【無料の名水】石倉町の延命地蔵尊の名水&泉町子宝延命地蔵尊の名水!

富山市石倉町の延命地蔵尊の名水

富山市の延命地蔵尊の名水。

まるでドラゴンボールの超神水を思い起こさせるようなドラゴンの蛇口から湧き出る名水。

立山や上市の山の中ではなく、街中からすぐの所で無料で水が汲める。その効果がすごいらしいという話は聞いていたが、まだ行ったことはなかった。

先日、いたち川沿いの老舗甘味処「山川」にかき氷を食べに行ったときに、偶然すぐ近くにあったのでついでに見物。

富山市の延命地蔵尊の名水について、現地に行って分かったことや由来やご利益についてちょっとまとめてみた。

目次

石倉町と泉町の延命地蔵の水|動画

石倉町と泉町の延命地蔵の水を汲む場所は、実際どんな感じかは動画を見ると分かりやすい!

石倉町の延命地蔵尊の名水

延命地蔵の御手洗水は万病にきく霊水

富山県内・県外?各地からこの名水を求めてやってくる人々が多くいる。

ねず太郎
30分以上見とったけど、自動車・自転車・徒歩で水を汲みに来る人々の流れが本当に絶えんかったな…

昭和61年(1986)に富山県の名水百選、平成20年(2008)に平成の名水百選に選ばれている。

石倉町の延命地蔵尊の名水|場所

石倉町の延命地蔵尊

富山市石倉町の延命地蔵尊の名水の住所は、「〒930-0043 富山県富山市石倉町1」。

いたち川沿い。僕も行って初めて知ったが、あの有名な甘味処「山川」のすぐそば。

いたち川沿いにある石倉町の延命地蔵尊

水を汲んだついでにお参りをしていく人も結構いた。

ドラゴンボールでお馴染み、亀マークのついたオレンジ色の道着を来てる子どもも来てたw(実は上の2つの写真に写ってるw)

石倉町児童遊園地

延命地蔵尊の裏手には、児童遊園地も☆

石倉町の延命地蔵尊の名水|駐車場

特別な駐車場は、用意されていない。

僕が見た限りみんな路駐w それも結構な人が入れ替わり立ち替わり名水を汲みにくる。

どこぞの繁盛店のように、1台分空いたと思ったらまた別の車がやってくる。近所の人と思われる人は徒歩や自転車で汲にきていた。

想像以上の人気スポット!街中から近くて行きやすいってのと、実際にいい水なのが理由だと思われる。

石倉町の延命地蔵尊とは?

石倉町の延命地蔵尊の名水の由来

石倉町の延命地蔵尊には、縁起と由来について詳しく説明した看板(石盤?)がある。

昭和42年7月に、石倉町延命地蔵尊奉賛会が建てたもの。石倉町延命地蔵尊奉賛会とは、地蔵堂まわりの掃除や草とり、防犯カメラの設置などの安全管理をしている団体。

タダで汲ませてもらっているけど、その影にはこのように管理している人がちゃんといるのだ。感謝して汲ませてもらおう。

 

由来と御利益

石倉町の延命地蔵尊の名水のご利益

先ほどの看板は文字も立派すぎてちょっと読む気がしなかったのでw、隣にあったイラスト付の読みやすそうな案内看板を拝見。

160年前に起きた安政の大地震で、常願寺川の泥水が、富山の町に襲いかかった。そんな時に石倉町の晒屋甚九郎が、夢のお告げでいたち川に沈んだお地蔵さんを引き揚げて供養。御仏の御慈悲と霊水が、洪水後の流行り病から多くの人を守って命を救ってくれた。

それから100年後の戦火で、町は火の海となり、一夜で約7000人が犠牲に。焼け落ちた地蔵堂は1年後に再建され、今でも人々を見守っている。

石倉町の延命地蔵尊の名水は、ざっくりとこんな感じの流れで現在に至っているようだ。

 

いたち川とお地蔵さん

いたち川とお地蔵さん

延命地蔵尊の由来と御利益の説明看板の横には、「いたち川とお地蔵さん」という案内看板も。

これまた初めて知ったんだけど、安政5年(1858)の大地震でいたち川が氾濫し多くの人が犠牲になったことを受けて、石倉町だけでなくいたち川べりには数多くのお地蔵さんなどが祀られている。

この看板に上がっているだけでも14箇所ほどもある…。水神社の存在もちょっと気になるところだ。

対岸にある泉町子宝延命地蔵尊

泉町子宝延命地蔵尊の名水

石倉町の延命地蔵尊からいたち川を挟んだ対岸にあるのが、泉町子宝延命地蔵尊の名水

なんの前知識もなく行ったので、両方同じものだと思ってたw 町も違うので、どうやら水の御利益も違うよう?

近くにある由来の看板などを読んでみたが、先ほど載せた石倉町の延命地蔵尊とほぼ同じ。子宝延命地蔵尊との名前がついているので、子宝に恵まれる的な御利益があるのかと思ったが、ちょっと確認できなかった…。

泉町子宝延命地蔵尊の名水の出る場所

石倉町が竜の口から出る水だったのに対して、泉町は鯉の口から出る名水。

泉町子宝延命地蔵尊の鯉の蛇口

ひしゃくも鯉が持ってる。

鯉だけに、恋や子宝ってことなのかな…?

泉町子宝延命地蔵尊の案内看板

近くの説明看板には、泉町子宝延命地蔵尊にまつわる話が書いてある。

いたち川をはさんで2つあるお地蔵さん。石倉町の方が霊験があるように伝えられて、お堂も立派。このような背景から私は泉町のお地蔵さんを贔屓していて、いつも100円のお賽銭を上げてお参りしていた。しかしそれでは具合が悪い気がして、石倉町のお地蔵さんにもお参りしたら気持ちがサッパリした。

というエピソードが書いてあり、なんか人間らしくていい話だなぁと感心した。

裏から見た泉町子宝延命地蔵尊

裏から見た泉町子宝延命地蔵尊。

確かに石倉町のお堂と比べるとかなり小さい。正直、僕も後からお堂あったんだ…と気づいたほど…。

でも、先ほどの話を読むと逆に愛着がわいた。

まとめ

石倉町の延命地蔵尊の名水。

水を汲みにくる人があまりにも多くてビックリした!

今の時代、水なんてコンビニですぐ買えるし、家の水道の蛇口をひねればすぐ飲める。でも、わざわざこの場所まで来て汲む人がこれだけいるってことは、なんだかすごいことのように感じた。

水の豊かな富山県ならではの光景なのかもしれない。

当たり前のようにある水だけど、ほとんど自然災害がなく山も海も近くにあるからこその資源。気づきにくいけど、自然に感謝せんといけんなぁ。

富山市石倉町の延命地蔵尊の名水

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