この田島川に小船を浮かべて、鵜匠が鵜飼漁をします。
売比河鵜飼祭は夜の開催ですが、次のようにすごく見やすい工夫がされています。
- かなり近い位置で見られる
- 100mほどを2往復してくれる
そこまで混んでいるわけではないので、かなり間近で見られるのがポイントです。
そして長い距離をゆっくりと2往復して見せてくれるのもありがたいです。
こういうイベントは1回しか観るチャンスがなくて最初の場所取りにミスると全然見えなかったりしますが、売比河鵜飼祭の場合は2往復もしてくれるので計4回見るチャンスがあります!
売比河鵜飼祭の会場へのアクセス
売比河鵜飼祭の会場へのアクセス方法は大きく分けて2つです。
- 車
- 電車(JR高山線)
車
売比河鵜飼祭会場近くのイノベーションパーク内に無料駐車場が設けられています。
誘導員がいるのでそれに従って車を停めましょう!
電車(JR高山線)
売比河鵜飼祭の会場は、JR高山線の鵜坂駅から徒歩5分と近い場所にあります。
電車と歩きで行くと、渋滞を避けられるしお酒も呑めるのでオススメです
電車の時間を調べるときは、NAVITIMEのアプリを使うと便利です。
イベントスケジュール
売比河鵜飼祭は、オープニングからダンスや三味線など様々な出し物があった後に鵜飼ショーが始まる流れです。
17:00~
オープニング
さんさい踊り
17:10~
開会セレモニー
17:35~
津軽三味線
18:05~
ダンス
18:20~
座敷鵜飼
18:40~
バンド演奏
19:30~
浦安の舞
19:40~
越中古さんさい踊り
20:00~
鵜飼漁実演
20:30~
フィナーレ舞台花火
20:40~
終演
売比河鵜飼祭|会場の様子
売比河鵜飼祭の会場となるイノベーションパーク近くの田島川沿いには、10軒ほどの屋台や露店が立ち並びます。
土手沿いに座って見物する人も結構いますが、土手を歩く子ども達が滑って座っている人に足が当たる場面を何度も見かけました。
土手の上にはテントが張ってあり、そこにはテーブルと椅子があるので、高いところからゆっくりも見られるようになっています。
屋台や露店
売比河鵜飼祭には、唐揚げや、くじ引きなど、一般的な屋台や露店が10軒くらい並んでいます。
型抜きの露店て最近あんまり見かけないので、すごくやりたかったのですが今回は我慢しました。
型抜き
澱粉、砂糖、ゼラチン、香料などで作って色づけされた板状の菓子に描かれた動物や星、桜などの型を針や爪楊枝などを使い、くり抜く縁日の遊戯である。 型を割らず上手にくり抜くことができれば、景品がもらえる。
型抜きは1枚100円くらいで挑戦できて成功すると難易度によってお金がもらえるので、子ども達は結構夢中でチャレンジしています。
売比河鵜飼祭の混み具合
売比河鵜飼祭は、想像していたよりも混んでいます。
道が狭いせいもあるけど、屋台や露店行列ができている部分などはスムースに歩けないほどの人混みです。
しかし一番混んでるエリアでも「山王祭」に比べれば全然マシだったので、「ちょっと混んでる」くらいの感覚でいれば間違いないです。
売比河鵜飼祭の客層
川沿いの鵜飼漁が見える位置に座っているのは、大人や高齢者。
道沿いに立ってたり、座ってゲームをしてるのは、小学生〜中学生と思われる子ども達。
町内の祭りに鵜飼漁があるようなイメージが近いです。
売比河鵜飼祭|鵜飼漁の様子
実際に鵜飼漁を見せてくれるのは、木曽川うかいの鵜匠と鵜です。
このイベントのためにわざわざ岐阜から来てもらっているとのこと。
売比河鵜飼祭で見られるのは、次の2つの鵜飼漁です。
- 川舟漁(かわふねりょう)
船からかがり火を吊り下げて川面を照らしながら行う漁。 - 徒歩わたり漁(かちわたりりょう)
川沿いを歩きながら行う漁。
木曽川うかいの女性鵜匠
何のテレビで見たか忘れたけど、たぶんそのときに出ていた女性鵜匠が来ていた。
鵜飼漁(川舟漁)の様子
川舟漁は、かがり火がすごいいい感じで見ていても画になる!
田島川の川幅が4~5mと狭く間近で見られるので、写真なども撮り放題。いいカメラを持った年配のカメラマンが結構来ていて、一番前の席でバシャバシャ写真を撮っていた。
僕は最初は土手に座っていて途中から一番前で見たんだけど… 、絶対一番前で見た方がいい!
目の前でバシャバシャ音を立てて鮎を獲る鵜と、それを操る鵜匠とかがり火がすごくいい感じ☆
でも、鵜は黒い?ので、目の前にいてもほとんど見えないw
鵜は獲った鮎を鵜匠に渡しに船に戻ってくるのだが、アユを回収しているのかどうかは全く分からないw 分かるのは「何かやってるな」程度…。
鵜の散歩のような徒歩渡り漁
徒歩渡り漁(かちわたり)を担当していたのは、女性鵜匠。
移動中は、鵜の散歩をしているようでちょっと面白かったです。
最後は花火で締め
鵜飼漁が終わったので帰ろうとしたら、星野源のドラえもんの音楽と共に花火が始まりました。
舞台の製作といい、木曽川からの鵜飼といい、思ったよりもお金がかかってるイベントなんだなぁと実感。
売比河鵜飼祭|過去の情報
イベントの大枠はそこまで変わらないので、2018年度の情報も参考になるはずです。
まとめ
富山市婦中町で毎年開催される「売比河鵜飼祭」の様子についてまとめてみました!
今回は自転車で会場まで行ったのですが、まさか自宅からこんな近場で鵜飼漁が見られるとは思いませんでした。
しかも今年始まったイベントではなく、もう20年以上も続いているイベント。
地元富山で鵜飼漁を見たい人は、売比河鵜飼祭へ行きましょう!