【田舎のめんどくさ】田舎住みの悩み!町内会の活動とかめんどくさすぎ…

田舎に住むなら知っておけ!町内活動、人間関係、隣人関係のめんどくささ...。

田舎に一軒家を購入して、都会から移住したい。

自然の豊かな田舎でのんびりと子育てをしたい。

今の時代、そのように考える人は多いかもしれない。

でも、賃貸マンション暮らしから一軒家に住むと、確実に増えるめんどくささがある…。

それが町内活動だ!

「田舎の温かい人間関係に憧れているので大丈夫」って思う人もいるかもしれないが、甘く見ていると痛い目にあう可能性があるので要注意!

今回は、ちょっと具体的に田舎の町内活動についてまとめてみた。

目次

主な町内活動とお仕事

例えば、富山に一軒家を建てて移り住んだ場合、ほとんどの人が町内会の活動というものに関わることになる。

その程度や密度はその町々で違いはあるだろうが、ゴミ出しや様々な連絡などの活動が必要であるため、必ずといっていいほどある。

具体的にあげると、次のような感じだ。

【全員】
・町内の草むしり
・町内の溝そうじ
・住民運動会
・夏祭りなど
・回覧板

【当番制】
・ゴミ当番
・班長

【会員制】
・老年会、青年会など

【お金】
・町内会費

年に数回一斉にやる掃除系、運動系、祭り系。月に数回の回覧板。

その他、班内で順番に回って来る班長や、ゴミ当番など。ゴミ当番は、瓶や缶を入れるカゴの設置や、ゴミ捨て場の掃除などだ。

あとは、大体〇〇会みたいな集まりがある場合も多い。

実際に出費が必要になるのは、町内会費。その料金は、町内によって異なるが、融雪装置などがあったりすると、その維持のために少し高かったりする。

現役で働いている人はツライ…

年に数回ある掃除や、住民運動会、夏祭りなどは、その時期だけ頑張ればいいのでそこまで大変ではない。

住民運動会なんかは、別に参加しなくても良かったりするはずだ。

意外とめんどいのが、ゴミ当番。

不燃ゴミの日は、朝までにカゴを準備して、ゴミの回収が終わったらカゴをしまわなければならない。

日中仕事に出ていると、夜仕舞うことになるが、仕事帰りで忘れたりしたら最悪だ…。

うるさい人がいると、夜に片付けただけで色々言われる場合がある。

昔の家庭は専業主婦が多かったので、年配の人はその感覚でいる。その世代間の生活感の違いからめんどくささが生まれる。

町内会長決めは地獄…

町内の活動の中で、もっとも地獄なのは班長だ。

というか、班長が集まって決める町内会長だ…

町内には、複数の班があって、その班の中で班長という役割を受け持ちでまわす。

年度のはじめに班長が集まって、その中から町内会長、副会長、書記、会計などの役割分担をする。

想像してみて欲しい、お金ももらえないのに町内会長をやりたい人間なんているだろうか…。

いや、そういうのが好きな人が入れば話は変わるのだが、いないことがほとんどでそれが問題になる。

やりたい人がいない場合にどうやって、その役割を決めるのかってことだ。

学生時代のクラスの学級委員などを決める話し合いを思い出してもらうと、分かりやすいかもしれない。

基本はみんなダンマリ。安パイを切りたい人は、早めに書記などのなるべく楽そうな役割に立候補する。学級委員だけが残って、あとは推薦合戦などが始まる…。

あれと同じことが、いい歳した大人が集まって行われるのだ。人間って結局、大人になっても同じなんだと実感する瞬間。

「誰か手、あげろよ…」「アイツを推薦してやらせてしまおうぜ…」ってなもんだ。

町内会長は大変なのか?

町内会長って、そんな大変でもないんじゃない?

と、僕も思っていたのだが、結構細かい部分で大変なことが多いらしい。

例えば、町内で何か問題があった場合、その発見者から電話がかかってくる。場合によっては、班長を通じて連絡がくる。

山際の電柱に蜂の巣がある。道路が陥没している。公園にゴミが捨ててある。

そのような問い合わせに、全て対応しなければならない。

また会合なんかも出ないといけない。出なかったら、影でグチグチと言い出す人間が必ず現れる。

これ、全部無償。

お金をもらってやる仕事としてなら我慢できる部分もあるだろうが、やりたい人はどれだけいるだろうか?

必ず必要な仕事

家庭内であれば、自分次第で、掃除はしなくてもある意味大丈夫。

でも町内という集団になるとそうはいかない。

町内会費なんかも、町内での施設やインフラの維持のために必要。

削れる仕事や作業ももちろんあるだろうが、今までずっとやってきたことを変えるというのはなかなかにエネルギーがいる。時代背景の違う年代のみんなの同意をとるめんどくささを考えると、そのまま続けた方が楽なのだ。

都会でのマンション暮らしであれば、町内会費も賃貸料などに含まれており、そういった面倒ごとに直面することはほとんどない。

田舎の町内活動というのは、都会がお金で解決している部分を、なるべく住民でなんとかしようとしている活動なのだろう。

だから、こんなの全部なくしてしまえばいい!という簡単な結論には至らない。

もちろんそうしたみんなが嫌がる仕事を率先してやってくれている人がいるから、回っている部分が多分にある。そうした人への感謝は絶対に忘れてはいけない。

悪いことばかりではない

町内での活動がめんどいってことを中心に、まるで悪のように書いてきたが悪いことだけではない。

例えば、子供がいる家庭であれば、町内の夏祭りや花火、住民運動会なんかは、子育ての一環として重要だ。

僕自身、いまだに小さい頃、町内の祭りでやったくじ引きや、住民運動会で友達と遊んだ記憶が残っている。

田舎で子育てをする上で、自分の家庭内だけではできない体験を子供に与えることができるという点は、親として大きなポイントとなるはずだ。

町内活動も仕分けが必要なのでは?

同じくらいの世代だけが集まった新興住宅みたいな町内であれば、問題解決は少しは楽かもしれない。

多くの人が大体同じような家庭環境にあるので、それぞれが大変だということを共有できるから。

でも実際は、独居老人、引退した高齢者夫婦、子育て世代、1人暮らしなど状況や立場は様々。

先ほども書いたように、日中の時間には仕事で動けない、高齢で動くのが困難など、どうしようもない事情がいくつも存在する。

このような場合、もう割り切ってしまってお金で解決するという手段も今の時代必要だと思う。

公民館の運用やゴミ出しなども、民間に任せてしまうとか。

毎年「町内会長誰がやる?」的な、誰もが嫌な話し合いをいつまでも続けるならこの方がよっぽどいいのではないだろうか?

もちろん全部お金で解決するのではなく、夏祭りなどみんなで作り上げた方がいい行事などは残すなどの仕分けをちゃんとして。

そのほとんどが夏祭りと住民運動会に使われる町内会費も、そっちに回した方がよほど町内の人にとって有意義な使い道な気がする。

人間関係は、良さも悪さも

田舎の生活、たとえば富山への移住を考える人は、都会の無機質さに疲れた人や、水や魚などの自然の恵に憧れる人が多いのではないかと思う。

あとは、土地などの安さだろうか?都会で一軒家を買うお金があれば、富山ならその4倍くらいの立派さの家を建てられる。

田舎では、周りと協力しないと生きていけないような雰囲気もあり、町内活動なんかはその代表的なものだろう。

田舎暮らしには「人の暖かさ」みたいなものが望まれるが、それにはもれなく「人間関係のめんどくささ」も付いてくる

田舎生活への憧れだけで移住してくると、密度濃いめの「人間関係」「隣人関係」はトラブルの原因になりがち。

移住前に、絶対に考えておかなければいけない。

賃貸のときの「人間関係」は、引っ越してしまえば簡単に終了させられるが、一軒家の隣人関係は、そう簡単にはいかない。

まとめ

富山の人と、町内の話とかになると、結構盛り上がる。

ほとんどの人が、何かしらの不満を抱えていることがよく分かる。

人との関わりは必要だし重要なことだけど、合う人もいれば、必ず合わない人もいる。

町内の会合に行っても、絶対町内のグチが出てくるし、酒を勧められ話し合いもダラダラと続き、帰りづらいことも多い。

町内の行事への思い入れも人それぞれで、来ない人への文句も出てくる。

最低限のことだけ関わって、面倒なことにはなるべく関わりたくないという想いはすごく共感できる。

町内の問題。

いつの時代もあった問題なんだろうなぁ。

田舎への移住者や、一軒家購入予定者は、そういった部分のリスクもしっかり頭に入れておこう。

富山の賃貸の相場は、こんな感じ↓

田舎に住むなら知っておけ!町内活動、人間関係、隣人関係のめんどくささ...。

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